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レンタルショーケース、売れない時の分析について-EP.009-

自分は日本の社会で見かける「根性論」が大嫌いで、ましてや結果が伴わない時に外的要因にしちゃいけない空気はすごく嫌いです。

外的要因にしすぎて、本質見抜けない事はもっとダメですが。。。

レンタルショーケース界に置いて「商材も悪くない」「価格も間違ってない」「メンテナンスもちゃんとしてる」
なのに売れない。。。

となった時は、自分の範疇だけで悩まずに全体を俯瞰で見るようにしましょう。

今回は僕が実感した、そして実践している「売れない時の対処法」をざっくりと紹介


1,店舗の動線をチェックしろ

小売業界では大事にされている「動線」問題。

例えばコンビニ業界。

来店した際、無意識に本コーナーを歩き、そのあとドリンクコーナーを覗いてませんか?

あれ、実はコンビニ業界の戦略で、我々が自然と本コーナーを歩いているのではなく歩かされているのです。

動線とは要は「店側が狙った通りにお客さんを歩かせられてるか」が大事で、

ショーケース界においてもおそらく「狙ってる店内回遊ルート」は店舗毎にあるはずです。

大事なのは、回遊ルートに自分のケースが入ってるかという事。

見分け方とまでは言えませんが、お客さんが入り口から入ってどういうルートを歩いてるかの観察は大事です。

何人か見てればおおよその回遊ルートは分かってくると思います。
(直接スタッフに聞くのが手っ取り早いんですけどね)

お客さんが自分のケースのコーナー見ずにそのまま出口に向かう割合が多い場合は、残念ですが「位置が悪かった」と判断しましょう。

店舗坪がそこまで広くない店舗はそこまで気にしなくてもいいとは思いますが。。


2,SNSの使い方を見ろ

これはあくまでもwebコンサルタントとしての僕の意見。

昔と違って、良いものを置いたからといって、自然とお客さんがやってきて買ってくれるほど温い時代ではありません。

そんな時代だからこそ、SNS等のWEBを使ったマーケティング戦略が今のスタンダード。

これは契約前の段階でも調査出来る事柄ではありますが、自分が契約したいショーケースショップが、SNSをどんな使い方してるかチェックしてみてください。

・投稿頻度
・投稿内容
・旬なアイテムへの嗅覚と発信頻度

手っ取り早いのはこの3つ。

SNSが押入れにしまってるかの如く、更新されてないのはお察し案件として。。

プレミアがついてるアイテムや市場で完売が続いているアイテムが納品された時に、積極的に発信されてるかはかなり重要。

この点で個人的に上手いと感じたのはワイズセラーさん。

日本人の来店数の増やし方をかなり考えられており、
カプセル玩具界で人気の高かったアイテムをツイートした事で、それを見て買いにいらっしゃったお客さんもいたとか。。。

店舗によってはLINEの来店ポイント機能を使って来店を促したり、やり方は様々ではありますが、SNSのアクティブさというのは、一つの指標にしてみてください。


3,周辺競合他社をチェックしろ。

負けない商材がパタりと止まった時にありがちなのが、

周辺競合他社(中古グッズショップ等)がアクションを起こした時。

買い手側も賢く買い物するので、一通り周辺店舗を見てから買うって事が多いです。

ありがちなのが、ショーケース店舗の内容や値段や売れを逆リサーチして、中古を仕入れたり、フリマアプリの相場に合わせて値段を下げたり。
(その逆も我々はもちろんやりますけど。。)

自分だけの勝ちパターンを取られる事は正直腹は立ちますが、販売においてそんな事は当たり前なのでこればっかりは作戦を練り直しましょう。


4,給料日前や月末はフットワーク重め

これも小売業界であるあるなのですが、「売れませんでした」にありがちな言い訳は「給料日前なので。。」や「月末」なのでといった、
給料日や、クレジットの締め日を指すパワーワード。

確かに言われてみれば自分も給料日前は渋々真っ直ぐ帰りますし、嗜好品なんてもってのほか。。

とはいいつつ、買う人はいるので、あくまで気休め程度に。


・まとめ-テコ入れが吉と出るか凶と出るか

違和感を瞬時に捉え、原因が何かの分析にかかる事は、仕事や生活においてもすごく大事な事です。

それが気のせいでも間違いでも対応するしないが後々響いてきたりするものなので、

良い方向に動くかは正直神のみぞ知る世界と言った感じです。
自分も当たる時は当たりますし外す時は外しますし。

ただ、これだけは言えるのですが、違和感無視してやり過ごした時は大体ろくな事がなかったなと。

あくまで参考例でしかないですがらダメな時は色んな要素を分析してみてください。

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