見出し画像

育休中のセブ留学 〜英語ビギナー3週間の冒険〜 #47

どうも、育休ゲロッパのコッシーです。

ご無沙汰しておりました。実は3週間フィリピンのセブに行っておりました。えっ、なんで留学?しかも何故セブ?そもそも育児は?いろいろ気になることもあると思いますので、次から書いていきます。


1、そもそも何で留学?

まず、そもそも僕の英語力は超ビギナーです。大学は理系で英語は苦手。海外は旅行のみ、留学経験ゼロ。仕事で英語は全く使わない。さらに英語の勉強は10年以上していない。そんな状態なので、道で外国人から話しかけられたら、まごつく、まごつく。

そんな最中、育休を機に次のキャリアを考える機会が増えました。勤めている会社の仕事は好きなので、今すぐ転職は考えていません。しかし、転職・起業をする人が山ほどいる会社なので、必然的に自分も考える機会が増えます。次のキャリアを考えた時、日本語での仕事から選ぶのと、英語も含めて選ぶのとでは、選択肢の幅が全然違うなと思いました。だって、75歳まで働くと考えたら、あと30年以上あるし。

じゃあ日本でコツコツ英語勉強すればええやんという話になりますが、これができかったのが自分・・・。仕事の慌ただしさを言い訳をして、どんどん後回しにしていました。何年も。そこで、

自分の意識を一気に好転させるには、環境を変えよう!それなら行くしかない!
と考えて、計画し始めました。

セブは雨季でも毎朝よく晴れたのでメチャ気持ちよかった

2、セブ留学の決断

留学先にはアメリカ、イギリス、オーストラリア等さまざまありますが、なぜセブを選んだか?
その理由は2点です。1点目はマンツーマン教育がリーズナブル。マンツーマンなら会話量も必然的に増えるし、ちょっとサボろうとしても逃げられない。セブは諸外国と比べリーズナブルなのが決め手でした。
2点目は距離と時差。成田から直行便で約5時間。福岡からだと朝出発して成田に飛び、夜にはセブに到着できる。さらに時差が1時間なので、日本に住む家族との連絡も取りやすいなと思ったのが理由です。

成田ーセブの直行便、フィリピン航空。ネットだと悪評ばかりだったが普通に快適。(JAL,ANAと比べてはいけない)。CAさんもノリが良くて個人的には好きだった。

3、留学機関の選定

これが一番苦労しました。セブにはたぶん50校以上の語学学校があって、日本の大学のような偏差値などの指標はないし、オープンキャンパスもない。各校のWebサイトを1つ1つ見てもめちゃ時間がかかるし、そこに書いてある口コミ情報がコロナ前の情報や写真のこともあり、「これ、今はどうなんだろう〜」と最新状況を確かめるための手間がかかる。ゆえに育児を終え、夜な夜なWebサイトで情報収集していました。

とはいえ、正直「学校選び、メチャ難しいやん」と思っていました。そんな矢先、以前同じ職場で働いたことがある「ねづ」さんのブログ(https://blog.nzakr.com/about/)をたまたま見つけました。そこには留学のことが書かれており、即熟読。ねづさんは職場でとても信頼のおける人だなと僕は思っていたため、すぐにブログが書かれていた斡旋機関(https://schoolwith.me)に相談アポを組みました。オンラインアポで1時間ほど相談する中で担当者が信頼できそうだと感じ、今回お世話になった留学機関ミライズ(https://ryugaku.merise.asia)に出会えました!

留学先のフリアドスペース。居心地が良くて、見晴らしが良く、僕は好きだった

4、英語ビギナーとしてのゴール設定

留学機関ミライズの手引書によると、社会人の英語習得には1,000時間の学習時間が必要と書いてあり、これはいい目安かもしれないと思いました。

今回の留学期間は3週間。平日朝9時〜夜18時(昼休憩除く)まで授業があり、1日約8時間学習すると
学習時間は8時間×15日(3週間の平日)=120時間

仮に留学中、1日も休まずに3週間学び終えた時点で120時間/1,000時間。進捗度は12%。まだまだ全然、足りないんですね。
(土日両日8時間ガッツリ勉強すれば、8時間×6日=48時間追加されるものの、せっかくの土日は違うことに使いたい)


ゆえに当然ですが、3週間留学したからって英語がペラペラになるわけではないんですね。これは自分への期待値調整も含め参考になりました。この計算で言えば、最低でも半年間はかかる計算です。

というわけで今回の留学3週間のゴールは「外国人の前でも自信を持って話せる」(文法や単語が間違っていたとしても、ヒヨらずトークする)という状態を目標にしました。もちろん、英語力向上がベースではありますが、数値目標をメインにすると、メンタル的にキツイ気がしたので状態目標に設定しました。

夕食後、復習。
勉強している人がいるとモチベがなんとか維持できた。が、眠かった。

5、授業での学びと成長

セブに到着した翌日の朝9時から普通にマンツーマン授業が始まりました。(入学式的なものはなく、オリエンが1時間ほど)席に向かうと、フィリピン人講師が笑顔で迎えてくれました。ホッとしたのも束の間、ここから授業中はEnglish Onlyの始まり。授業の冒頭は自己紹介やアイスブレイクからですが、マンツーマンなのでメチャ質問が来る!「最近どうよ?的な話から始まり、日本のどこ出身?何が有名なの?仕事は?趣味は?家族は?セブに来てどう?」などドンドン来ました。

最初の2〜3日は質問や授業の問いを返すだけで精一杯。普段使わない部分の脳みそフル回転している感じで、夕方には徹夜明けのような思考停止したヘロヘロ状態でした。仲良くなったバッチメイト(同じタイミングで入学した留学生)とご飯について行くだけで、自らレストランやお店を調べる余裕が全くありませんでした。

それでも、ちょっときっかけを掴み始めたのが5日目。ちょうど一週目が終わる寸前です。先生から質問が矢継ぎ早に来ると、こちらが考える時間が増え、しんどくて最終授業まで脳みそがもたない

だったら、こっちから質問をして相手に話させればいいじゃんと思いつきました。そこで事前に質問をいくつか準備して、僕の方からトークを切り出すトライをしました。質問内容は日本で会話するような話です。「朝ごはん何食べた?会社まで何分かかるの?週末、何してた?クラブ行くんだ?どこのクラブが熱いの?ところでさ、ランチってどこに行くの?そういえば彼氏いるの?とか」

すると先生は感情表現豊かに話してくれました。それをオーバーリアクションに相槌をするとノリが加速。わからない単語が出てきたら、辞書で調べず、先生に聞いちゃう。もちろん、説明は英語になるので理解には少し時間がかかるが、先生が一生懸命に、僕がわかりそうな単語や言い換えを考えて話してくれるから会話している感が増していく。
そうやって、トークのやりとりをしていくうちに、「英語で話してる」感が湧いてきて成長実感が少しずつ得ることができました。初留学でしたが、僕の場合、speakingから入った方が合ってそうだなと思ったのが学びでした。

ちなみに卒業テストの結果を見たら、speakingが一番伸びてました(笑)


最初、Teacher(写真左)の発音が全然聞き取れず、打ち解けられなかったが、
恋バナを振ったら一気に仲良くなり、なぜか少しずつ聞き取れるようになった。

6、刺激的な留学生との出会い

僕が入学したミライズは社会人留学生がメイン。ゆえに忙しい仕事の合間を見て1週間だけ集中的に学びにきたり、転職のタイミングで有休消化中にキャリアアップで来たり、上司が外国人になり交渉するために英語力をつけたい等、意欲の高い方々が多く刺激的でした。
業種もIT、医療、金融、ゼネコン、マスコミ、自動車、教育(高校教員・大学教授)など多種多様で、普段仕事をしていたらなかなか出会えない方々が多く、授業終わりにフィリピン料理を食べながらの会話は最高に楽しかったです。僕が思う社会人留学に来てよかった最大の魅力の一つです。

週末、仲良くなったクラスメイト達と良く旅に出た。どれも楽しかったが、
個人的No.1はカオハガン島。「人間の幸せとは何か?」を考えさせられる島でした。

7、ネクストキャリアへの視野

今、自分が担当している仕事では英語は必要とされていません。100%日本語です。さりながら、6、で話した大勢の社会人留学生たちと会話する中で、今でこそ自分の仕事では不要であるが、ネクストキャリアを考えたら、早かれ遅かれ英語が必要になるのではと自分自身に良い意味での危機感醸成をすることができました。英語を学ぶだけでなく、そもそもなぜ英語を学ぶ必要があるのか?の根幹に突き刺さる3週間でした。

英語ビギナーの自分にとって、英語のプレゼン準備は相当大変だった。勢いで「やります」手を上げたことに挫けそうになったこともあったが、大勢の外国人の前で英語でプレゼンしたことは良い経験だった。

8、育児休暇とキャリアの調和

もはやアタリマエ化していますが、育児休暇中に自分の今後のキャリアを見つめ直す人がメチャメチャ多いですよね、男性も女性も。僕は妻とコロナが始まった3〜4年前から、双方のキャリアを話し合う機会が増えました。例えばコロナ禍で保守的な対応で乗り切った日本と、経済回復を優先して乗り切った国の違いなどを見ながら、将来的には海外で働き、子を育てるということも視野に入れて行きたいよね的な話をしていました。その時、どうしても英語が必要になります。お互い英語が苦手なので、「近い将来、どうにかしたいよね」という段階まで話し合っていたので、育休を機に、妻と相談をして、3週間行かせてもらうことを快諾を得ました。もちろん、3週間は育児の負荷をグッとかけてしまいましたが、今後の将来を見据えた上で、承認を得られたのだと思っています。

(ちなみに育休に入ってすぐに留学は行っていません。4ヶ月間は育児に専念し、「まぁ、ちゃんとやってくれたし、ええやろ」という信頼を積み上げることは前提に思います)

カオハガン島に移住した日本人のママと、育児や教育について会話できたのが面白く、
2時間近く話した。自分的に貴重な体験となった。

9、むすび

結論、セブ留学に行ってメチャクチャ良かったです!

状態目標であった外国人の前でも、ヒヨらず話せるようになった。(文法間違いたくさん、文章が作れない時の単語つなぎのコミュ力含め)

もちろん、定量でも英語力がUPしていました。特にspeaking。

さらに刺激的な出会いや形成した人間関係は、MasterCardのCMではないですが、まさに「お金で買えない価値がある」だなと思いました。

社会人留学は「英語力UP」「異業種との刺激的な出会いの場」という意味で、キャリア志向の方々に人気のスタディツアーとなって行くのではと思いました。

(留意点)育休中の方は、ご家族と十分な話し合いを行い、双方の深い合意形成してから行ってくださいね!


今回も読んでいただきありがとうございました。
いいなと思ったら「♡」をポチッとな!

それでは、みなさんの
奮い立つ明日になりますように
Get up!」(ゲロッパ)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?