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練習メニューの紹介

Hola!!コウスケです。
早速ですが今回は指導者として、スペインで学んだ練習メニューの紹介などをしていきたいと思います。
スペインといえば、ポゼッションのイメージが強いと思いますが、実際はどうなのか、どんな練習があるのか、どんな頻度で練習しているのかなどそこについて今回は説明していきたいと思います。そしてに私が実際に行なっている練習メニューも紹介していこうと思います。

ユース・ジュニアの練習頻度

皆さんご存知かと思いますが、スペインでは日本と比べ練習量が少ないです。私自身実際に日本の高校サッカーの練習を体験しましたがそこでは毎日3時間以上は練習してました。勿論チームや学校によって練習頻度も変わると思いますが、毎日練習しているチームがほとんどなのではないでしょうか(特に強豪校)。
それに比べスペインではほぼ全てのチームが同じ時間、同じ練習頻度で練習しています。大体一回の練習で1時間 -1時間45分、多くて2時間ほどで、それを超えることはまずありません。年齢によって練習時間は少し変わりますが、大体こんな感じです。そしてほとんどのチームが週3日の練習+試合となっています。勿論クラブや年齢で多少練習時間が変わりますが、週3日の練習がほとんどです。レアルやアトレティコなどのユースでも、3日、多くて4日の練習で時間も1時間30分-45分ほどです。
実際に日本からきた留学生もあまりの練習時間の短さに最初はビックリし、物足りなそうにしているのを今でも覚えています。

ユース・ジュニアの練習メニュー

サッカーではほとんどのコーチが、サッカーを構成する要素を次のように分けています。


テクニック(技術)
タクティカル(戦術面)
フィジカル(体力)

これにメンタルやソーシャル面など他に様々な要素がありますが、練習に関してはこの3つの要素に分け練習しています。これらを分けて行うアナリティックメソッド(反復練習)やこれらを組み合わせ行うグローバルメソッドなど、様々な方法で練習を行うことが出来ます。スペインでは主にグローバル練習が多いと思います。スペインではあまり反復練習、例えばパスやドリブルだけの練習はあまり見かけません。勿論年齢やレベルによって行なっているチームもありますが、基礎がそこそこあるチームではグローバル練習が多いと感じます。なので今回はテクニックとタクティカル面の練習について書いていきます。


スペインで主に行なっている練習は数的有利を生かした練習、シュート練習、ポゼッションと試合形式だと思います。でもそれっていっちゃえばほとんどのチームがそうじゃない?と思う方もいると思います。その通りです。ほとんどの練習がこれらに当てはまると思います。なので特別違う練習をしているのかと言われれば、そうではありません。実際スペインの練習を見れば、この練習見た、やったことあるという方が多いと思います。

大まかに言えばスペインではウォーミングアップ→ポゼッション→数的有利→試合形式で構成されているチームが経験上多い印象です。これらの間にパスやシュート練習、又はタクティカル面を意識したメニューを取り入れ1日の練習が完了という形です。何回も言いますがコーチ、クラブによって練習はガラリと変わりますが、私が実際に選手として15年以上の経験とコーチとしての経験上6−7割当てはまると思います。

ただ一概にポゼッションといっても様々なポゼッション練習があります。ポゼッションといえば例えば7vs7+フリーマンのボール回しみたいな感じで捉える方もいると思いますが、実際には沢山の練習方法、メニューがあります。2チームvs1チームや、トランジションを多く取り入れたポゼッション、選手をポジションごとに配置して行なったりなど、コーチによって色々と工夫しています。その週の対戦相手、その日の目標によって同じポゼッション練習でもガラリと変わってきます。

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ここで例として私のポゼッション練習の一部を紹介します。今回は8vs4+フリーマン、ボールを奪う事が出来たら自チームのコートにいる選手にパスを出し攻守交代というメニュー。ポゼッションでもその日の目的によって工夫し、スペース、人数などを調節しています。このようにポゼッションといっても様々な練習メニューをスペインでは取り入れています。

数的有利を生かした練習でも同じことが言えます。2vs1、3vs2、もしくは2vs1から逆に2vs3、カウンターを意識した練習など様々な練習方法があります。
こういった感じでスペインでは練習メニュを構成しています。勿論コーチやクラブによって全く違う練習、もっとアナリティックな練習を取り入れてるチームも勿論あります。
こちらも私が普段行なっているメニューの一部です。この練習は簡潔に言えば3vs2、攻撃が終わり今度は3vs4という練習です。

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このように様々な練習があり、そこがサッカーの面白いところです。

まとめ

クラブやコーチによって練習は違いますが、日本と比べグローバルな練習が多い、そして主にウォーミングアップ→ポゼッション→数的有利→試合形式で構成されているチームが多いと今回紹介していきました。しつこいようですが全チームがこうではありません。あくまで経験上こういった練習が多いなーと紹介しただけですので、皆さんもこんな練習が多いのかーと思う程度でお願いします。

そして実際に私自身行なっている練習を2つ紹介しましたがこれはほんの一部に過ぎません。今回はスペイン語で申し訳ないですが、実際にスペインでやっていると言う証拠提出として受け取って下さい(笑)。

そして実際にこのフォーマットが欲しいと言う方がいましたら、TWITTERのフォロー(新しく始めました)、そしてメッセージでメールアドレスを書いてもらえたらスペイン語の部分を日本語にしてお渡しします。
簡単に説明すると、左上に練習の説明、左下にオフェンス、ディフェンスの注意点や何を目的に行なっているのか、そして右下に道具、時間、スペース、人数、そしてカテゴリーとなっています。
なので興味がある方はフォローお願いします。

https://twitter.com/kosuke_hira

次回は実際に行なっている練習を日本語で紹介したり、どのような経緯でコーチとしてクラブに入れたのかなどを発信していくので、これからもお願いします!

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