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映画『ミッシング』感想ネタバレ/石原さとみの演技がトラウマ級!2024邦画
石原さとみさん主演の映画『ミッシング』を2024/05/17にパルコシティ沖縄で視聴。
事前知識なしで行ったので最初はサスペンスか?勘違いしていたが、濃密で切なすぎるヒューマンドラマだった。
欠落を囲む物語
失踪の瞬間から始まるのではなく、すでに娘が失踪した状態から始まる。
Missingには行方不明の他に欠落などの意味があるが、失踪した少女・美羽と事件の真相はもはやブラックホール化しており、母と父、報道陣はその渦に巻き込まれていく。欠落を囲むことで欠落している美羽の尊さが浮かびがある…そんな映画。
娘が誘拐された日にアイドルのライブに行っていて誹謗中傷を受け、徐々に心が壊れていく。石原さとみ(母役)の絶望の演技もトラウマ級にすごかったし、思わぬところで涙をこぼす青木崇高(父役)の演技も渋かった。
(詳しい感想や考察は下記記事でどうぞ↓)
ラスト結末をどう捉えるか
※ここから結末のネタバレありなので注意!
ラストはまさかの真犯人が見つからないパターン!!!
でも実際はこれが失踪や行方不明事件のリアルかなと思った。
TVや映画で放送されるのは、ストーリー性の強い「見つかりましたパターン」ばかり。
でも、その裏に数え切れないほどの未解決の失踪事件があり、遺族は胸のつかえが取れないまま過ごし続けている。
そんな辛い現実、しかしそれでも生きねばならないという一縷の希望を描いた秀作だった。
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