見出し画像

構成からコーディングまで全部やったLPサイト制作

数年前、私は会社員デザイナーとして働いていました。

その時担当することになったのが、教育機関向けSaaSのLPサイト。
自社サービスで、これから広く認知させていこうという目的です。

そこで組まれたチームは下記の通り。

  • マーケター

  • 開発エンジニア2人

  • デザイナー、コーダー(私)

流れとしてはマーケターが構成・ライティングを行った後、私がデザイン・コーディングを行い、随時開発エンジニア2人が確認してくれるというものでした。

デザイン制作時のミス

マーケターが構成と文章を用意してくれたので、いよいよデザイン業務に入ることに。

今思えばこの時、私はミスをしていたんです…

いただいた構成と文章をチェックし、なんとなく違和感があったのに確認しなかったんですね。

「内容こんなに短いんだ!?
まぁマーケターさんのが開発エンジニアさんから色々説明受けてるだろうし、大丈夫だろう。」

そう思い作業を始めてしまいました。

教育機関向けなので誠実なイメージは残しつつ、誰でも簡単に使えて、チームで1つのものを作っていくんですよという意図が伝わりやすいようにイラストを多様したのを覚えてます。

売り出したいこととズレてる

初回のデザイン制作が終わり、チーム内にデザインを提出。

マーケターさんからはOK。

しかし開発エンジニアの2人からはなかなか返事が来ず…

このタイミングで、私は引っかかっていたことを開発エンジニアさんに聞いてみました。

こしこ「あの、今回の構成や文章ってサービスとして売り出したい内容と合ってますか?」

エンジニア1「いや、全然合ってない…
〇〇って言葉は使いたくないし、もっと△△の機能をアピールしたかった」

エンジニア2「なんでこういうことになってるんだろう?」

やっぱり私の違和感は合ってたんだ…とこの時気づきました。

これは1から練り直す必要がある。
マーケターさんに相談してみよう。

と思っていたのですが…

構成・ライティング担当不在

なんとここに来てマーケターさんがご退職。

構成・ライティング担当不在という状況になってしまったんです。

こうなったら、私が構成・ライティングから担当しよう。

そう思い、開発エンジニアの2人に協力を仰ぎました。

そもそもこれはどういうSaaSなのか
強みとして売り出したいことは何なのか
この表現は今のままで適切なのか

などなど…
オンライン会議でたくさんのことをお伺いしたんです。

お伺いした内容を元に構成・ライティングを開始。

わからないことは都度開発エンジニアさんに確認しながら、全体OKが出たところで再度デザイン業務に進みました。

「本当に素敵なLPサイトになりました」

2回目のデザイン提出。
今度はすぐにOKが出ました!

エンジニア1「伝えたいことがしっかり伝わってるし、何よりかわいい!」

エンジニア2「本当に素敵なLPサイトになりました!」

とお褒めの言葉をいただけたんです。

気持ちをホクホクさせながらも、コーディング作業に入り、ついにLPサイトは完成しました。

構成からやったことで理解が深まった

この案件は反省する点とよかった点の両方があるかと思っています。

反省する点は、やはり最初の違和感を放置し、すべてマーケターさん頼みにしてしまったこと。

デザインを始める段階でサービスの売りや機能を理解しているべきでした。

良かった点は、開発エンジニアの2人にサービスや売り出したいポイントをたくさん聞けたこと。

実際に開発してくれた方からお話を伺ったことで、サービスへの理解が深まり、よりわかりやすいLPサイトを作れたと思います。

自分が予想できた流れではありませんでしたが、構成から関われたことがいい経験になりました。

人任せにせず、自分が出来ることは何でもやって、より良いものを作っていけるようになろうと思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?