離乳食のスタートには?
以前にもお伝えしたように、離乳食の開始時期は本当は赤ちゃん自身が教えてくれます。日本ではまだ浸透してはいませんが、欧州では少しずつ広まりはじめた考え方です。
とはいうものの、現時点で圧倒的に市民権を得ているのは6ヶ月頃からスタートするという方法。
なお、それ以上早くから母乳やミルク以外の飲み物や離乳食を開始することは、身体の発達の問題から、アレルギーを発症する原因になるためおすすめしません。
さて、離乳食を始めるに辺り、何からスタートされますか?
避けていただきたいのは、
アレルギー性の高いもの(小麦、卵など)
消化に時間のかかるもの(肉、魚など)
になります。赤ちゃんにとっては異物を取り入れる訳ですからなるべく安全に進めていきたいものです。
最初は 10倍かゆ からということをよく耳にしますが、それよりもオススメなのが昆布出汁。植物性であること、赤ちゃんにとっては馴染みのある母乳やミルクの味を感じられるので、すんなり取り入れやすいためです。
昆布出汁といわれると・・・面倒だなと思われるかもしれませんが、実はとっても簡単です。
①出汁昆布を買う(手間を省きたければカット済みの商品を買われると良いです。利尻、日高、羅臼など日によって変えるのも味覚の訓練になります)
②さっと(ほんの一瞬)昆布を洗う
③水をはった鍋に昆布をいれ、極弱火でことこと火にかける
④小さな水泡が見えてきたらそっと昆布を取り出す(ねばりはえぐみになるので沸騰はさせない)
10分とかからず出来る昆布出汁。大切なお子さまのためにも作ってみてください。