どうやって資格を取ったの?

今日の施設のお昼は秋の定番サンマの塩焼きだったんですが、「今年はサンマが高い!」と聞くとなんだか美味しさが増したような気がします。#単純なヤツ

こんにちは、コッシーです。


さて、先日奥さんのおじいちゃんの誕生日でした。御年96歳になられる人生の大大大大先輩です。

介護の仕事をしていると95歳以上の利用者さんは割といらっしゃいまして、そういう方々は一様に元気です。ご自身の足で歩けたりご自分で食事を摂ることができたり、カラオケが大好きだったりと、こちらがビックリするほどのパワフルさがあります。

奥さんのおじいちゃんもとても元気で96歳にして20本以上ご自分の歯ですし、お肉を好んでよく食べられています。奥さんの実家で誕生日会を開きましたがおじいちゃんのリクエストで焼肉でした(笑)

そんなおじいちゃんですが、身体はすこぶる元気なんですが、90歳を超えた辺りから徐々に認知症が進行し始めました。現在では二人で暮らしている娘さん(奥さんの叔母さん)のことは覚えていますが、他の家族のことは全て覚えておらず、短期記憶にも障害があり、ついさっきのことまですぐに忘れてしまうほど認知症が進行してしまっています。

介護度は要介護3と高く、週5でデイサービスに行き時折ショートステイを利用しています。

以前までは食事、排泄、着脱、入浴等はほぼ自立であり、徘徊癖があるためそこにさえ気を付ければ介護サービスと連携しつつ叔母さん1人で介護が可能でした。

しかしこの1年ほどで排泄が1人で出来なくなってきており、さらにトイレに行きたがらなくなってしまったため、失禁を繰り返すようになってしまい、叔母さんの介護負担が大きくなっていました。

そのため以前から家族内で入居を検討していたとのことで、誕生日会の日に相談を受けました。僕は一応介護業界に首を突っ込んでおる身ですので、おじいちゃんの状態や家族の現状等を見て僕なりに思う事はありますが、それを伝える前に1度担当ケアマネージャー(以下ケアマネ)に相談されてはどうかと伝えました。

介護保険では、担当のケアマネが利用者や家族の希望を聞き、目標を設定し、その目標を達成するためのケアプラン(介護支援計画)を立てます。

もちろんおじいちゃんにも担当のケアマネがおり、その方がおじいちゃんのケアプランを立てております。おじいちゃんが利用しているデイサービスやショートステイからの報告等も受けているはずで、叔母さんを除くとおじいちゃんの今の状態に1番詳しいのが担当ケアマネになります。

そんなケアマネを無視して、おじいちゃんの普段の様子を知らない僕がちょっと介護をかじってるからと言って無責任な(いや無責任ではないけど)意見を言うのはやっぱり違うと思うんです。

しかし叔母さんからは「実はもう相談したんだけどね」と言われました。

担当のケアマネさんには、介護負担が大きくなってきていることを相談したところグループホームを検討してはどうかと言われたとのことでした。

グループホームとは【認知症対応型老人共同生活援助施設】とも呼ばれ医師から認知症の診断を受けた方が入れる入居施設です。

認知症に明るい専門のスタッフが少人数(9人まで)の入居者を手厚く介護することができるため、認知症の方の入居施設としては最有力候補だと思われます。

あとはケアマネさんに施設を紹介してもらい見学等を経て検討する流れになりそうで、これは僕の出番はないかなと思っていたのですが、現実は少し違いました。

「実はケアマネさんからはグループホームの一覧の資料をもらっただけで『あとは自分たちで連絡をしてください』って言われたの」

「え?紹介はしてくれないんですか?」

「うん、『これ以上は自分の管轄外だから立ち入ることができない』だって。そういうものなの?」


確かに、グループホームには専任のケアマネがいるため入居が決まり次第既存のケアマネからホームのケアマネに変更をします。

しかし、通常入居が決まるまでは既存のケアマネがきちんと紹介をしてくれるはずですし、そこまでは責任をもって行うべきだと思います。

「いや、普通は紹介してくれると思うんですが…」

「そうだよね!私も紹介して欲しいって言ったのよ。そしたら『私はグループホームの事は全然分からないから、すみません』って断られたの」


何という事でしょう。グループホームの事を全然分からないケアマネがこの世に存在するなんて…!

ケアマネの資格を取るためにはそれはそれは難しい試験に合格しなければなりません。介護だけでなく保険医療福祉分野にも精通する必要があります。

それなのに!グループホームという介護の基本を分からないなんてことがあるはずがありません!

一体どうやってケアマネの資格を取得したのでしょうか!


「ケアマネでグループホームが分からないなんてことはないと思いますし、やっぱりケアマネさんから施設の方に声を掛けてもらった方がスムーズだと思います。おじいちゃんの情報もケアマネが持ってますしね」

「やっぱり!でも私からは言いにくいなぁ…」


うーん…僕から言っても良いんですが、同じ介護業界の人から指摘されると気分を害するケアマネもいます。今後もお世話になる可能性があるのなら下手に出しゃばらない方が良い場合もあります。


奥さん「あんた言ってあげればいいじゃん。腐っても責任者でしょ」

叔母さん「頼めるかしら…?」

奥さん「大丈夫。大丈夫。上手い事言ってくれるから任せといて!」

…あれ?僕の意思無くない?


というわけで、今度そのケアマネさんと会って話をすることになりました。

まぁケンカをするわけではありませんが、話の流れによってはひと悶着あるかもしれません。

ただその前に僕の認識が合ってるかどうか不安だったりします。ほら偉そうな事言って間違えてたら恥ずかしいじゃないですか(照)。


もし良ければですが…教えていただいてよろしいでしょうか?

僕の認識では通常ケアマネはグループホームの事をある程度は知ってると思いますし、担当ケアマネなら橋渡しをするべきだと思っていますが間違ってますかね?

皆様からはいつも本当に貴重なコメントをいただいており大変感謝しています。

皆さんからのコメントのクオリティの高さに驚かされております。

そんな皆さんの出番がやってきましたよ。さぁ今回も皆さんの忌憚ない意見を是非僕に教えてください!!

そして憎きケアマネをやっつけさせてください!!かっこつけさせてください!!

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みんなオラに力を分けてくれ!


現場からは以上です。それではまた。

コッシー

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