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フリーランスを17年続けてみた結果

1年で達成する人もいるし、1ヶ月で達成する人もいるし、何やら秒で稼いじゃう人もいるみたいだけれど、フリーランスとして、売上を1億円立てるのに、僕は17年かかった(生涯売上)。

売上を1億円立てるというのは、フリーランスとしてのマイルストンにしていた部分はあって、僕が最初に個人事業主として開業したのが2005年5月と記憶しているので、2022年4月でちょうど17年分の売上での達成ということに。100,012,678円。

収入や貯蓄の数字ではないわけなのだが、ここまでクライアント110社・者ほど、平均クライアント単価909,206円、売上のうち外注比率が6.44%ということで、非常に地味なことを積み重ねて続けて来たゆえの数字、という気がしている。

この17年の間には色々なことがあって、そもそも2005年のスタート時点で体調を崩してからの社会復帰だったし、2012年には法人化もしたし、2018年にはもう一度体調を崩して会社を畳むことになった。この間、多くのクライアントやパートナーに支えられて、やって来られたと思う。

さて、会社員の生涯年収はざっくり2億円〜2億5千万円と言わている。僕も17年やって来た、とは言え、仕事人生40年はあると思うと、まだまだ半分にも到達してないことがわかる。とは言え、あと1億、あと1億5千万というのをマイルストンにして闘っていくのかというと、正直しんどい。。。

むしろここまで働いて来て、何となくワークスタイルやライフスタイル、ライフプランやキャリアプランが見えて来て、何かあった時を除けば(まあ病気とか事故とかですよね、例えば)、他の人と比べてそんなに大きくお金が必要になることもなさそうで(独身だし、車や家のローンの支払いも必要なさそうだし)、生活をコンパクトにしつつ、仕事を調整していくのかなという気もする。

17年間の売上推移

17年やってみたけど、少なくとも僕の場合は、フリーランスとしての売上推移、綺麗な右肩上がりのグラフには到底ならなかった。社会的なインシデント(サブプライムとか東日本大震災とかコロナ禍)とかの影響も受けるし、個人的なインシデント(僕の場合は体調不良)もあるだろうし、まあだからこそ、その時々の月収や年商ではなく、「のべ」でどれくらい稼いだかという今回の数字が、今後の自分のキャリアやライフプランを考える上で不可欠だったとは思うのだけれど。

一仕事終えた感じではあるのだけれど、これからのことは真剣に考えていかないといけないなと思うし、「残りの時間」も意識せざるを得ない年齢になって来た。一方で、「勝手にお金を生む仕組み」みたいなものお世話になれる気もしないので(人は雇わない、お金は借りない、というの基本的なスタンスにしている)、あと20年ほど、どう闘っていくかというのは、また新たな課題であることは確かだ。少なくとも、前の20年の再現ではないだろう(それが不可能というくらい再現性のなさそうなグラフになってる)。

というわけで書いてはみたものの、こうすれば1億円売り上げ立てれるという話はなく(そういうのさももっともな方法論っぽく整理するのこわいw)、今回の数字は、地味にフリーランスを17年続けて来たことの結果論でしかない。本来は「1億円売り上げ立てれた」ということより、紆余曲折ありつつ「フリーランスを17年続けて来れた」「フリーランスを続けながら生活して来れた」ということの方が、人生における意味は大きい気がするしね。。。

これに甘んじず、頑張らないとだ。試行錯誤の日常は続く。


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