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今年もコードは書けないけれど

今年も残すところあとわずかですね…!

今回はアウトプット納め、ということで、今年感じたことや思っていることをふんわり書いてみたいなと思ってます。

まとまり切ってはいないのですが、なんとなくこの感情は今年のうちにしか書けない感覚もあるもので、のんびり付き合ってくださると嬉しいです^^

今年のはじめ(去年の続き)

去年の6月に知識0の状態から情シスになり、引き続きまだまだ足りない知識を詰め込んでいたのが、今年のはじめでした。

いわゆる「情シス」にも色々あるんだな、と気づき始めたところで、ヘルプデスクをやったり、kintoneをやったり、インフラをちょっとかじったり。

ただ、漠然と思い描く情シスとしてのゴールは『コードを書ける人になること』で、やっぱりバリバリコードを書いて、頭の中の思うようなシステムを自由自在に作りだしちゃう人が、「すごい人」でかっこいいんじゃないのかな?という憧れがあって、その下積みをしていると思っていたのが初頭でした。

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コロナが出現して

影響を受けなかった人はいないと思うのですが、私の所属する会社も大打撃を受けました。

私個人としては、この一年でキャリアアップをしていく予定で組んでいたスケジュールが急変しました。

フォローを受けながら、初めてのプロダクトマネージャーとして丁寧に進めるはずだった1年もののプロジェクトが、いきなり最低限のフォローで最短納期でやり切ることになり…(ご興味あれば詳細はこちらで!)

はちゃめちゃに大変だった(本当の本当に大変だった)のですが、なんとかやり切ったところから、一気に仕事をやり切るコツを掴んだような気がしております。

(あまりにもキャパオーバーすぎて、プロジェクト期間中に知恵熱を2回出してコロナかも…!!と焦ったのは鮮明に覚えております笑)

普通の人がすごいことをした後の代償

コロナで打撃を受けて、その中でも頑張って乗り越えて成長して、キラキラ事例であればここで大きな拍手で終了!なんですが、現実ではもう少し続きがありました。

すごいことをしたとしても、私自身は普通の人のままなので、あまりにも大きな事をやり切ってしまったおかげで、他のメンバーに引継ぎが上手くできず、その後のメンテナンスをほぼ一人で行うことに…

初回の説明会ではほぼ伝わらず、あきらめかけた部分もあったのですが、その後に複数回に分けて、背景やシステム名称や提供元の会社さん、よくある問い合わせなど、全体を普通の人の速度でゆっくり紐解いて、7割くらいは伝わったかなと思ってます。諦めずちゃんと聞いてくれたメンバーにありがとうです。

当たり前かもしれないのですが、やはり大きな事をした時には、引継ぎや後処理、運用に持っていくのにも、同じくらいの大きな時間がかかるのだなあとひしひしと感じました。

すごくないことって大事

そういった大きな事をやる一方で、小さな改善も日常で少しづつ続けていました。

kintoneでのエラーを直したり、古くなったデータを整えたり、「ありがとう」が伝わる仕掛けを入れたり、kintoneアプリのアイコンを可愛くしたり……小さなことですが「便利になった!」「使いやすくなった!」と好評でした。

色んな問い合わせに答えながら、意外と皆さん、スーパーすごいシステムの完成を待つよりも、すごくないことが積み重なってちょっとずつだけど便利になってく方を選ぶ方が多かったです。

「完成度」よりも「速度」が早い方が、喜ばれるし改善案もどんどん出てくるので、結果的には「完成度」があがったりして、すごくないことでも業務改善の力になれるんだ!というのは嬉しい発見でした。

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普通の人がすごくなるには

そんなことを思うと、今年の当初「コードをバリバリかける人」がすごい人だと思っていたけど、「業務をちょっと便利にするすごくない人」もすごいのでは?と捉えられるようになりました。

もちろん、システムの世界でエンジニアは神です。めちゃくちゃすごい人です。

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でも、神様ではない、普通の人が細々したことを手伝ってくれるだけでも、仕事って楽になりますよね。

むしろ、神になればなるほど、すごいことはできるけど普通の人からは離れてしまう側面があって、文字通り神頼みになってしまうことも多いです。

それなら私は普通の人出身だから、普通の人から離れないほうがすごくなれるんじゃないかな?と、やっとすごくないことを大事にすることに前向きになれたのが今年の12月でした。(なんだか回文みたいになっちゃいました笑)

秋頃から参加している、「すごくなくてもいい」を大事にしたkintoneのコミュニティサイト、キンコミさんでの交流もこの考えを前向きに捉えさせてくれた大事なきっかけです。


来年もきっとコードは書けないけれど

来年も、普通の人よりちょっと背伸びした人くらいの感覚ですごくないことを大事にしながらがんばろうと思っています。

そんな感じで普通の人として過ごそうと思っているのですが、なんと…!弊社のすごいエンジニアと一緒にすごい場所(デブサミ2021)で登壇する機会を2月に頂いております…!!


エンジニアの祭典、ということで、そんなすごい世界にコードが書けない私が混ざっていいのか…!?入場時にコード書く試験とか設けられてないか…!?とドキドキなのですが…!

頂いたせっかくの貴重な機会、「すごくないこと」や「ノーコード」を通じてエンジニアのすごい世界と繋がれたら、他の誰かのきっかけになったら嬉しいなと思っております。

応援してくださると、とっても嬉しいです!!がんばります。

お礼!

そんな感じでふんわりと今年の振り返りと来年の予告でした。お付き合いいただき、ありがとうございました。

今年に関しては、ツールだけじゃなくて人に助けられた1年だったなと思っています。

kintoneやシステムのあれこれについて教えてくれた方や、知らない使い方を見せてくれた方、反応をくれた方などなど、沢山沢山ありがとうございました!

オンラインでお会いできたことも、このご時世の中ですがCybouz Daysなどで直接お礼を伝えられたことも、良かったなと思ってます。

また来年もよろしくお願いいたします。

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