ギガタウン 漫符図譜
アクセスありがとうございます。
越路つぐみです。
ええっと、こちらは漫画です。
「漫符図譜…いったい何ぞや?」と思っていたところ、表紙折り返しに説明書きがありました。
ギガは、鳥獣人物戯画を指しています(たぶん)。
用例は鳥獣人物戯画のキャラクターたちを使って描かれています。
漫符は言葉こそ知らなくても、絵文字などで私たちは使っていますよね。
漫画を読む方にはもっとなじみがあるかもしれません。
心惹かれたのは、著者の方がこの漫符の用例のキャラクターとして、なぜに鳥獣人物戯画を使ったのだろうということ。
あとがきのところで少し触れられていましたが、〈漫符を鳥獣戯画で!〉にすごいセンスがあるなと感じました。
鳥獣人物戯画のキャラクターがが、落ち着いたシュールさを出してくれているんですよね。笑えますよ、面白いです。
この漫画自体も、筆と墨のタッチで描かれています。
もともとの鳥獣人物戯画の世界観を大切にされているように感じました。
かすれがあったり、濃淡や太さの違いなどと、漫符の組み合わせも絶妙。
新しいものを生み出すことも大切ですけれど、先人が生み出したものに敬意を払いつつ、新しいものにしていく試みもとても素晴らしいなぁと感じました。
ここまでお付き合いいただきありがとうございました。
またの機会に。
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