先人の知恵を学び、車輪を再発明しない 1122

採用をがんばっていくにあたり、最近『人材開発研究大全』を読んでいます。

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800ページ以上ある分厚い本なのですが、採用・育成・研修・OJTなどの組織開発にまつわる研究論文がまとめられた論文集です。

これを読むと、採用面接でよく使われる手法(対面面接、Web面接、適性検査、ワークサンプルテストなど)のうち、入社後のパフォーマンスを予測しやすいものはどれなのか?等の先行研究が紹介されています。

これを読む前は「面接で人を見極めるって無理ゲーだよなー、どうしようかなー」「社内に採用ノウハウなさすぎるな・・」と思っていたのですが、日本中の経営者・人事担当者が同様の悩みを持っていそうです。

が、しかし、数多の先人たちがすでに研究してくれていたのですね・・。ありがとうございます。

わかりやすいところだけ紹介すると

・ワークサンプルテスト、SPIなどの適性検査ツールは入社後のパフォーマンスを予測するのに有効
・「大学時代の充実度」を聞くのは、入社後のパフォーマンスを予測するのに有効
・内定者フォロー施策は、組織への愛着を上げてくれる

などなど。

採用周りのいろいろな疑問に関して、既に先人が研究してくれていたことを、自分たちで必死にPDCAを回して、発見しなくてよかったです。

で、同様の話って他にもあって、事業立ち上げでも、参入する業界でどういうマーケティング施策が有効なのか、その時のCPAやCACがどれぐらいになるのか、スケールを阻む条件などは、少し調べれば出てきます。

これを自分たちで、どのマーケティング施策がハマるのか、ハマらないのかを時間とお金を使って調べ、CPAとCACを明らかにしにいくのは、結構勿体ない。

・書籍やWeb記事、論文を調べる
・知人や専門家に聞く

だけでも、だいぶ時間とお金をショートカットできます。

今回、『人材開発研究大全』からの学びが深かったので、事業運営上、必要になる他の主要な科目も、自分で論文を読んで、先行研究を調べに行こうと思いました。事業運営の主要な科目って無限にあるわけではないので、インプットの投資対効果が高そうだな、と思った話でした。

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