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日本一理解しやすいSEOとは何か

IT業界で仕事している人も、そうでない人も
一度は耳にしたことがあるSEO。
Search Engine Optimizationの略であり、
要は検索エンジンに最適化するということである。

ただそれだけでは何を言っているのか分からないし、
具体的に何をすればいいのか分からない。
なので、このnoteでは小手先のテクニックではなく、
SEOの概念を紐解いてみようと思います。

このnoteについて
・SEOの概念を理解できます。
・これからのSEOがどうなっていくのかがフワッと理解できます。
・テクニカル的なことは書いていません。

なぜGoogleが検索エンジンの覇者なのか

どの分野でも言えることですが、
SEOを理解するにはざっくりでいいので、
検索エンジンの歴史を知っておくことが好ましいです。

世界で一番最初の検索エンジンと呼ばれるものは「Archie」で、
1990年に登場しました。
(どれが最初かは議論の余地があるとされていますが、
通説としてはArchieとされています。)
カナダのマギル大学の学生だったAlan Emtageが開発しました。

つまり今から30年ほど前です。
まだ歴史的に見てもかなり浅い分野であることがわかります。

そしてGoogleは1996年にスタンフォード大学の研究プロジェクトとして
立ち上がったのが始まりです。
当時の検索エンジンはページに対象キーワードがいくつ含まれているのか
というものを評価するものでした。

その結果何が起こったのでしょうか?

白背景に白い文字でキーワードを埋め込まれるようになりました。
そうすれば大量のキーワードを埋め込むことができます。
そしてランキング上位へ。。。
そんなページを見ても役に立つかどうか分からないですよね。

それはユーザーの為になる結果が返ってこないことに気づき、
Googleは被リンク数と元ページの質を評価するアルゴリズムを作りました。
それがGoogleの始まりです。
このアルゴリズムはPageRankと呼ばれています。
SEO経験者なら一度は耳にしたことがあるかもしれません。

そして20代後半以上の人なら気づいたかもしれません。
当時のWebサイトに被リンクサイトが大量に立ち上がっていたことに。
つまり、Googleの検索結果を上げるための仕組みだったんです。
それが被リンク掲示板として雨後の筍のように生まれた訳です。
当時のSEOですね。

それからGoogleはたくさんの仕組みを導入して、
検索結果の品質を向上してきました。
これ以上は、テクニカルな話に流れてしまうので
このnoteでは記載しません。
調べたらいくらでも出てきますので、興味がある人は調べてみてください。

SEOとは「誰が何を言っているか」

さて、いよいよ本題です。
SEOとは何かを一言でいうとこの言葉に尽きます。

誰が何を言っているのか

これはSEOではなく、普段の生活でも言えることです。
私が「あなたの給料を下げます!」と言ったところで、
何の影響もありません。笑

あなたの上司ではないので、その権限はありませんし、
その一言で発破をかけることもできません。
ただの戯言になります。

これはSEOでも同じことが言えるということです。
少し具体的に話します。


まずは「誰が」からですが、
Webサイトの世界では「誰が」は「ドメイン」になります。
僕でしたら小畑宏介という存在ですが、
Webサイトではそれがページのタイトルではなく、
ドメインのことをさします。

人の世界では、Aという薬がBという病気に効くということを
医者でもない私がいってもあまり信用されないでしょう。
しかし、どこどこ大学病院の医者のXさんが言えばどうでしょうか?
肩書き、実績から信頼があるので信じることができますよね。

Webページではどうでしょうか。
何かよく分からないWebサイトが情報を発信していても
ただ怪しさがありますよね。
それよりも大手企業のページだったり、病院のコラムの方が信用できます。
なので、Googleはそのページがどれだけ信用できるのか
というのを評価軸に入れているはずです。
もし自分がGoogleの開発者ならそういう発想にいきつきますよね?
おそらくですが笑


そしてもう一つの「何を」言っているのか。
もうお分かりだと思いますが、どんなにすごい医者が
「肥満は健康にいいんだ!」と言ったらどうでしょうか?
統計学的に見てもそれは実証しづらいと思います。

webサイトはあくまで記事単位なので、
それぞれの記事の評価が必ずあります。
Aという記事は1位だけど、Bという記事は20位以下何てこと
よくある話ですよね笑
それはつまりそういうことです。
ドメインの信用だけではSEOは成り立ちません。

つまりまとめると

誰が:ドメインの信用度を上げる。
何を:記事の信用度を上げる。

この二つに分けることができます。
これが今現在のSEOの基本的な概念です。

もちろんSEOは技術的に成り立っているものです。
だからこそテクニカルSEOと呼ばれるものもあります。
それは技術者向けの話なので、それはまた別の機会に。

これからのSEOはどうなるのか。

大きく分けると3つです。

・MFI(Mobile First Index)が主流。
・UXの重要度が増す。
・3年後は音声検索の時代。

MFIはもう言及することもないかと思いますが、
PC検索よりも圧倒的にスマホ(モバイル)検索の時代です。
これはすでにそういう時代になっているからGoogleが合わせにきた
という流れになります。
単純に考えると当たり前ですよね。。。
PCを利用する時間よりもスマホを使う時間の方が長いですもんね笑


さて、次はUXについて。
今までのSEOは人を具現化し、少し技術的なものが上乗せした
ようなものです。
しかしこれはおかしなことなんです。
Webサイトという媒体と人間が等しく評価されることはできません。
なのでWebならではの評価軸をこれから追加していくよってことです。

それがCore Web Vitalsと呼ばれるものです。
2021年から検索エンジンの評価軸に追加されると言われています。
対象はモバイル検索のみです。


そして最後に音声検索について。
AppleのSiriはあまり広まったイメージはないのですが、
AmazonのAlexa、GoogleのGoogleAssistantなど
スマホだけでなくホームデバイスにも音声検索がついてきました。
これは今後、どんどん加速されることが考えられます。

家でいる時に簡単な検索はわざわざスマホなんて立ち上げません。
これからは音声で検索して終わりです。
なので、長い文章も大切なのですが、要約する力が求められてきます。
テクニカルな話にありますが、おそらくsummaryタグがより
SEO業界で騒がれる時代になるかもしれません。

とはいえ、ページにきてくれないと広告も表示されないし
アフィリエイトもCVしない。
それはこれからどうするのか気になるところですね。
Googleもどうしようか今色々と考えてるフェーズだと思います。
どんな企画が出てくるのか楽しみですね笑

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