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沖縄進出!24歳で沖縄支店を開始した話。

2014年に大阪で株式会社スタンドケイ(https://standkey.com/)を創業し、1年目から大阪でBBQレンタル(宅配)サービスを開始しました。
そして2014年11月、閑散期である冬を利用し沖縄進出の為、約2カ月の出張に出かけました。

■沖縄で事業開始した理由

沖縄に進出した理由は
①当時BBQサービスの競合が皆無だった事から、BBQ施設で認知→リゾート施設の展開へと発展させていく絵がかけた(勝算があった)為。
②シンプルに沖縄が好きだから。(沖縄の方と持続可能な事業展開をしていきたいと思ったから。)
③1人での起業で身軽だった為。
沖縄が好きな若者が根拠のない自信を持って「行けー!」ってやつです。笑

■沖縄に行って先ず始めたこと。

2カ月後の帰りのフライトチケットと、小さなバックを背負って関西国際空港からジェットスターで沖縄へ到着。泊るところも何も決まってない状態でのスタート。到着して、地元の方にオススメの格安ゲストハウスを聞いて直ぐに決定。

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↑写真は当時滞在していた1泊800円のゲストハウスです。この小さな枠内で2カ月過ごしていました。(普通にヤバいよね。まぁお金なかったし、若さってすごい。)
この暗くて狭い枠内で、毎晩隣から聞こえる爆音のイビキと闘いながら、沖縄の事業戦略を練ってました。

2ヶ月の沖縄滞在のミッションは
①プライベートビーチを探す(BBQやマリンアクティビティを楽しめる所)
②パートナーを探す。
以上。

2日目からはバイク(原チャ)をマンスリーでレンタルし、沖縄のビーチをくまなく回りました。沖縄を何周も回ったし、数えきれないぐらいノーアポ営業を行いました。(サトウキビ畑や海沿いを原チャリフルスロットルで走りまくったの懐かしいな~)

また、管理者不明の魅力的なビーチを見つけた際は、近くにいる住民の方に聞き取り調査。全て撃沈、宿に戻ってまた戦略を練り直し。そんな毎日を過ごしていました。

今となっては、非効率!無駄~って思うし、本当に未熟やなって恥ずかしくなるんですけど、一方でその経験は今のビジネスの嗅覚を培う上で必要不可欠な経験でした。
やはり若さゆえの好奇心と、なんとしても結果を出す!と意気込む覚悟は20代ビジネスマンにとって一番重要なスキルじゃないかなって思います。後は、結果が出なく寝られない毎日ですら楽しめる楽観力も。

■無人島オーナーとの出会い

沖縄に上陸して2週間、沖縄の地理はめちゃくちゃ詳しくなったのですが、成果は全くの0!こんな時間とお金の無駄な使い方は無いぞ!!
と日々焦って動き回ってました。
門前払いの連続で結果が出ない日々に「世知辛ぇ~」と自信喪失していました。笑
沖縄に知り合いが一人もいなかったので、毎晩オリオンビール片手に真っ暗な海を眺めながら自分を奮い立たせていました。何よりも、自身が思い描いたビジネスモデルが通用しない事への苛立ちと、自身の能力の低さにただただ悔しい毎日でした。

そんな焦りを持ちながらも、時間は無情にも過ぎていきます。
沖縄に滞在して3週間、とにかくもっと隅々まで巡ろう!とこれまであまりマークしていなかった東南部をくまなく回ることにしました。
この日も早朝から夕方まで目ぼしいところも見つからず、心が折れかけながら海岸沿いをバイクで走っていると、

【コマカ無人島乗船場】

の看板が目に入りました。
無人島?めっちゃ面白そう!とバイクを停めていると、

「何かね?」目の前には恰幅の良いイカツイおじさんが立っていました。「大阪から来て、BBQや~~~」みたいないつも通り営業トークを始めると、
「面白そうだからちょっと来いさ。」って事務所に上げてもらいました。そこから真っ暗になるまで2時間ぐらいお話しさせてもらい、

「兄ちゃん面白そうだから何か一緒にやろう!」これまでの3週間が嘘のようにトントン拍子に話が進みました。
そう、これが最高のパートナー屋比久さんとの出会いです。

直観で、ここは面白い!この人も面白い!沖縄の拠点はここしかない!と決断したので、沖縄滞在の残り1ヶ月間は、ほぼ毎日南城市に足を運び、運営の手伝いをしながら協力できることを考え続けていました。

沖縄進出してから今日までの6年間。


■1年目(2014年) 2ヶ月の滞在
人脈0の中、1人で開拓。場所探しに毎日バイクで奔走!
【成果】
・パートナー屋比久氏との出会い。拠点の決定。
・BBQOceans始動。
・コマカ無人島で、マリンアクティビティ&BBQサービスの展開。

■2年目(2015年)夏に初めての社員(現取締役 )が入社後1ヶ月で2か月の滞在。笑
新しく仲間に加わった、現取締役に勉強も兼ねて、沖縄の基盤づくりを託しました。
【成果】
・コンテナ倉庫購入、BBQ資材大量仕入れ
・イベント出展。

■3年目~5年目(2016年~2018年)半年に一度程度の出張。
大阪BBQ事業の急成長により、沖縄への支援が鈍化。
沖縄で競合BBQ施設が急増。
【成果】
・ビーチでのプロポーズ/バースデープランスタート。

■6年目(2019年)出張1度だけ。
現地には足を運べてませんが、パートナー様の協力の基、次のステップへ向かう為の基盤づくりが始まりました。
【成果】
・知念海洋レジャーセンター様のWEBページ制作。
・キッチンカー(バーガー)スタート。

■7年目(2020年)コロナウィルスの脅威。
観光客激減による、沖縄観光産業が苦境。その中でも小さく投資を続ける。
【成果】南城市にある知念岬公園の一角にアウトドア体験を楽しめる知念岬OCEANS VILLAGEプロジェクトがスタート。

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ざっと沖縄進出から7年間を振り返ってみました。
結論から行くと、チャンスはあるものの僕自身、覚悟をもって投資しきれていないので、大きな成果には未だ繋がってません。経費がかさみ続け、現在は成果も出ておりませんが、数年後にはSTANDKEYにとって欠かすことの出来ない拠点になるでしょう。


ワクワクが原動力!

結局、事業成功の為には熱量がとにかく重要で、その為にはワクワクする、言葉では表せない動機が重要です。
沖縄事業に関しては、大阪や東京の仕事が忙しくなったことを言い訳に中々アクセルを踏めていません。
本来、僕たちが構想している沖縄での展開は、きっと地元の方も観光客の方も喜ぶ形になるんだけど、(想いはあるけど)そこに熱量が伴っていないから、6年もたって成果が出せていない。

合理的な判断をするなら撤退!ってなるんだけど、
沖縄が僕を育ててくれたし、何よりも賛同してくれた屋比久さんの為にも、何とか成果を残そうってもがいてる形です。
もう少し資本と時間の余裕が増えてくれば、沖縄への比重も少しずつ上げていきたいと思います。

僕たちの事を信頼してくれた仲間と沖縄県の為に、出来る事を愚直に進めていきたいと思います。


今日はこの辺で。

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