ゴキブリだからって
今日、私たちの家に突然現れたのは、忌み嫌われるゴキブリだった。リビングでのんびりと過ごしていた時、それは静かに現れ、そして静かに私の手によって命を閉じた。私はその一瞬、何の躊躇もなくゴキブリを殺した。しかし、その行為が終わった後に、私は深く考え込んでしまった。
「ゴキブリは悪くない。ただ、人間が不快に思うだけだ」と、そう子供に話しながら、私は死んだゴキブリに向かって謝った。この場面が子供にどう映ったのか、私にはわからない。だが、ここには重要な教訓がある。それは「生命への敬意」だ。
私たちは、自分たちの生活圏内で不快な存在は排除する。それは生存本能からくる行動かもしれない。
しかし、その瞬間瞬間に、生命に対する敬意を持ち合わせているだろうか。
子供に何を教えるべきか?
この問いは常に私の心の中にある。
生命を尊重する心を育てることは容易ではない。しかし、日常のささいな行動が、やがて子供たちの深い理解と共感へとつながるだろう。
私の行動一つ一つが、
子供の世界を形作っていく。
今日の行動が正しかったのか自信がない。
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