![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/11534957/rectangle_large_type_2_686524800f0e790a73b86069b0815c66.jpeg?width=1200)
【要約・まとめ】『考具』その① アイデア、企画とは何か
第一回では序章と第1章についてレビューしていきます。
序章ではタイトルである『考具』とは何かについて説明している。
『考具』とは考える道具である。著者は博報堂で働いており、アイデアを出して企画を行うことが仕事である。入社時はアイデアが全然出せず使える武器は5W1Hくらいしかなかった。どうやったらアイデアが出てくる中でやっと分かってきたのがアイデアは先天的な才能でなく、後天的なもの。ツールがあればアイデアは出てくるということ。そのアイデアをまとめたのが本書である。
アイデアと企画は日本語ではわかりずらいが要は何(アイデア)をどうする(企画)かということ。whatとhowである。アイデア・企画を考えるにはわがまま→思いやりの順序が大切。どんなアイデアもまずはわがままから始まり、思いがのり企画になっていく。また『アイデアの作り方』で提示されているがアイデアとは既存の要素の組み合わせである。新しい組みあわせがアイデアである。また、アイデアはとにかく量が重要。課題に対してどうしたいか実現性は無視して、お金がかかるとか、技術的に不可能とか、ショボすぎるとか、誰でも思いつくとかそんなことはどうでも良い。アイデアに大小はないのでまずはひたすらアイデアを出していくことが重要。
アイデアを企画にするにはフィージビリティスタディを行う。フィージビリティスタディとは実現可能性であり、これまでに出したアイデアをまとめ、実現可能な形に仕上げていく。注意すべきことは企画は全てが新しい必要は全くなく何か一つ新しければいい。レストランでコースの中に一つでもはじめての料理、はじめての味があればそれだけで新しく感じれることからも分かるだろう。
まとめると、まず頭の中に知識を入れ、それが組み合わさり、アイデアになる、その後、そのアイデアを広げていくことによって、企画となる。これが、アイデアと企画である。そして『考具』はアイデアの作り方をナビゲートしてくれる。
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?