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僕がケア衣料にワクワクしている訳

私は、ケア衣料ブランド”carewill”で働いている看護師?です。

私は、パッチアダムスの映画をみて、医療業界への進路を決心した人間だったので、メディカルクラウンや臨床道化師に憧れていました。

そのようなことがあったので、看護大学1年生の時から、クリスマスに病院にクリスマスカードをサンタの恰好をしてプレゼントとちょっとした演奏訪問するというボランティアサークルに所属して活動していました。クリスマスの度に思い出す、大学時代の想い出はデートのような甘酸っぱい思い出ではなくて、この病院に訪問した時のことを思い出します。

私は音痴なので、メンバーが演奏や歌ってくれている間に、患者さん達にクリスマスカードを手渡しをするという役目をしていました。裏方だった私は、病棟に事前に相談や打合せに行くことがあったのですが、その時と違って、サンタの恰好をして登場すると病棟の空気が変わります。

音楽が流れると、なんか雰囲気が変わって

クリスマスカードを渡すと、表情が変わる

あの時の感覚は、未だに忘れません。忘れられないし、忘れたくない大切な思い出です。

ただ、医療業界への進路のきっかけだったのに、看護学生時代の思い出だけになってしまっていることに、忘れそうだけれども、忘れられない心のひっかかりがありました。

そんな想いをして、子供が母校の大学病院に入院したタイミングで、小児病棟でのサンタ企画を思い出していたタイミングで、カナダの小児病棟の子供たちに笑顔を提供するNPO法人starlightがホスピタルウェアという活動をしていることを知りました。

この映像みてください!

特別なイベントの時に病棟に行かなくても、自分自身で装いを変えるだけでこんなにも表情が豊かになったんです!

この活動、ホスピタルウェアが心に残っていて、いつか日本でもやりたくて、日本の病院に導入するとしたら、機能補助がないとダメかな?そうすると結局オーダーメイドになってしまうな、Tシャツだったらいいかな?と思考錯誤していて、デザインビジネスを実施してみたく子会社で専門チームを創るなど挑戦していました。

うまくいかずに、チームを解散させた3ヶ月後に、carewill 代表の笈沼さんから突然連絡がきました。

(笈沼さんは、いつも突然連絡してくるのです。笑)

carewillまでたどり着くには、紆余曲折あるのですが、それはまた後日の話。

笈沼さんは、ティーンエイジャー向けではないですが

高齢者向けに自尊心と自立心を保てる衣料を創りたい。

そのための概念、ケア衣料も創っていきたい。

気が付くと、笈沼さんの目指すビジョンが、自分の世界にも広がっていてそのビジョンを現実化したくて、一緒にケア衣料プロジェクトcarewillとして活動しています。

ケア衣料

入院や介護の日々において「選びたい・装いたい・人に見せたい」という着用者の意思を尊重するとともに、家族や生活支援者の「してあげたい」という希望を叶える服。
入院や介護の日々でも自分らしさを装い、人と会いたくなるような良質なデザインと心に働きかける色、柔らかな着心地と賢い機能を兼ね備えた服


carewillとは

ケア衣料ブランド“carewill”は、相手を気遣うことや介護・看護を意味する“care”と共に、「支援されるだけでなく自ら着たい・選びたい・装いたい」という着用者の意思”will”を尊重し、着用者が介護者を含む他者と接するシーンにおける“自尊心”に配慮した服です。

carewillの特徴

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1. 施設、自宅の屋内でも、屋外でも着られる日常着としてのシンプルなデザイン
2. 上半身に不自由があっても、片手で10秒、さっと着られて1秒で脱げる
3. 上からも下からも着られる
4. 不自由な腕を内袋(三角巾内蔵)に入れて固定できる
5. 左右どちらが不自由でも着られる
6. ウィルスが付着しづらい抗菌素材
※当社は、carewillの名称に対する商標、デザインに対する意匠、機能に対する特許を既に出願しています

株式会社みんなで人生会議

令和元年に創業した、介護、リハビリ、入院のライフスタイルを革新する企業です。令和元年度東京都主催のビジネスプランコンテスト“TOKYO STARTUP GATEWAY 2019”にて、約1,800ものビジネスプランの中から、ファイナリスト10件の中に選出。また、令和元年12月に行われたファイナリストによるプレゼンテーションの中で、会場で最も支持・共感の多かった「オーディエンス賞」を受賞しました。入院や介護の日々において「選びたい・装いたい・人に見せたい」という着用者の意思を尊重するとともに、家族へ希望を与えるケア衣料を製造販売する「ケア衣料開発」事業等を展開しています。

受賞・採択実績


1)東京都 TOKYO STARTUP GATEWAY 2019 ファイナリスト選出、オーディエンス賞
2)東京都・テレビ東京 TOKYO STARTUP DEGAWA 2019 最優秀出川賞
3)中小企業庁 ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金(特別枠)採択(令和2年度)
4)JAPANブランド育成支援等事業(特別枠)採択(令和2年度)
5)東京都 女性・若者・シニア創業サポート事業採択(令和2年度)

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