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32歳地方公務員が未経験からWeb系エンジニアへ転職するまでの道のり

自己紹介

はじめまして!コウスケ(@kosukein38)と申します。私は2023年4月に都内の自社開発企業(スタートアップ)から内定をいただき、2023年5月半ばからWeb系エンジニアとして働くことになりました。

経歴

  • 某国立大学の工学部化学・バイオ系卒、大学院修士課程修了

  • 新卒で化学メーカーに就職(約2年間勤務)

  • 地方公務員(県職員、技術系化学職)となる(6年間勤務)

  • 31歳を過ぎた頃、本気でWeb系エンジニア転職を目指すことを決意

エンジニア転職までの経緯

レガシーな環境で抱いた"違和感"

小さいころから、漠然とものづくりにかかわる仕事がしたいなと思っていました。高校生の頃、化学やバイオテクノロジー分野に興味をもち、大学進学を機に、ものづくりの世界に入りました。
大学院まで進学し、修了後は化学の専門性を生かしながら、社会に貢献できるような仕事につきたいと、いわゆる大企業や大組織に入り、働いていました。
しかし、働いているうちに少しずつ違和感を感じ始めました。

「自分がやっている仕事は果たして誰かの役に立っているの?」

特にレガシーな組織では、非効率な業務(いまだにFAXが現役など…)が多く、ユーザー目線に立てば無駄だと思うような作業がたくさん目につきました。特にコロナ禍でそれが顕著に現れてきたのではないかと思います。

「これじゃあ、役に立っているどころか人にて手間をかけてないだろうか?」

加えて、組織が大きくなるほど自分の裁量も小さく、何かことを実行するのにとても時間がかかります。特に行政は法律で縛りがあることも多く、自分から仕組みを変えていくことがことが難しい面がありました。

「もっと、社会の非効率な部分を効率化して、みんなを幸せにするような仕事がしたい!」
「社会の変化やニーズを敏感に捉えて、ユーザーに素早く価値提供できるような仕事がしたい!」

と次第に思うようになりました。

なぜWeb系エンジニアを目指したか

自分はずっと、ものづくりを通じて人々を幸せにしたいと考えてきました。
コロナ禍でおうち時間が増える中、上で書いたような違和感を悶々と抱いていた私は、今後社会でどんな人財が求められそうかを情報収集していました。

  • ハードウェアよりもソフトウェア

  • 日本はIT人財が不足

以上のようなことが、多くのメディアで語られており、ものづくりに関わるうえで、エンジニアという職業は今後のキャリアにとって良い選択肢なのでは?という考えに至りました。
そして、YouTubeでエンジニア転職について調べていると未経験でエンジニア転職の文字が目に止まりました。未経験でもエンジニアってなれるんだーと、色々調べるうちに、働き方の面や将来性の面も含め、特にWeb系エンジニアをとても魅力的に思うようになりました。

「よし、どうせコロナ禍でどこも行けないし、ちょっと勉強してみよう!」

これがエンジニア転職を目指す最初のきっかけでした。

エンジニア転職に向け学習スタート

まずはYouTubeなどで情報収集した学習フローをもとに、独学でProgateや書籍を使ってプログラミング学習を始めました。期間としては3ヶ月くらいだったと思います。特にRuby on Railsというフレームワークが、教材やネット上の情報も充実しているという方が多かったため、まずはこれをベースに学習を進めました。
転職するには自分のできることをアピールするオリジナルアプリ(ポートフォリオ)が必要だと多くの方がおっしゃっており、自分もその考えに賛同していたため、Railsチュートリアルを1周したところで、自分のオリジナルアプリを制作しようと試みました。

しかし、このフェーズで見事に挫折しました(笑)

  • そもそもアイディアが思いつかない

  • データベース設計ってなにそれ

  • テスト書けない

  • Railsチュートリアルのクローンはできるが、テキストにない部分の機能追加の仕方が分からない

  • どのレベルまでアプリを高めたら就活に臨めるのか分からない

すっかり開発の手が止まってしまいました。
プログラミングの概要を掴むのことは独学でもどうにかなるものの、どのような観点でアプリのアイディアを出すのか、どのような手順でアプリをつくればいいのか、実務で通用するレベル感はどのくらいなのか、といったことが独学では全く分かりませんでした。
つまり、よく言われるエンジニアとしての"自走力"が身についていなかったのです(あくまで私の話なので、独学で十分に自走力を養える方もいらっしゃると思います)。
そこで、より実力をつけるためにプログラミングスクールRUNTEQの門を叩きました。

仕事 + RUNTEQ という生活

フルコミット(仕事を辞めて)でRUNTEQに入られる方も多いですが、私は引越し費用や、今後のためにも仕事を続けながらRUNTEQを受講すると決めていました。考え方や状況は人それぞれなので、フルコミットを否定するわけではありません。
しかし、個人的には今後発生する金銭的不安(引越し費用、未経験転職による年収ダウン、東京での生活費など)を考えたら、私は仕事をしないという選択肢はありませんでした。
また、エンジニアという職業は仕事をしながら自分の知らない技術のキャッチアップも進めていく必要があるため、仕事と両立することは必要条件と考えました。
仕事は幸いなことに残業や土日出勤は滅多に発生せず、有給休暇も自分で仕事をコントロールすることで、計画的に取得することができたため、平日フルタイム(8時30分〜17時15分)で働いた後、家に帰ってから2〜3時間は学習することができ、土日祝日は7時間ほど学習することができました。
もともと独学期間があったため、オリジナルアプリ制作を除くRUNTEQのカリキュラムは4ヶ月程度で終わらせることができました。

話は逸れますが、RUNTEQはコミュニティが充実していることが特徴です。自分はキャリアトレーナーさんに誘ってもらってコミュニティリーダーという役割を務めていましたが、就活はもとより、自分の人生にプラスになったと感じています。
というのも、RUNTEQコミュニティが家庭でも職場でもない、いわゆるサードプレイス的で、プログラミング学習だけでなく、色んな悩みや相談事をオープンにできるような場所だったためです。
最初の頃はオンラインのコミュニティになかなか入っていけない時期もありましたが、コミュニティリーダーを務めることがきっかけで、多くの人と話すことができました。

さて、仲の良い受講生同士でアイディアの壁打ちしたり、現役エンジニアの講師から技術的なアドバイスをいただきながら、独学では挫折していたオリジナルアプリも納得するのものを作りきることができました。
(※以下のアプリは数ヶ月以内に一旦クローズする予定です。ご了承ください。)

いざ転職活動!
なんだかんだ、転職活動期が1番精神的に苦痛でした(笑)
しかし、ここで支えてくれたのもRUNTEQコミュニティ。
RUNTEQ運営のキャリアアドバイザーさんやキャリアトレーナーさんをはじめ、チャットツールやDiscordで多くの受講生の方からアドバイスや励ましをもらって本当に力になりました。ありがとうございました🙇‍♂️
結果的に、Web系自社開発企業と受託開発企業の計2社から内定をいただき、自分マッチした企業を選択できたと思います。

最後に

私は自分の性格上平凡な人生を歩むんだろうなーと思っていましたが、これまでの人生を振り返ると、大企業→地方自治体→スタートアップと実際にはダイナミックにキャリアが変化しています。
実は変化を好む性格なのかも(笑)
今後も世界がどのように変化していくのか、誰にも予測することはできません。しかし、その波に揉まれながらも、自分の人生なのだから、全力で生きて楽しんでやるぞと思って頑張っていきたいと思います。(もちろん息抜きもしながら)
最後まで読んでいただきありがとうございます。


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