見出し画像

読了。


武者小路実篤の「友情」。
これって、映画「カメラを止めるな」と
同じ構成だ。

上篇、主人公の悩みが描かれているけれど、
下篇では、別の視点から物語を振り返り、
物語の色がガラリと変わる。
見せ方も激変するあたりが、本当に上手い。

起承転結の転が下篇のスタートで、
ここに突入した瞬間、読むのを止めるのは不可避。
一気にラストまで通読。

構図はよくあるもので読みやすくしつつ、
構成であっと驚かせるその巧さ。

素晴らしくエンタメな作品。
こういう作品、作りたい。

この記事が参加している募集

よろしければサポートをお願いいたします!いただいたサポートはnoteをより良くするために使わせていただきます!