【新作絵本発売！】ユメノシティへようこそ
だいぶご無沙汰しております。皆さまお元気でしょうか、こたです！
ようやく涼しくなって...と思いきや暑い日もあって季節の変わり目は難しいですね...。
長らくお待たせしました。1年ぶりの新作絵本の発売です！！！やった〜！！！！！！
タイトルはズバリ「ユメノシティ」です！！
3作目にして、こた初となるペン画の絵本です。
フレーベル館さんより11/13(月)に発売で、予約は既に始まっています〜！ご予約はこちらのリンクから出来ます👇🏻
そして今回は通常版に加えて限定版も発売しちゃいます！！詳しい情報は10月上旬の続報にて情報解禁するので、限定版が気になるという方はお待ちください〜！とある特典が付いてきます、ワクワク👀
こた最新作、ユメノシティ。
気になる内容はというと...
この物語には絵を描くのが大好きな主人公「ユメくん」が登場します。ユメくんは「ユメノシティ」という空想世界の絵を描いているのですが、描くのに夢中になっているうちにうとうと...気づいたら夢の中へ。
夢の中はそう、ユメくんが描いたユメノシティ。ユメくんは自分の描いた絵の世界に入り込んでしまったのです。
ユメノシティではユメくんがいつも使っている鉛筆が「えんぴつ犬のペンシル」としてユメくんをガイドします。そして2人のドキドキワクワク、ユメノシティ探検が始まります...！
といった感じの内容になっています！！！
「ユメノシティ」は
ユメくんが作った街、
そして夢の中での物語、
さらに夢のある空想の世界、
というトリプルミーニングなタイトルになっています。
物語としてももちろん楽しめる絵本なのですが、緻密な街の道路や線路を自由に辿って遊んでみたり、隠されたモチーフを探してみたり...と色々な遊び要素を入れてみました！そして、ある秘密が隠されていたりもします...。
ユメくんのモデルは僕(こた)です。幼い頃、僕自身も絵を描くのに夢中な日々を送っていました。今でも毎日絵を描いていますが、夢中という言葉を付けるなら幼少期の僕が一番当てはまると思います。
空想の都市を描いていました。幼いながらに自分の妄想を膨らませて「こんな世界があったらいいな...」と、紙の端から思いつくままにのびのびと。
そして自分が描いた世界に入り込んで探検が出来たらどんなに素敵だろうと。
ユメくんにはそんな自分の幼き日の夢を絵本の中で叶えてもらっています。僕だけじゃなくて、この絵本を手に取って読んでくれる子どもたちの夢も叶えてくれたら嬉しいです。きっと幼き日の僕みたいに、のびのびと自分の妄想を膨らませるのが好きな子どもたちがいるはずです。そんな想いでこの絵本をつくりました。
育てたアサガオを描く課題が出て、僕はアサガオが
大きな遊具になってる絵を描きました。
昔から空想の世界を想像して描くのが好きでした。
そしてせっかくならと、幼い頃から描き続けている自分のスタイル「ペン画」で絵本を作ってみました。
原画は度々SNSにも投稿して進捗をお見せしていましたが、とんでもなく緻密です！
全部で12シティを描いたのですが、1シティ目の「ミライシティ」をいきなり張り切りすぎてしまい、基準がそれになってしまって制作がめちゃめちゃ大変でした(笑)
結果的にクオリティを上げることが出来、満足のいく形になったので良かったのですが、フレーベル館の編集者さんを度々お待たせする形になってしまいました...。
そんな中でも温かく見守ってアドバイスなどしてくださり本当に助かりました。フレーベル館さんの皆さんに絵本の完成を凄く喜んで頂けたのが、何よりホッとしました。無事に入稿が出来て良かったです。
絵本の中身を少しお見せしちゃいます！！！👀
緻密でかわいい絵本になったよ〜✊🏻
昔からペン画で空想の都市を描いてきたのですが、しっかりと色を付けたのは今回が初めてでした。いつもは着彩もモノクロで行っています。
なので最初は「緻密なペン画にカラフルな色使いって合うのだろうか...」と思っていたのですが、これが塗り始めてみると相性抜群で自分でもビックリしました。
緻密さはちゃんと残るのですが、カラフルな色使いをするとマイルドな感じになって見やすくなることが分かりました。ペン画の新しい可能性を知ることが出来て、改めて絵を描くことの楽しさも知れた、そんな絵本制作でした。
絵本でももちろん楽しんで欲しいのですが、今回はせっかくのペン画なので原画も見て欲しいなと...
『ユメノシティ原画展』やりたいですね〜
いつになるかは分かりませんが、絶対にやりたいです。生で原画を見てほしい！！！開催する際はお知らせするので、よろしくお願いします〜。
ここからは絵本の事というより、近況報告という感じなのでもしお時間がありましたらお付き合いください〜。
前回noteを書いたのは4月。初個展が終わって大学4年生になったタイミングで近況報告を書きました。もう5ヶ月も過ぎたのかと...あっという間ですね。
この5ヶ月の間、ずっと絵本原画の制作をしていました。ラフスケッチやアイデア出しは1年前から行っていたのですが、しっかりとした制作に入ったのは4年生になってからです。
この期間は絵本がメインだったのですが、5月に僕の人生の中でもとってもビッグなイベントがありました。
それはテレビ朝日の『激レアさんを連れてきた。』という番組に出演したことです。オードリーの若林さんと弘中アナの番組で、僕は「架空の駅を1万個以上考えている人」として出演しました。
番組では幼い頃に描いていた空想路線図、そして今回の絵本にも繋がる空想都市の絵を紹介して頂きました。
初めて地上波のテレビ番組からオファーを受けて出演したのですが、激レアさんというのが何とも感慨深いです。番組はもちろん昔から観ていたのですが、僕は長らく若林さんのファンでラジオももう何年も毎週リアルタイムで聴いています。いわゆるリトルトゥース(オードリーのオールナイトニッポンでのリスナー愛称) です。
もはやオードリーのラジオは生活の一部なのですが、まさかこんな形で若林さんとお会いが出来、しかも自分の作品について語り合える日が来るとは夢にも思いませんでした。
収録はめちゃめちゃ楽しくて、生意気だなって言われちゃうかも知れないけど緊張とかは全くなく、初対面とは思えない感じで話すことができました。夢のような時間でした。
放送もされていましたが、収録中に若林さんが自分の架空世界の絵を見て「俺の中では架空じゃないから」と言ってくださったのは、今でも心に残っています。ちょうど激レアさんの収録時にユメノシティの原画を制作していて、番組でも取り上げて頂きました。迷惑でなかったら若林さんにもプレゼントしたいな...と思います。東京ドームライブ当たってくれ〜〜🙏🏻
若林さんがめちゃめちゃ興味津々で嬉しかったです。
絵本作家としてはこの夏でデビュー1年になりました。現在ありがたいことに沢山の出版社さんからお声かけを頂いていて、他の絵本の企画も進んでいます。デビュー作の『古生代水族館』は重版され、おかげさまで1万部を突破することが出来ました。これは本当に当たり前のことじゃないし、1冊1冊初心の気持ちでこれからも絵本を作っていくのが大事だと思っています。
絵本作家という仕事は常に編集者さんとの二人三脚です。絵本をつくるという体験を3回経て、改めて編集者って凄い仕事だなと思いました。
もちろん、仕事として一流の方々なのは知っていたのですが、携わる編集者さん皆さんの人柄が良すぎます...。人間性も見習わなければならない部分があると思いました。自分は偉くなりたいと思ってなくて、年老いても謙虚に編集者さんと絵本を作り続けていきたいと思いました。僕がどこかで偉ぶってたら叱ってください。
ユメノシティの入稿を無事に終え、今は発売に向けての準備と卒業制作をしています。発売のタイミングに合わせて現在色々なイベントの企画をしているので、楽しみに待っていて頂けたら嬉しいです。
卒業制作はだいぶ放置していたのですが、ようやく再開をしました。本当はユメノシティの制作と並行してやってやるぞ〜と意気込んでいたのですが、そんな器用なことはできず...絵本の入稿を終えてから本腰を入れてスタートしました。
卒業制作も度々SNSで進捗をお見せしていますが、ユメノシティと同じでペン画の絵を描いています。前にも少し話しましたが、今の自分がどこまで描けるか知りたいのと、幼い頃のように何も計画を立てずのびのびと自由に絵を描きたい、という思いがあったので、とにかくデカい都市の絵を描いています。完成図やサイズも全く決めていません。
卒業後は絵本制作と他の絵のお仕事がメインになるので、時間をかけて自由に、ただただ自己満足の絵を描くというチャンスはこの卒業制作が最後だなと思いました。なので多摩美の先生に恐る恐る「デッカい絵を描きたいです〜🌟」と、お前は本当に多摩グラ生なのか...というようなとぼけたことを言ってしまったのですが、先生も長い間僕の制作を見続けてくれているので「好きに描いていいよ！」と快くOKしてくださりました。
3月には恵比寿で卒業制作展があり、僕もそこで卒業制作の展示をするのでぜひ沢山の方に見に来て欲しいです。たまたまですが初個展も恵比寿だったので、また恵比寿です笑
進捗は今後もお見せしていくので、よろしくお願いします！
飽きもせずペンで空想都市を描いています。
歴10年の本気を見せれるよう頑張ります。
という感じで、ちょっと長くなってしまいましたが最後まで読んでくださりありがとうございました！
何度も何度もしつこいのですが、改めて新作絵本『ユメノシティ』とっても楽しい絵本に仕上がったのでぜひよろしくお願いします〜！既にご予約をしてくださった方も本当にありがとうございます。
今後も頑張って、そして楽しく作品制作をしていくので見守って頂けたら嬉しいです。こたをよろしくお願いします！
P.S. 春眠より秋眠暁を覚えず派のこたです...
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