ファンタジスタという勘違い…。
若い頃の自分を思い出すと今でも苦しさ、苦味を思い出して辛くなる時がある。
なんでも一人で出来てしまうという勘違い…。
体力にものを合わせての無茶な働き方。
やればやっただけ上がる成績と高くなるプライド、そして周囲を見れなくなってしまう視野の狭さ…。
若かりし頃は、エースと言われ、将来の幹部候補、ブロック成績表彰などなど
まさにファンタジスタという幻想に取り憑かれていた…。
あの日までは…。
リーマンショック!!
何をやっても上手く回らない、あの勘違いの栄光の日々が戻らない…。いつしか、心を病んでの強制退場。
仲間に頼らなくても一人でなんでも出来たという勘違い…。
そんな思い違いを変えたのは、半年間という休職期間。カーテンを閉め切った部屋での鬱鬱とした毎日からの差し込んだ光。
家族の支え
少しずつ取り戻した仲間との時間。
一人では無いという気づき、仲間との連携、チームで進める素晴らしさ!
あれから約十五年が経ち今は、最高のチームワークを誇るチームの一員として仕事ができている。
あの時の経験がそんなチームを作っていく力を与えてくれた。
あの経験が今を豊かにしてくれる。
もちろんチームにファンタジスタがいることは素晴らしいこと、でもファンタジスタ一人では出来ることは限られるし、その才能を壊してしまうことがある。
実はそれぞれみんな素晴らしい力を持っていてそれぞれがファンタジスタなのだと思う。
自分一人が特別ではなく、それぞれの力や能力が合わさることでチームが輝く!
仕事は、壮大な実験場だと思う。
それは、次の世代へバトンを渡していくための大切な行動。
一度、休んだ半年間。
その時間が今を何倍にもしてくれている。
今も同じ会社で仲間たちと素晴らしい人生を歩んでいる
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