パレオダイエットの実践ガイド 加工食品を減らして身体を整える
こんにちは、こうしろうです。
普段は理学療法士として活動しながら、健康や美容に役立つダイエット情報を発信しています。
今回は、僕も生活に取り入れている
「パレオダイエット」について書いていきます。
あまり聞き馴染みのない方もいると思うので、パレオダイエットについて簡単に説明します。
先に、僕自身の体験談をお話ししますが、パレオダイエットを生活に取り入れたことで、沢山の良い影響がありました。
パレオダイエットは、以下のような事実を背景として、海外セレブや科学者からの支持も厚いダイエット法です。
パレオダイエットを端的に表現するなら、
「狩猟採集民族のライフスタイルを取り入れて、健康的な身体を手に入れるダイエット法」
という感じです。
「狩猟採集時代に逆戻り?」
「なんか、つまらなそう」
そんな風に思う方もいるかもしれません。
そんな方も、是非最後まで読んでから、判断してみて下さい。ダイエットの本質的な情報を求めている方には、有益な情報が詰まっていると思います。
パレオダイエットには、基本的なルールがありますが、全てのルールに従う必要はありません。
取り入れやすいものだけ実践して頂ければOK。
(実際僕も、かなりゆる〜く取り入れています。)
この記事に辿り着いた方は、健康リテラシーがかなり高い方だと思います。何か1つでも知識を持ち帰って頂けたら嬉しいです。
パレオダイエットの全体像
先に、パレオダイエットではどのようなことが推奨されているのか、全体像をまとめておきます。ここで、大まかにパレオダイエットについて捉えて頂けたらと思います。
パレオダイエットは、
肥満や現代病の原因=ヒトの遺伝子と現代の生活習慣のミスマッチによるものと捉え、
「現代人の生活習慣を最適化する」ことに真の狙いがあります。
「ダイエット」と言うと、「痩せるための食事制限」のイメージがありますが、食事だけでなく、睡眠や運動など生活習慣にもフォーカスを当てていくことをご承知おき下さい。
また、パレオダイエットが日本のような先進国の生活を否定しているわけではなく、あくまでも、現代と狩猟採集時代それぞれの「良いとこを活かす」というスタンスであることを忘れずに。
(ここ大事なポイントです!)
狩猟採集民が「凄い」ことが分かる情報を簡単にまとめておきます↓。
ここからは、食事法について書いていきます。
今回は、食欲コントロールの上でとても大切な「セットポイント」という考え方を紹介します。
加工食品を減らし、セットポイントを正常化する
「人間は、元々太らないようにできている」
って話を、聞いたことはありますか?
ヒトの体には、自動で最適な体重に調整するための「しくみ」が備わっており、それは「セットポイント」と呼ばれています。
狩猟採集民は、このセットポイントが正常に機能しているため、肥満にならず理想的な体型を維持できていると、考えられています。
一方で、現代人に肥満が多いのは、この「セットポイント」が上手く機能していないため。
では、セットポイントを狂わせてしまうのは何なのか?
それはズバリ、「加工食品」です。
「加工食品の摂取量を減らし、セットポイントを正常化すれば、勝手に痩せる身体になる。」
これが、今回の記事で最もお伝えしたいポイントです。
セットポイントが狂ったままでは、たとえ痩せたとしても、リバウンドしてしまうでしょう。
逆に、セットポイントが正常化できれば、狩猟採集民のように、好きなだけ食べても理想的な体型を、一生維持できるはずです。
とはいえ、加工食品に溢れた現代では、加工食品の摂取量をゼロにするのは難しいと思います。現代人を取り巻く環境が、肥満が増える最大の原因と言っても良いでしょう。
加工食品の全てが「悪」であるわけではなく、むしろ積極的に摂取したい加工食品もあります。
では、食べて良い加工食品と、食べない方が良い加工食品と、どう見分ければ良いか?具体的な判断基準を書いていきます。
どこまでが加工食品?
迷ったら、以下のことを基準にしてみて下さい。
・原材料がどんな形をしていたか分からない商品は控える
・植物油脂、砂糖、人工甘味料、精製穀物、食品添加物、低脂肪食品は控える
あくまでも、セットポイントを正常化することが目的
加工食品を避ける目的は、あくまでもセットポイントを正常化して食べ過ぎを防ぐことです。
加工食品が「健康に悪い」ということには言及していないことをご承知おきください。
また、セットポイントの観点からも、「絶対食べてはダメ」というわけではなく、たまに摂取するくらいは問題ありません。
お菓子やジャンクフードを食べたい時は、
「全体の食事量の2割まで」を目安にすれば、セットポイントが大幅に狂うことはないでしょう。
加工食品の摂取量を減らすコツ
加工食品の摂取量を減らすには、やはり自炊がベスト。
今、食事の大半を、外食やコンビニ、スーパーのお惣菜で済ませている方は、今よりも少しで良いので、自炊の回数を増やすことを意識してみて下さい。
理想は、加工食品はほぼ全てカットし、毎日自炊にして、自然に近い栄養価の高い食品を摂取することがベストですが、それはそれで精神衛生的に良くない方が大半かと思います。
「続けられる」ことを最優先に、食生活を楽しみながら、今回のことを参考にして頂けたらと思います。
今回はここまで。
次回、具体的に何を食べるか、「カロリーの質を高める」ということと、ファスティングについてまとめていく予定です。
(ボリューム次第では、どちらか片方になるかもです。)
ではまた!
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