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''#情報発信はしない''を考えてみる

これからは個人の時代だ。

そう言われて久しい。

多くのインスタグラマーが生まれ、多くのYouTuberが生まれ、ブロガーなどもはや時代遅れなのかもしれない。

なんにせよ、人類総クリエイター時代はとっくに始まっている。

そんな激動の時代の中、僕もブログやTwitterを始めたのが2018年の7月、8月。

早いもので9ヶ月が過ぎたことになる。ブログはオーストラリアワーホリを中心に、旅の情報や、ブリスベンのカフェ情報など。

Twitterも始めた当初は、情報発信をメインに日々ツイートしていた。

そのおかげか、ブログは月1万PVまで成長したし、Google検索では1番上にヒットする記事も増えてきた。Twitterも200人程のフォロワーから4900人と、着実に増やすことができた。

そんなある日、はたと気づいた事がある。


''情報発信は限界がある''


いや、正確に言えば限界などないと思う。
オーストラリアに住んでいる限り、日本の人からみたら全てが新鮮だし、これからワーホリに来る人にとっては、自分のオーストラリア生活を想像するための有益な発信のひとつになるだろう。

そこに僕自身が気付くことができるのか。

ブリスベンでの生活が日常になり、ワーホリを始めた当初の驚きも感動も擦り切れ、特別は当たり前になった。

その当たり前は、きみにとっては特別で、それを発信したら良いのだけれど、当たり前になりすぎて気づけない。

情報発信が出来ない。

そう思った。

それでも情報を発信し続けたら、ブログのアクセスは伸びると思うし、TwitterやInstagramのフォロワーも着実に伸びていくだろう。

でも、もう嫌だった。
情報発信が出来ないんじゃなくて、やりたくなくなった。

こんな事を言っては、もしかしたら幻滅されるのかもしれないが、情報を発信し続けるのは普通に疲れる。

疲れたくない。笑

ブログで稼ごうと思っていた当初は、つまり仕事にしたいと思っていたから、頑張ろうと思っていた。疲れても、お金に繋がるのならば。そのお金で自由に行動する事ができるのならば。

そう思っていた。

そんな時にはたと気づいた、日本の時と変わらない働き方。

会社にいる時も、仕事だから。給料が入れば遊べるから。そう思っていた。そして今を冷静に見ると、会社がブログに変わっただけで、根幹は一緒だった。

そうじゃない。
俺がしたいのはこれじゃない。

心は叫んだ。

情報発信をして、ブログのPVが伸びたとしよう。
Twitterのフォロワーが伸びたとしよう。

じゃあその見てくれる人は、何を見ているのか?

もちろんそれは、僕の発信するオーストラリアの"情報"でしかない。

では、僕を超える情報発信者が出てきたら?ビザの制度なんかすぐ変わる。新しい情報をすぐに更新できるブロガーやYouTuberが出てきたら?

僕の情報を見ていた彼らは、そちらに流れるだろう。

それに対抗するには、さらにより良い情報を提供するしかない。キリがない。仕事として、ブログで稼ぎたいのならば、「それくらいやらないとダメだ!」という声も聞こえてきそうだが、冷静になってみると、僕の目的はブログで稼ぐ事じゃない。

いつ死ぬか分からぬ人生の毎日を楽しく幸せに生きていたい。

そう考えた時、このまま情報発信を続けていても、それは永遠に達成されないと思った。

続けていれば稼ぐことはできるだろう。
SEO対策をして、キーワードを選んで、毎日たんたんと更新して、半年、1年、2年と続けた時、生活は出来るようになるだろう。

では、その稼げるまでの期間は?

稼ぐことを目的にしていたら、僕は嫌になる。
幸せを感じられなくなってしまうのではないか。

稼げるまでの毎日も僕の人生だ。

稼げるようになったら幸せ。
これは明確に違う。

どうしたら、毎日を幸せに過ごせるのか。


"情報発信を辞めたらいい"


情報発信を辞めたその時、僕を応援したいと思ってくれる君に出会いたい。それは僕の幸せのひとつになるんだ。

僕のそんな生き方を面白いと思ってくれる君。

そんなファンが欲しい。

僕自身、惹かれる人はそんな人だ。もちろん情報発信を、たんたんとしている人はすごいと思っている。僕にはもう出来ないし、心からリスペクトできる。

だけど、僕が生きたいと思うのは、なりたいと思うのは、自分の生き方を貫いて、半径5メートルの人から愛される人だ。


これからどーするのかを考えてみた。

情報発信をしない僕は何を発信するのか。

出た答えは、僕の世界を発信することだった。

誰しもが、"自分フィルター"を持って世界を見ている。
親兄弟とも見方は違うし、隣に座る恋人とも、仲の良い幼馴染とも違う。

僕らは誰しも、自分だけが持つ世界の中で生きている。

それはオリジナル。世界で唯一の世界。

赤を青という人がいるかもしれない。
晴れを雨という人がいるかもしれない。

それが正しいか間違っているかなど、誰にも分からない。

だから面白いのだ。

オーストラリアにいる僕。
日本にいる僕。

同じ国にいようと、同じように旅をしていようと、誰しも見ている世界は違う。

僕は、僕だけが見える世界を発信したいと思った。

その世界を面白いと思ってくれて、楽しいと思ってくれて、応援したいと、僕のように生きてみたいと、そう思ってくれる人がいたら、嬉しく思う。

自分で言うのもなんだけど、
結構面白い生き方をしている方だと思う。

こんな世界もあるんだぞって。

言葉にしている時、カメラでその瞬間をおさめる瞬間。その瞬間が、大好きだ。

その瞬間を共有できたら、もっと楽しい。

この道が僕にとっての幸せだと、情報発信を辞めてから強く思うようになった。

お金にはならないかもしれない。

でももっと大切な、"時間と仲間"を手に入れることができる。

僕はそんな仲間を支えて生きたいし、僕はひとりでは何も出来ないから、きみに支えて欲しい。

そんな人でありたい。

情報発信をする生き方はしない。
僕の世界を発信する生き方をしていく。

そう強く思っている。

こーた

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