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無能を自覚しなければいけない【ゼークトの組織論】

こんにちは、コーシローです。

あなたは自分が有能だと思いますか、
それとも無能だと思いますか?

この質問にどう答えるかで、あなたが有能かどうかの簡単な判断ができます。

結論から言えば、有能だと思っている人の能力は、自分が思っているより低いです。

これは、ダニング・クルーガー効果と呼ばれる心理現象のひとつ。
人間は、実際の能力よりも、自分は能力があると過大評価します。

さて、僕が自分のことを有能だと思っているか、無能だと思っているか。

『無能だと表では言っているけど、本当は有能だと思っている無能』

です。

自分は無能だと自覚しなくてはいけない

少し思い切ったことを言います。

あなたも、

『無能だと表では言っているけど、本当は有能だと思っている無能』

ではないでしょうか?

なぜなら、日本人には『謙遜』という、いるんだかいらないんだか分からない習性があるから。

そして心の中で、

「みんななんでこんなにバカなんだ…」

なんてことを思っていないでしょうか?

たとえばよく、政治家の文句ばかり言っている、おじさんっていますよね。

・バカ総理はなにを考えているんだ!
・国の方針には納得いかない!
・政治家の給料を減らして、自分たちの給料をあげろ!

なんてことを言っている人が周りにいませんか?
そんな人が、自分は有能だと思っている無能です。

こんな事をいっている僕も無能の一人であるのは間違いない。

では、僕のような無能はどうすればいいのでしょう。
それは、

『自分が無能なことを自覚する』

です。

自覚すればやるべきことが見えてくる

自分のことを無能だと自覚すれば、やるべきことが見えてきます。

たとえば、

  • 人の心理がわからないので、心理学を学ぼう

  • マーケティングの知識がないので、深く知らなくてはいけない

  • 自分を抑制する力がたりないので、メンタルから鍛えよう

など、自分の弱みを自覚すれば、やるべきことがみえてくるんです。

では、その逆で、自分を過大評価している人はどうなるでしょう。
おそらくその人は、

『なにも学ぼうとしない』

なぜなら、自分は学ばなくても有能だと思っているから。
そんな人は、自分を成長させようと努力することはない。
自分を過大評価している人は、自己成長ができません。

自分を過大評価することは、なにもメリットがない。
なのでまずは、自分が無能だと自覚するところから始めなくてはいけないんです。

ゼークト「無能でやる気のある奴は殺せ!!」

18世紀、ドイツの軍人、『ハンス・フォン・ゼークト』が唱えた組織論によると、軍人は4つのタイプに分けられるそう。

ゼークトの組織論によると、4つのタイプは、

  1. 有能な怠け者

  2. 有能な働き者

  3. 無能な怠け者

  4. 無能な働き者

では、一つひとつ掘り下げていきます。

有能な怠け者は指揮官タイプ

有能な怠け者は、指揮官タイプです
なぜなら、有能な怠け者は自分が動くのが嫌なので、自分が動かずにどうすればいいかを考えるのが得意だから。

たとえば、有能な怠け者は自分で動かなくても良いように、会社を組織化して、従業員に働いてもらうと言った考えが思い浮かぶ。
いわゆる社長タイプですね。

有能な働き者は参謀タイプ

有能な働き者は、参謀タイプです
なぜなら、有能な働き者は自分で動くのが好きなので、現場で前線に立ちたがります。

たとえば、無能な働き者は、会社の中では他人を補佐する立場になりやすい。
人に指示する事もできるし、自分で動くことも好きなので、中間管理職になりやすいのかもしれません。

無能な怠け者は兵士タイプ

無能な怠け者は、一般兵士タイプです。
無能な怠け者は一見すると、いいところ無しのように見えます。

しかし、無能な怠け者は兵士として、役に立つことができる。
無能な怠け者は、上官の言うことを忠実に聞いて実行する、コマとしての役割があります。

たとえば、会社の中で歯車の一員として使われている、社員が兵士タイプ
悪い言い方をすれば、使い捨てのコマとして使われている。
僕も含め、多くの人がこの兵士タイプになります。

無能な働き者は殺せ!!

無能な働き者は組織の中で不必要になります。
なぜなら、無能な働き者は他の人の迷惑にしかならないから。

無能な働き者は、いうなればトラブルメイカー。
戦争中であれば、そんな人間がいるだけで全体が危険な目にあうかもしれない。

だから、そんな人間はいらないので殺せ、ということになる。

たとえば、現代でいうとそのような人間は、会社の足手まといになる。
会社の中でどんな立場になるかというより、もしかすると不必要扱いされて、解雇される立場になるのかもしれません。

おわりに

自分のことを無能だと自覚しなければいけない。

なぜなら、自覚すれば自分を成長させるきっかけになるかもしれない。
ゼークトの組織論で言えば、自覚していない人はただの邪魔者扱いにされるかもしれません。

ちなみにゼークトの組織論は都市伝説。
本当にそんなものが存在していたかの裏付けはないそうです。

僕はゼークトの組織論で言えば、『無能な怠け者タイプ』
なんとか自分が無能なことを自覚して、『有能な怠け者タイプ』にでもなりたいものです。

では、ここまで読んでいただきありがとうございました。


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