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社会人になって気づいた。上手な人付き合い

社会人になって早5ヶ月が経ちますが、最近今までの人付き合いと社会人になってからの人付き合いって全然違うなぁって思ったので今回のテーマについて思っていることを書いてみようと思います。
人付き合いと言っても、主にコミュニケーションについて書きます。

学生時代の人付き合いって、自分は特に自由な人間で、何も気にせずに人付き合いをしていました。自分の好きなタイミングでコミュニケーションをするし、なんとなく波長があって一緒にいる人たちと仲良くなっていました。

社会人になって明らかに変わったのは、公私が明確なことです。
特に大学生って、同じ学部の人でも別に友達にならない人はたくさんいるし、自分の好きな人としか友達にならないから、公私で言うと、基本的にすべてのコミュニケーションが私で済んでいました。

しかし、社会人になってから、仕事をしているときはほとんどが公であり、プライベートな話をする機会は減っていきます。

では、公の話と私の話とはそもそもなんなのでしょうか。
公の話では、基本的に正解があるコミュニケーションだと思っています。
ビジネスマンであれば、コミュニケーションの前提として、コスト最小化することや、インパクトを最大化すること、効率について意識して、話をするので、どうすればいいのかというコミュニケーションについては、基本的に正解があります。
しかし、私の話では、正解がありません。自分のみぞ知る答えを相手に開示しなければいけません。
今回のnoteでは公私の話について上記のように定義しようと思います。

では次に、公の話と私の話がもたらすものはなんなのか。
公の話をしていると、この人賢いなぁとか、仕事できそうだなぁとか、そういったことがわかると思います。それはまさしく、正解があるコミュニケーションである裏付けであり、その自分なりの正解と比較した時に正解率が高いからそう感じるのだと思います。つまり、公の話がもたらすものとは、相手が定義した正解に対する自分の出来高であると思います。(逆も然り)
私の話をしていると、そうなんだぁとか、理解が深まっていきます(自分の中で相手に対する定義付けをしているとも言えますね)。つまり、私の話とは、相手に自分を定義をもたらすものだと思います。(逆も然り)

これらのことを踏まえた上で、社会人の人付き合いの難しさとはなんなのでしょうか。
自分が話すパターンと自分が聞くパターンに場合分けしてみます。それぞれで難しさは異なると思います。
また、コミュニケーションをする目的によっても難しさは異なると思います。それは、公私の話で目的が異なると思います。公の話の目的は一概には言えませんが、自分が相手に好印象を与えることを目的にしましょう。つまり、相手の定義する答えへの正答率を高めることを目的にします。場合によっては、自身の正解の定義を再定義してほしいと言うコミュニケーションもあると思うので、その場合を今回のスコープから除外します。
私の話の目的は、自分の自身に対する定義と相手の自分に元らす定義とが近似することを目的にします。また、大事な観点として仲良くなることも公私の話共に目的にあるとします。これらのことが、人と付き合う目的として、そのハードルを整理していきます。また、社会人とは冒頭でも書いたように、公の話が増えます。なので、どのように私の話を引き出すのかと言うのは重要な鍵になります。

(1)自分が話すパターンにおける難しさ
公の話:まず初めに、正答率を上げるには、正解を知る必要があります。つまりはヒアリングです。相手の定義している正解とはなんなのかを知るためにヒアリングに徹します。そして、自分の中で相手の正解が見えてきたら、それに共感できるなら共感すればいいし、正解が違うと思うなら、根拠とセットで自分の正解の定義を伝えます。そうすれば、相手も自分と話すことで定義の精度が上がるので、有意義であると感じてくれるでしょう。(自分が絶対正しいという頑固者でなければ。)
私の話:自分の話をしても、実は相手の受け取りかたは十人十色です。自分はよく、ジョハリの窓を意識します。参照は添付します。今回の目的は、開放の窓を大きくすることです。これが大きい状態とは、自分と相手の自分に対する定義が近似していると言うことです。それをするには、秘密の窓と盲目の窓を狭めることが最短経路だと考えます。つまり、自分の自己開示と、相手にどう映っているのかをヒアリングすることです。まさにこの両方がすごく難しいですよね。
自分が話すパターンは自己開示なのですが、自己開示の精度を高めるにも、相手の自分の定義を知らないと精度を上げることもできませんので、自分をどう思っているのかは頻繁に意識して聞いてみるといいと思います。また、相手の盲点の窓を減らすためにも、自分に相手がどう映っているのかは話したほうがいいと思います。言われて嫌な気分になる人はいないのではないでしょうか。むしろ成長機会になるはずです。

ジョハリの窓

(2)自分が聞くパターンにおける難しさ
公の話:これは、正解をすり合わせる作業なので、(1)の内容とほぼ同じなので、割愛します。
私の話:開放の窓を大きくするには、相手の話を引き出す必要があります。ここが一番のハードル。社会人になると、休憩時間を共有したり、アルコールを使ったり、1on1したりすることが多くなる印象があります。
聞き出すときは、話したくなるような質問を意識するのがいいと思います。とはいえ、友達と話をするときにそんなこと意識しないですよね。それが波長があうってことなのかもしれないですね。まだその域に達していない場合は、どちらかが歩み寄る必要があると思いますが、基本的には公の話ばかりしていると、私の話に関するジョハリの窓の開放の窓は開いてくれませんし大きくなりません。なので、何気ない瞬間にでも、まずは〇〇って〇〇ですよねぇ〜っていう自分の相手に対する定義を共有することから始めると、そう見られているのかと気づき、開放の窓を大きくする努力をするかもしれません。

これらのことを意識して、今の自分の課題はどこにあるのか、苦手は何なのかを整理して、仲良くなりたい人とコミュニケーションする際に戦略的に意識してみるといいと思います。

今回の話は、あくまでも社会人になって、今まで何も意識しなかったコミュニケーションが、難しいなぁと感じたので共感していただける方のその原因がクリアになれば幸いです。何がうまくいっていないのかと言う自分の現在位置が明確になれば、打ち手を考えることができるので、ぜひ参考にしてください。

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