顔に泥を塗ってなんぼ?
「顔に泥を塗る」という言葉がある。
私は、塗られた経験を思い出せない。
しかし塗ってしまったことはたくさんありそう。
あなたはどう?
例えば…、どうだろう。
私が大学受験に失敗した時には、両親が世間体的に恥ずかしそうにしてた気がする。
中高と成績優秀だったはずが一気に落ちぶれた息子にさぞガッカリしただろうし、親戚などに自慢できない息子になってしまったことは「顔に泥」を塗ってしまった経験かもしれない。
当の本人は、そのおかげで今があると思っているのだけど、親の顔に泥を塗ってしまった自覚は必要かもしれない。
私は周りにたくさん迷惑をかけて生きている。
何かしてくれた人より、泥を許してくれた人たちに感謝だ。
そういえば。
顔に泥を塗ってる民族っているよね。
ああいう民族は、日本人が着物を着るように何かの儀式の正装として顔に泥を塗るか、あるいは日常のオシャレとしてやっている民族もありそうだ。
日常のオシャレ…?
日本人女性も、顔に泥を塗ってるじゃないか。
「顔に泥を塗る」のも、悪くないかもしれない?
さて。
顔にスライム塗られたらどんな気持ちだろう?
ちょっと面白そう。
顔に泥を塗られても、スライムを塗られても、そこに悪意がなければ、私は楽しめそうだ。
…そんなこんな、作品を見ながら好き勝手に思考実験、思考のお遊びをするのが、現代アートは楽しいのです。
メイクと民族の画像以外は、以下の展覧会より。
Kotao Tomozawa Collection Exhibition “Moment”展
西武渋谷店B館8階(〜2024/1/21)
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