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おおらかさと大局観

今年度から新しい学校で勤務しています。

先日、感染症対策のため、割当たっている更衣室の消毒に行ったところ、まぁ汚かったんです。そうかこういう感じの学校かなんて感じていましたが、時間もなかったのでとりあえずそのままに…


掃除しなきゃという思いと、どこかこの後どうなるのかななんて悠長に考えていたら、他の先生が片付けてくれてしまいました!日本語がどこか変でした。片付けていただいて本当に感謝しています。ただ、わかっていながい自分でやれなかったことに申し訳なさを感じ、さらに、実験的な感覚で様子を見ていたところ(情報を集めていたところ)だったので残念な気持ちもほんの少しだけ…


そんな先生がちょいとぷりぷりしながらそのことを伝えに来ていただいたのに、「あっすみませーん!そういう学校なのかなと思って様子見ちゃってましたー」と軽い感じで返してしまったことを反省しております。


今日、その先生から「おおらかな人ですよね」なんて言われまして、おおらかという言葉もわかっているようでわかっていないもんだからちょっと調べてみました。

おおらかとは、心がゆったりとして、こせこせしないさま。

人柄がこせつかず、ゆったりとしたさま。


こせこせ?と疑問はまだ残るも

どうやら「おおらかな人」というのはわたしにとっては褒め言葉と受け取っていのかなと思っています。はっきり言ってズボラで面倒くさがりで腰が重い人という意味なのかと思いますが、そこは前向きに。


おおらかな人に共通する特徴として「大局観」を持っているということ。大局的に見て、客観的に物事を見ることができるということ。

もう少し平たく言えば、ものごとの状況や成り行きに対する見方や判断であり、定めたゴールにどうすれば辿り着くかを考えているっていうことです。


汚れているんだからきれいにすることが先生として正しいと思いますし、落ちているゴミを拾えないやつは教員辞めろなんて伏見工業の先生もおっしゃっていましたが、考えるべきは生徒とどうやって整った環境を作っていけるかだと思います。


よくないことが起きたから、指導する。

1回注意しても改善されないから、禁止にする。

先生が代わりにやったから反省しろ。

どれも簡単なようですが、どれもいまいち生徒にしっかりメッセージが伝わるようには思えなくて、そういう方法の方が苦手だったりしています。

どちらにしても、大局的な視点は常に大事だと思っています。その場の空気に合わせることは簡単ですが、先生たちの辛さもよくわかりますが、その場しのぎではなくて、少し先の展望を持って指導する先生をかっこよく見ています。

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