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【写真作例】KODAK ULTRAMAX400で撮ってみた。

こんにちは、フォトグラファーのこーたです!

noteを更新し続けて約3年・・・。
初めて、note公式の「本日のおすすめ記事」に掲載しました!!

嬉しい!写真も記事執筆もモチベーションが上がる!

もっと写真を言語化して、読んで頂いている方に分かりやすく伝えられるよう精進していきます。

いつも読んで頂いている皆様、本当にありがとうございます!
これからも写真系の記事、たくさん書いていきますのでどうぞよろしくお願いいたします。

さて、前置きが長くなりましたが、今日紹介するフィルムはこちら!

KODAK ULTRAMAX400です!

ISO感度400と使いやすいフィルム感度に、鮮やかな仕上がりが特徴的だなと感じました。

好みが結構分かれるフィルムじゃないかな?と思う部分もありますので、ぜひ作例を見て頂けると嬉しいです。

撮影機材

■ カメラ:Nikkormat FT2
■ フィルム:KODAK ULTRAMAX400
■現像:カメラのキタムラ

今回も帰省したタイミングで現像したので、キタムラさんです。
現像に際して細かいオーダーをする時は、オンラインの現像サービスや、都内の写真屋さんをおすすめします。

地方によってはこだわってくれるところもあるかもしれませんね!

ちなみに、現像してもらった写真を紙にプリントする際は、マット紙が選べると良いです。

理由は、なんかおしゃれっぽい仕上がりだからです。笑
僕は白枠もつけています。

ちょっと時間がかかりますが、キタムラでも注文出来ます。

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KODAK ULTRAMAXってどんなフィルム?

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KODAKといえば、PORTRAシリーズが有名かなと思いますが、今回はULTRAMAX400というフィルムで登山に行ってきました。

・価格:1080円(36枚撮り)
・ISO感度:400
・コントラスト強め
・彩度高め(青味が強い)
・描写力★★★★★

ISO感度は名前の通り400。
昼でも夕方頃でも、曇りの日でも使えるフィルム感度なので、使い勝手の非常に良いフィルムだと感じています。

ただ癖があるー!!
そして癖になるー!!

他のKODAKのフィルムと比較して、青味が非常に強く出る印象です。

今回撮影していた状況が、自然&山&晴天という状況もあったからかもしれませんが、発色いいなぁ!青いなぁ!というのが現像後の第一印象でした。

こんな人に使って欲しい

・風景写真を主に撮る人
・旅行等で絶景や自然へ行くのが好きな人

主観が強いと思いますが、ポートレートには不向きな気がしています。
肌のトーン等が綺麗に出るのはやはりPORTRAシリーズPROIMAGE100だと感じています。

ちなみに引きですがポートレートも載せます。
やはり肌の色のりがイマイチな気がしてしまいます。

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1枚目がULTRAMAX400
2・3枚目がPORTRA400

ISO感度は同じ400。
光の色もシチュエーションも違いますが、PORTRAの方が生き生きとした印象を受けるのは僕だけでしょうか。ULTRAMAXはどこか物悲しい色な気がします。

そしてPROIMAGEの方が底彩度ですね。

作例

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山頂からの1枚。
晴天!!雲のない空!!美しい!!

空の青と、山の緑のコントラストがとても美しく撮れた1枚でした。
晴天という事もあるかと思いますが、青味が強い印象を受けます。

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こちらの写真はKODAK PROIMAGE100で撮影した1枚。
同じ晴天でも、より柔らかい印象を受けます。

山頂の均一な光と違って、コントラストが強い場所なので、青空が写りにくいという事を加味しても、PROIMAGEの方が優しい色合いだと感じます。

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山の稜線が綺麗ですね・・・。
本当に良い日に山を登りました。笑

コントラストもハッキリしているので、空の青と雲の白もクッキリ!
夏の雲の立体感も出ているのではないでしょうか?

ちなみに・・・・
1枚目は28mmの広角レンズ
2枚目は50mmの標準レンズで撮影しています。
写真にはフィルムの特性だけではなく、レンズの特性も強く現れます。(デジタルも同じく。)

フィルム紹介の記事なので細かく書きませんが、
同じカメラ・フィルム・場所・時間なのに、違う色が出て、全く違った写真になるのは面白いです。

3枚目は明暗差の強い登山道で撮影した1枚。
ISO感度400あるので、手前の木も黒つぶれせず、空も白飛びしすぎずに、樹皮が綺麗に写っています。

このあたりは露出の設定の問題もありますが、ISO100・200くらいのフィルムでは黒つぶれするか、ハイライトが飛びすぎてしまうと思います。

やはりISO400フィルムは万能なのか?
ISO800までいくと晴れている日の風景写真は少し白っぽくフェードがかかる事もあります。
これはこれで良いのですが・・・笑

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個人的に好きな1枚。

休憩中の友達を撮影した写真です。
肌のトーンが緑寄りになっている印象を受けます。

このシーンでは情景も合わせて最高の1枚でしたが、ポートレート写真として見ると、もう少し青緑を抑えたいというところ・・。

好みでしょうか。

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おまけの1枚。

夜、白い光の下で室内で撮影した写真です。
ストロボではなく、部屋についているシーリングライト。笑

やはりISO400あれば、天井の光程度でもしっかり写ります。
少しノイズが強いので、写ルンですっぽい雰囲気も出ていますね。

レンズは28mm。
買った日の夜に嬉しくて試し撮りしたやつですね。笑

これだけ見ると、室内でも使えそうです。
写ルンですよりも高精細であることは間違いないので、仲間内で飲んでいる時・・・というよりも作品撮りで世界観を作り込みたい時に使えそうです。

まとめ

KODAK ULTRAMAX400はいかがでしたでしょうか?

今回は撮影したシーンがほぼ1つのシーンでしか無いので、また違うシチュエーションや光の中でどう撮影ができるか試してみようと思います。

今回撮影した中では

・青や緑が綺麗
・高コントラスト
・色乗りが良い

と三拍子揃っているので、風景写真に向いているかなと感じています。
曇りの日に富士山を撮影してもPROIMAGE100では、あの青は出きらないのではないかな?と思います。

個人的には青みが強い写真であればFUJIFILM系が好きですが、KODAKの粒子はやはり綺麗なので

・風景写真や自然が好き
・青味がかった写真が好み
・KODAKの美しいフィルム写真らしい粒子が好き

こんな方に向いているフィルムではないかと思います!

フィルム写真は撮影できる枚数が限られていますが
デジタル写真よりも肩の力を抜いて、心が動いた瞬間にシャッターを切れているような気がします。

たくさんの写真を残そうとすると、その分お金も手間もかかるのがフィルム写真です。

しかし、フィルム写真でしか出せない風合いや、記憶、懐かしさ、そういった人間らしい感情はデジタル写真よりも精細に写せると感じます。

何千万画素あろうと、人の心を精細に写せるのは、粒子が荒いフィルム写真なのかも・・・しれませんね。

ぜひ、KODAK ULTRAMAX400を使ってみてくださいね!

僕の一番好きなフィルム▼▼

余談

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ULTRAMAX400一本ダメにしました。笑

こういう事もありながら、写真は上手くなるはずです!

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