不安は悪いものなのか

自分の未来に全くの不安がない。今までそんな人に出会ったことがないのだが、実際にはいるのだろうか。

むしろ新しくチャレンジしたり、いい未来にしたいと真剣になるほど不安はつきもの。だから悪いものではないのかな。

将来どうしていったらいいかわからない。そんな相談をよくされる。

多くの場合、20〜30年後が心配でその時にどうなっていたらいいのかわからないといった遠い未来について。確かに今の世の中何が起きるかわからず幸せに生きていられる保証もない。

そこから逆算して数年後どんな自分になりたいかを考えるため、何が正解なのかわからなくなるのも仕方がない。

ぼくも同じように悩んだ時がありどう結論出しても不安で意思決定するのが怖かった。絶対うまくいく方法はないのか、何事もなく過ごせはしないものかと。このスパイラルに入ると失敗がとても怖くなり、新しく始める気力もなくなる。

するとどんどん気持ちが沈む。楽しい仕事が辛くなるし、何をするにもこれが正しいのかと迷いが出てくる。不安をなくそうとすればするほどいい方向にはいかないのだ。

今は時代の変化がはやすぎて5年後を予測するのも難しく誰も確実なことを言えない。もはや将来を明確にするのはやめてしまっていいのではないか。

そう思ってから目の前のやることに集中するようにした。目標は立てるが固執するのはやめた。将来に怯えるのは悪いことではないと思うようにした。

だから不安とうまく付き合っていくしかない。何をするにもこれがついてくるものだと思い進んでいくしかない。そう思います。

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