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2/3 ニュースのつぼ:医療AI

今回から全て取り上げていくよりも、注目1つを取り上げていくスタイルに変えていきます。

【注目】医療AI:東京医科歯科×富士通 COVID19

下記ニュースリストの6番に選んだ東京医科歯科大学富士通の共同研究のニュースです。目的は、COVID19での医療現場の負担を減らす。

内容としては、COVID19による肺炎患者さんの診療情報で重症化を予測したり、それに伴っての看護業務の予測するAIの有効性を検証する研究を開始するとのことです。

一言で表すと、クリニカルマネジメントAIですね。

作り方としては、3つの独立したAIを組み合わせるそうです。①胸部X線写真による肺炎罹患判定AI②重症化予測AI③看護業務量予測AI、各々のAI

東京医科歯科大学が、共同研究の段階でのニュースが出てくることは珍しいです。大学の広報力の問題ではなくて、共同研究を実施する企業も広報部がいるので、どこかでニュースになるはずですが、今までこのような広報はあまりされていませんでした。

「1:世間の注目度が高いCOVID19」「2:富士通の広報チームが敏腕」「3:大学の広報が変わった」「4:大学と企業の広報連携がスムーズ」「5:研究資金の特性」「6:富士通の持ち出しで広報が条件」などなど様々な要因が考えらます。

6番が目的だと考えているのですが、病院経営で最もコストが高いのが人件費です。その中でも看護師が最も人数が多く、人件費がかかってきています。その看護師の業務が効率化すると病院経営にダイレクトに影響していくので、従来の医療AIは、医療機器の位置づけで新たな出費というポジションだったのですが、今回の医療AIはコスト削減という点で、今まで見向きもしていなかった医療従事者からの医療AIへの注目度があがると考えられます。

音声

ディスカッションは喜業義塾で

1)医療AI:新型コロナAIチャットボット

株式会社ObotAI(所在地:東京都渋谷区、代表取締役社長:北見好拡)は、自治体が実施する新型コロナウイルスのワクチン接種に向けて、住民の問い合わせにスムーズに回答する多言語化チャットボット「ObotAI」を活用した事前検証を開始したことをお知らせいたします。また、より実用性の高いシステム構築のため事前検証にご協力いただける自治体の募集をいたします。

2)医療AI:インドでAI結核診断

結核は世界の死亡原因トップ10の一つで、2019年には結核により140万人が亡くなっている。そこで国連は持続可能な開発目標(SDGs)の3番目に「すべての人に健康と福祉」を掲げ、そのターゲット3として、結核などの流行を2030年までに終息させることを各国に求めている。

マイクロソフトとNTTデータが実施しているAI for Healthのニュースです。

3)医療AI:医療機器承認を得たAIソフトウェア

胸部CT画像における「肺結節検出」、「肺実質の計測・表示」「心臓容積」「冠動脈カルシウム計測」「大動脈計測」「胸椎骨計測」といったAI解析受託サービスを展開している。

4)湘南アイパークiPSプラットフォーム実証実験開始

湘南ヘルスイノベーションパーク(以下、「湘南アイパーク」)は、「iPS細胞提供プラットフォーム」の構築を目指し、一般社団法人「アイディーフォー(iD4; iPSC Delivery on Demand for Drug Discovery)」 を2020年8月に設立いたしました。全体の研究計画が確定し、本日、実証実験を開始したことをお知らせします。

5)医療AI:ウシの結核を生乳サンプルからAI

結核がヒトに蔓延したのは、太古の歴史上でウシを家畜化し、ウシの結核(bovine tuberculosis)から人獣共通感染を起こしたものがヒトの結核菌に変化したと推定されている。現在のウシ型結核菌は、感染したウシの低温殺菌されていない牛乳あるいはチーズなど加工食品からヒトに感染することもあるが、衛生技術の進歩した国では極めてまれである。

6)医療AI:東京医科歯科×富士通 COVID19

国立大学法人 東京医科歯科大学(注1)(以下,東京医科歯科大学)と富士通(株)(注2)(以下,富士通)は,新型コロナウイルス感染症の診療に関わる医療現場の負担を軽減するシステムを開発するため,新型コロナウイルス肺炎患者の診療情報に基づく重症化予測やそれに伴う看護業務量予測などを行うAIの有効性を検証する共同研究を2021年2月2日に開始する。

7)医療AI:TXP Medical×広島県福山市

TXP Medical株式会社(本社:東京都文京区 代表取締役:園生智弘、以下TXP Medical)は2020年12月10日より、救急隊と救急医療機関との間の情報連携「病歴情報とバイタルサインを含めた救急搬送情報連携」の実証実験を、福山府中圏域メディカルコントロール協議会(広島県福山地区消防組合及び福山市医師会を含む)及び福山・府中地域(福山市・府中市神石高原町を含む)保健対策協議会の3者共同で開始いたしました。

8)セキュリティ:看護師が業務で設定ミスで公開状態

聖マリアンナ医科大学病院は、看護師7人が業務連絡のためクラウドサービスを個人的に利用し、閲覧権限の設定ミスで患者情報などが外部より閲覧できる状態となっていたと発表した。

9)フェムテック:郵送ホルモン検査canvas資金調達

郵送のホルモン検査サービス「canvas (キャンバス)」を展開するVitalogue Health(バイタログヘルス)は第三者割当増資の実施を公表している。増資を引き受けたのはジェネシア・ベンチャーズおよび個人投資家として赤坂優氏、森本 千賀子氏、石倉壱彦氏の3名。調達した資金や払込日、株価などの詳細は非公開。

10)フェムテック:コロナ渦の動向

ロックダウンでNY市がセックストイの使用を推奨 売り上げは30%増
ニューヨーク市が発表したコロナ下のセックスガイダンス
 ニューヨーク市保健局が昨年3月に発表した「安全な性交渉とセックスとCOVID-19」というガイダンス文書は、「あなたにとって最も安全なセックスパートナー」として、マスターベーションとセックストイの使用を奨励している。また電話や性的テキスト、ウェブチャットなどのプラットフォームが「体液を交換しないで、社交にも性的にもコネクトできる」と勧められている。

11)看護:在宅ワーク

病棟で働く看護師とテレワーク。
かけ離れたもののように思われますが、新型コロナウイルスへの対応が長期化する中、都内の病院では、緊張をしいられるコロナ病棟での勤務を終えた看護師に在宅勤務をしてもらうことで、少しでも緊張をやわらげ持続的に業務を継続していこうという取り組みが進められています。東京・日野市の日野市立病院では、去年3月から新型コロナの対応を行っていて、11月末からはコロナ病棟のおよそ20床がすべて満床の状態が続いているということです。

12)看護:COVID19自宅待機患者 テレナーシング

13)看護:コロナ病棟消毒業者研修

新型コロナウイルス患者を受け入れている病棟の清掃・消毒ができる業者を増やそうと、京都府と京都私立病院協会は2日、京都市下京区のメルパルク京



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