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講演会メモ『感情的にならない子育て』高祖常子さん 直井亜紀さん

2月19日に開催された埼玉県八潮市主催の講演会メモ。


高祖常子さん
https://www.tokiko-koso.com/profile

■ワクワクすると記憶力が良くなる!
偏桃体が、「楽しいなあ」
海馬が、「これやると楽しいかも!」と過去の記憶を引き出す

■イライラするのはどんなとき?
・やりたいことができない
・忙しい
・迷惑かけられない
・だだ
・自分ばっかり

自分がどんなときにイライラするのか、客観的に見ることが大事。

「こういうときにイライラするかも」とわかれば、手当てができる。

怒っている人は困っている人。怒りは二次感情。
怒りがこみあげたら6秒待つ。
例)大きく深呼吸、数を数える、落ち着ける場所に移動する等々

■ストレス反応を理解する
・イライラ
・語気が強まる
・思ってないことを言ってしまう。例)「あんたなんてうちの子じゃない!」「出ていきなさい!」

■なぜ叩いたり、怒鳴ったりはいけないのか?
「どんな気持ちですか?」
・自分が叩かれたとき
・知らない人が叩かれているのをみたとき
・大好きな人が叩かれているのをみたとき
・自分よりも3倍も大きい人が叩いてきたとき

・恐怖や不安による支配
・問題の解決方法を教えていない
・子どもに暴力の使用を教える(問題解決に暴力を使うようになる)
・取返しのつかない事故になることも
・つらい体験記憶により傷つく脳

体罰は百害あって一利なし

■自己肯定感が育つのは?
自分のヤダを受け止められないと、行動しにくい。受け止められると、自己肯定感が育まれやすい。
恐怖でコントロールするのではなく、「~だよ。どうしよっか?」と接していこう!

■ポジティブに接するポイント
①子どももひとりの人間として尊重する。違うと思っても、「そう思ったんだね」
②悪い行動を叱るよりも、いい行動をほめる。普通のことでも「ありがとう」「助かったよ。」

■しつけ
子どもが自分から習慣的に行動できるようになること

■子どもとの時間
「あのね」の時間。横並びでなれるちょっとした時間。
例)幼稚園の帰りに並んで手をつなぐ。家事を子どもと並んでやる。家事と子どもの遊びを融合する。

■人の中、地域の中で育てよう
防災、防犯、褒めてくれる等々

「子ども一人育てるのに村人全員が必要」アフリカのことわざ

■法律で体罰禁止
親を追いつめるのではなく、社会全体で子育てしていこうという意思表示。
人間関係がよくなる。

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直井亜紀さん
https://www.sara-lovebaby.com/profile

「お母さんなんだから」
「お母さんのくせに」
「お母さんでしょ!」

子どもが転んだら
「お母さんは何してたの?」
「そばにいたのになんで怪我したの?」

お母さんも人間!トイレにいきたい!ぼーっとしたい!
ずっとひとりで見ているのは神経が摩耗する。

虐待加害者に母親が多い理由は、一緒にいる時間が長いから。
虐待しているのは、ごく普通の人たち。

育児中に孤独。社会から取り残される。

母親のエネルギーが足りない。

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自分が大切にされた経験がなければ、自分の子どもに愛を注げない。

虐待のない社会にするためには、
・育児中に孤独を感じにくい社会にする
・育児中、「今日もたくさん笑った」と思える社会にする

育児中の親は、信用できる仲間を増やす。居場所を増やす。
育児を見守る人は、信用される人になる。アドバイスは求められたら言えばいい。育児している人に関心を持つ。

我が子は社会の宝

会社をやめたため、サポートは非常にありがたいです!未来を創る子どもたちの教育活動に使わせていただきます。