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妊娠出産〜この13年間でわたしに起こったこと〜

こまかく綴ると長くなるので、
出来事だけまとめて、じぶんの思いや細かなことはまた別で記したいと思います。

ことの初めは25歳春。
海外留学中に下腹部に異変を感じ受診すると、
卵巣嚢腫がみつかり、
現地で手術することに。
全身麻酔でも一日しか入院出来ず、本当に大変でした。

帰国後、27歳頃。
子宮筋腫がみつかり、肥大している。
このままいくと妊娠出産もリスクあり、
帝王切開確定になるとのことで、薬で出来るだけ小さくなるように月1回半年間筋肉注射を打ちました。
注射が痛いのは我慢できるけれど、
この副作用が結構つらく、更年期障害の症状のような感じが続きました。

筋腫は無事2.3センチほどまで小さくなり、
29歳で最初の妊娠。
計画的に自分でタイミングをとり、スムーズに妊娠に至りました。
つわりが終わりいわゆる「安定期」に入り、周りにも妊娠を伝え、早めの産休に入る直前、
妊娠7ヶ月で突然、おなかの赤ちゃんが亡くなってしまいました。原因不明の子宮内胎児死亡です。
陣痛を起こして出産。
とても辛い辛い日々でした。

その半年後、妊娠を機にまた肥大してしまった子宮筋腫を摘出する手術。
人生2回目の全身麻酔です。

そして、そのまた半年後31歳の初夏。
2回目の妊娠。
このときも自分達でタイミングをとり始めて、2.3回目で妊娠することが出来ました。
前回のことで、
赤ちゃんが亡くなったのは、
わたしがつわり中も無理してたからだ、とか
ギリギリまで仕事をしようとしてたからだ、とか
色々と自分を責めていたので、
そんな理由をひとつでも無くしたくて、
仕事はすべて断り、
ほとんど誰にも妊娠のことを伝えることなくひっそりと予定帝王切開にて出産しました。

出産後、幸い筋腫の再発などはありませんでしたが、
不妊症になり、丸3年間不妊治療をして、2回目の体外受精で、
38歳の夏3回目の妊娠出産となりました。
コロナ禍での予定帝王切開、もちろん立ち会い面会不可です。

この3年間は思いつく限りのことをやりました。
途中3回ほど転院し、漢方や鍼灸、ヨガなどなど。
この経緯もまたこんど詳しく記せたらと思います。

いま病院には受精卵がもうひとつ。
今後どうするか、はまだ家族での充分な話し合いが必要です。
せっかく受精してくれた卵、何もせず破棄するのも、、、、という思い。
でも、わたしは3回もお腹を切っているので、もし着床したとしても、もう一回の妊娠出産に耐えられるか?の恐怖も。


娘も息子も元気に育ってくれています。
本当はそれだけで、感謝です。

この13年間で起こったことはザックリとこのような感じです。
嬉しい日々も辛い日々も、共に居てくれた夫にも感謝です。

起こったことはこういうことなのですが、誰にも話せない心の中のことが沢山あり。
そのあたりも少しずつ記していきます。

死産を経験された方、なかなか人に悲しみを話せず、抱え込んで辛いと思います。
終わりがないと思えるほどの長い道のりである不妊治療、友達の妊娠出産を心から喜べない自分が嫌になったり。
わたしの経験はどなたの何の役にも立ちませんが、
わたしはここで記すことで、普段流れていってしまう自分の思いを記録したいと思います。

最後まで読んでくださりありがとう。

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#出産
#不妊治療
#死産
#婦人科疾患

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