事業家は大企業をベンチマークせよ 1207
先日、某ベンチャー企業の経営者と「ビジネスを立ち上げる時に、もっと大企業をベンチマークした方が良いよね」という話をしていました。
Webメディアに取り上げられたり、SNSで話題になるのは、資金調達をした国内外のベンチャー・スタートアップ企業が多いですが、日本にはトヨタ自動車・ソフトバンクグループ・キーエンス・ファナックなど、彼らの数百~1万倍の企業価値を持つ会社がたくさんあります。
引用:http://honkawa2.sakura.ne.jp/5440.html
彼らがなぜそこまでビジネスを大きくできたのか、それを支える構造や社会的な背景はなにか、どのような組織を構築し、これからどのようなマーケットに注目しているのか?を研究するのは有意義な時間の使い方でしょう。
大学受験の時に志望大学に合格した先輩たちの合格体験記を読んだり、彼らの勉強法を研究した人は多いかと思いますが、ことビジネスにおいては、志望大学に合格した先輩たち=株式公開を果たした上場企業の先輩たちです。
しかも、日本にある400万の企業のうち、上場企業は4,000社しかいません。確率にして0.1%で偏差値でいうと80ぐらい。東大理Ⅲクラスの最高に頭の良い先輩たちです。
しかしながら、スタートアップの資金調達ニュースや海外のVCがどういったビジネスに投資しているかに詳しい人はたくさんいますが、日本および海外の大企業がどのようにビジネスを営んでいるか、彼らのビジネスの歴史、日々の決算でどのようなことを発表しているかに精通している人はそれほど多くないように感じます。
働き方や意思決定スピードの観点で何かと否定されがちな大企業ですが、もっと大企業をはじめとした上場企業のビジネスについて詳しくなると、ビジネス戦闘力が上がるのではないか、と思った話でした。
最近読んだ中では以下のような本が面白かったです。
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