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ぼくがコーヒーを仕事にしようと思ったきっかけ☕️

前回の記事「ぼくがコーヒーという沼にハマったきっかけ」に引き続き、今回はコーヒーを仕事にしようと思ったきっかけを綴っていきたいと思います。

前回はコーヒーを好きになっていった背景をまとめてみましたが、今回はコーヒーを楽しむ消費者から、その魅力を伝える事業者になりたいと思った背景をまとめてみます!
要素としては大きく3つあるので順を追って記していきたいと思います。


①自分の好きなものを他者が好きになってくれた体験

ぼくは東京から実家に帰省する際によく自分が好きなコーヒー屋さんの豆を買って帰り、東京土産?として家族や友達にあげたりするのですが、それらの人たちは自分と同じように特別コーヒーが好きという訳ではありませんでした。

静岡にもおいしいスペシャリティコーヒーのお店はあるのですが、昔のぼくがそうだったように余程のコーヒー好きじゃない限り、スターバックスなどの大手コーヒーチェーン店に入ってコーヒーを飲むというのが通常だと思います。
そのため普通に生活をしていたらフルーティーな味わいのする浅煎りを始めとしたスペシャリティコーヒーを飲む機会は訪れないと思うのです。

コーヒーの魅力に取り憑かれてしまったぼくからしたら、そんなのもったない!人生損してるよ!!て感じなのです。笑
そういった想いから、まずは身近な人にその魅力を感じてほしいと思い、自分の好きなコーヒー屋さんのコーヒーを飲ませては自己満で普及活動を続けてきました。

実際にコーヒーを淹れてあげた人たちは、コーヒーを口にして「うまっ!なにこれコーヒー!?」と期待していた通りのリアクションをしてくれ、今ではコーヒー豆を自動で挽けるグラインダーから、コーヒー豆の重さやドリップする際の湯量を測るスケール、ドリップするための注ぎ口の細いケトルなど、マニアックな器具を持ち始めています。笑

この体験からふと、これが自分の提供しているコーヒーだとしたら、この嬉しさは何倍に膨れ上がるのだろうかという想いに掻き立てられました。
そこからぼくは、自分が好きなものを他者に体験し、認めてもらう。そんな場所や機会づくりをしたいと思うようになりました。


②コロナ禍で感じたコミュニティの大切さ

これは前回の記事で書いたコロナ禍になって仕事がリモートワークになったことのマイナス面から生まれた話です。

コロナ禍でおうち時間が増え、出社することもなくなり雑談する機会、友達と他愛もない話をする機会がめっきり減ってしまいました。
そんな日々が続くと自分でもわかるほどに滅入ってしまった期間がありました。

そんな状況を打開してくれる休息の時間が、行きつけのカフェや定期的に通っている美容院でのスタッフさんとのスモールトークでした。
これまではそこまで意識したことがなかったのですが、「コーヒーを飲む」「髪を切る」という本来の目的の裏側には「雑談で心をリフレッシュする」という潜在的な目的が隠れていたんだなと実感しました。

そんな背景もあって、自分と同じようにちょっと寂しがり屋な人たちが、今日ちょっと誰かと話したい気分だなと思ったときに、気軽に立ち寄れる憩いの場のような環境があったらいいな想いで、そんな場所を自分がつくりたいなと思うようになりました。

そしたらきっとぼくみたいな人の気持ちも晴れやかになるし、ぼくの心も満たされるだろうなと。笑


③前職を経て芽生えた、もっと自分ごと化してみたいという想い

最後の要素ですが、これはぼくが前職での経験を経て、芽生えていった気持ちになります。

ぼくは大学就活時に身近な人の頑張りや特技、また自分がいつか熱中して取り組みたいものができたとき、それらに貢献できるようなスキル・推進させられる力をつけたいという考えから、デジタルマーケティングを事業ドメインとしているIT企業に就職しました。

そして約4年間、スポーツチームや食品会社、医薬品関連など様々な企業の要件の実現や課題解決に取り組んできました。

初めは自分のことで手一杯のところから、少しずつ相手の立場にたって物事を考えることができるようになってきた段階で芽生えてきた気持ちが、打ち出した施策に対して消費者はどんな反応をしているのだろうという興味関心です。

企業やその担当者さんの役に立てるということに、とてもやりがいを感じていたのですが、その反面で自分が考え実施したマーケティング施策、それらを含めたサービス全てに対してお客さんの顔・反応を直接見てみたいという気持ちが強くなってきたのです。

そういった想いから、小さいビジネス規模でいいので自分ごと化してやってみたい。いや、やってみよう!と動き始めてしまったのです。。


まとめると、、、

ぼくは極上のコーヒーを提供するために開業したいというよりは、コーヒーの味や素敵な空間・サービスなどの体験をもってお客さんの日常にゆとりや安らぎを与えたいという想いが強く、そのためにおいしいコーヒーを淹れれるようになりたいし、居心地のよい落ち着く空間をつくりたい。だから事業者になりたい!そんな風に考えています。

まだまだ考えの詰めが甘いとこだらけだと思いますが、これからバリスタとしてやっていくにあたって目の前のスキルばかりに囚われないよう、定期的に自分の根幹にある気持ちや想いを振り返れるようまとめてみた次第です。

最後に余談ですが、先日ぼくの祖父が他界しました。
祖父はほんとにアクティブな人で、中学卒業後に上京して修行を積み、地元に戻ってしばらく企業に勤めた後に起業をしました。そして法人化させた会社の経営を約22年間務めあげました。
そんな祖父の血が流れてるのだから、ぼくも上手く経営していけるだろうと根拠のない自信が湧いてきて、何とかやっていける気がします。笑

ほんとにいろんな面で助けてもらい、いろんな思い出をつくってくれました。向こうでも活発に楽しくやってください!
そしてぼくの行く末を見守っててください🙏🏻

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