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社内DX推進と新規事業創出で、業界最先端の企業になる。この経験ができる環境は、コシダカにしかない。

「カラオケまねきねこ」を中心に、EIP(Entertainment Infrastructure Plan)「エンタメをインフラに」を実現すべく、様々な事業を推し進める株式会社コシダカホールディングス
現在は、新業態のシニア向け健康サロン「カノップ」の展開や、VRを装着し、バーチャルステージ上で歌う体験ができる「メタカラ」を提供するなどあらゆる角度からエンタメをお届けしています。

この多様なエンタメを創出し続ける上で欠かせないのが、DX推進室の存在です。今回は、地元・高知県でキャリアを積み、東京のコンサルティングファームでのITコンサル業務等を経て、弊社のDX推進室にジョインした野久保にインタビューを敢行。

弊社への参画を決めた理由や現在手がけている社内DX推進プロジェクト、新たなエンタメを生み出すために実施した施策などを話してもらいました。また、様々な業界を経験したからこそ感じる“コシダカのDX推進室にジョインするメリット”も深掘りしています。

野久保 達也(のくぼ・たつや)
株式会社コシダカホールディングス・DX推進室

大手求人広告会社に新卒入社し、香川県にて広告営業に従事。高知県に移り、商工会職員や老舗旅館でのバックオフィスを経験した後、2021年1月に総合コンサルティングファームにてITコンサル業務を担う。2023年7月から株式会社コシダカホールディングスにジョインし、DX推進室に所属。業務効率化に向けたDX戦略・推進に携わりながら、新規サービスの開発も行っている。


経験を地方へ還元するために、入社した

ーー野久保さんのこれまでの経歴を教えてください。

私の地元である四国地方で、これまでに様々な職種を経験しています。大学卒業後は大手求人広告会社に新卒入社し、香川県で求人広告の営業を1年ほどしていました。その後、高知県の商工会で小規模事業者の経営をサポートする経営指導員として働き、老舗旅館にて総務・人事・経理のバックオフィス全般も経験しました。地元で働く中で、私の中で芽生えてきたのが「地方創生に貢献したい」という想いです。

一言に地方創生と言っても手段は幾つかあると思いますが、私としては“自分自身が若い人たちのベンチマークとなるような人材”になることを目指しています。自身が起業家になるというよりも、将来起業家を支えるポジションとなるような若手の“見本”になりたいと考えています。

いま日本では起業家支援の国策や教育カリキュラムは多数存在していますが、“起業家の身近で経営や事業推進を支える役割を担う人たち”を支援するような施策は充実していません。また、そのようなポジションでベンチマークとなるような人も地元では巡り会えませんでした。私自身が"見本”となれるような人材になり、スキルやナレッジを渡すことができれば、地方人材のスキル向上に寄与し、結果的に地方創生に貢献できるのではと考えるようになったのです。

そのような人材に成長するために必要なのは、「課題解決力」と「書いて伝える力」だと考えています。そのスキルの習得のために、地元四国から、東京の総合コンサルティングファームへ挑戦することを選びました。競争力が高い東京での経験を地方に還元する、という考えですね。

ーーコンサルティングファームでは、想定していたスキルをどのように身につけたのでしょうか?

大手メーカーのプロジェクトでPMO(Project Management Office:包括的にプロジェクトをサポートし、正しい意思決定を支援する)業務に従事していた期間が長く、プロジェクト推進の中で多くのことを経験させていただき、「課題解決力」と「書いて伝える力」を培っていきました。

コンサルティングファームでは、ロジカルシンキングやプロジェクト管理の手法、ファシリテーションの方法など、あらゆるスキルや業務のナレッジが社内で明文化されており、いつでも自身で学ぶことができる環境でした。また、周りには“教科書のような先輩社員”がいたおかげで、想定していたスキルを想像以上にスピーディーに養うことができたと思っています。

ーーその後、コシダカにジョインした経緯を教えてください。

次のステップとして、コンサルティングファームのようにスコープが限定されたプロジェクトワークではなく、事業会社の内部で“事業を推進する経験”や“事業をやり遂げる経験”が欲しいと考え、事業会社への転職を検討しました。

地方の中小企業が都会のコンサルティングファームなどに求めていることは、企業の内部事情や外的要因などの様々なファクトを多角的に分析しつつ事業を成功に導いた経験です。事業会社を経験することは、私自身のナレッジも広がり、将来的な自分のやりたいこと(地方創生)に大きく役立つと考えました。

ーーコシダカに入社する決め手は何だったのでしょうか?

採用面接で話を聞いてみると、会社として飛躍的に事業成長をしており、今後はIT人材を増やしながらDXに注力していくフェーズであることがよく分かりました。ここでなら前職で培った経験を活かしながらDXや事業推進の経験ができると思い、ワクワクしたんです。

DXにおける課題は大企業だけでなく地方の中小企業も同様に抱えています。東証プライム市場へ上場している事業会社内でDX推進の経験をしたことは、将来的な「地方創生への貢献」で活かせると確信し、迷わずジョインすることを決めました。

社内DXの推進と、カラオケにとどまらない新しいエンタメの開発

ーージョインしてみていかがでしたか?

率直に、やりがいをとても感じました。

弊社は、EIP(Entertainment Infrastructure Plan)「エンタメをインフラに」という中期目標を掲げているのですが、社内DXの文脈では新しいシステム導入やこれまでの業務フローの改善施策を行うことで、業務効率化を進めることが求められていました。

また、これまで順調な事業成長を続けてきたコシダカのさらなる"次の10年”を支えるための新しい売りを作ることも必要です。この2軸で会社として大きな変革を求めており、これまでの経験を活かしつつチャレンジできる環境でした。

ーー具体的にどのようなことを手がけたのでしょうか?

入社して今まで手がけたことは、大きく分類すると2つです。

1つは、業務効率化に向けたDX戦略の推進。もう1つは、EIP実現施策の一つである“カラオケにとどまらない様々なエンタメを提供する場”PER(Private Entertainment Room)の開発です。いわゆる新規事業の創出ですね。

入社後、まずは社内で止まっていたプロジェクトの掘り起こしを行いました。途中で中断してしまった原因を究明し、プロジェクトのゴールの再設定や目標達成に向けての筋道の立て直し、タスク整理、メンバーの役割分担など、プロジェクトの再開へとつなげました。

DX戦略の推進と新規事業創出のプロジェクトを進める中で、社内の情報管理を見直す必要もあると気づきました。同カテゴリの情報でも別々のExcelを様々な部署で管理しており、一元管理が必要だと感じたのです。

ーーデータが散らばっていたのですね。

そうです。新規プロジェクトを進めるにあたって各種情報が必要な際に、「あの情報はどこにまとめてあるの?」「その情報は誰が知っているんだっけ?」と、情報集めにひと苦労してたんですね。業務効率化の観点で、情報集約のDX化は急務だと感じました。これも以前にシステム開発しようと試みたが形になっておらず、管掌部署が不在となっていた取り組みでした。

要件定義から2〜3カ月ほどかけて開発を進め、システムの大枠が出来上がりました。現在は外部の力も借りながら、情報集約作業を行っています。

今後は最適な運用方法を固めつつ、2024年度中の運用開始を目指しています。

ーー業務効率化を推進するDX推進として、他にどのような施策を手がけたのでしょうか?

採用業務の注力と外注化に取り組みました。

先ほど話したようなDX施策や今後の新規事業開発を行うためには、IT人材を含めた人員を増やす必要があります。外部から調達するだけでなく、社員の採用も重要です。そこで、採用上のベンチマークとなる企業の求人情報をリサーチしつつ、弊社でIT人材を採用する場合の採用要件の整理を進めました。

DX施策を推進する人や事業開発を行う人はこれまでの「カラオケまねきねこ」店舗で活躍する人材と異なります。求められるミッションや成果も異なり、これまでの採用手法ではなく新しいアクションが必要だと感じていました。

ーー「カラオケまねきねこ」の店舗運営職とは、採用ターゲットが全く異なりますよね。

経営陣へ相談したところ、DX推進室を率いる腰髙理志室長を先頭に株式会社コシダカデジタルの設立を判断いただきました。また、IT人材を採用できるように採用基準も新たに制定しました。

そして、採用アウトソーシング企業の力を借りることで、採用業務のフロー全体を再構築し、採用活動における集客面と選考面で、アウトソーシング企業と弊社で役割分担を明確にしました。採用業務の効率化が図れたことで、これまで以上に大勢の求職者と面接が行えるようになりました。結果、この半年間ほどで優秀なIT人材や事業開発者の獲得ができるようになってきています。新しく入社したIT人材によって、社内のDX推進や新規事業開発が活発に進むようになりました。

ーー野久保さんが入社して数カ月で、スピーディに物事を進められた要因は何だと思いますか?

経営陣の柔軟な考えのおかげです。

新たな取り組みや変化を求められており、提案をすれば即座に回答が返ってくる。意思決定が非常に早いんです。応援いただいていることも肌で感じるため期待に応えていきたいですね。

ーーこれまでに様々な業務を経て感じた、DX推進室で働く魅力を教えてください。

「カラオケまねきねこ」は店舗数でNo.1(弊社調べ)になり、業績も好調です。カラオケボックスのチェーン店で、コロナ明けの2024年に積極的な投資ができるのは、コシダカだけではないでしょうか。
知名度もあり、多くの企業を巻き込んだ大規模なプロジェクトも進められる。本当になんでもできる環境なんです。

弊社はEIPの中で「カラオケまねきねこ」を1,000店舗まで増やすとしています。それを達成した後、さらに飛躍するには今、種まきが必要なのです。
このフェーズに関わって新たなチャレンジができる、弊社のDX推進室は大きなやりがいがあるでしょう。 

仕事に熱中できる仲間と、業界最先端企業になる

ーー今後、野久保さんがチャレンジしたいことを教えてください。

これからもEIP(Entertainment Infrastructure Plan)「エンタメをインフラに」という中期目標を達成するために、業務効率化に向けたDX戦略を推進しつつ、新しい売りの開発も進めていきたいです。

目指すのは、業界最先端の企業になること。
日本でいちばんDXが進んでいる会社であり、新しいコシダカの売りである事業・サービスを創出することで、今以上にエンタメを楽しめる世の中にしたいと考えています。

新規事業創出の施策の1つとしては、コア層が熱中できるようなカラオケサービスを企画しました。2023年11月に、バーチャルキャラクターになれるカラオケサービス「ONEREC VK」として公開し、1ヶ月間の実証実験を行いました。

ーー反応はいかがでしたか?

体験後のアンケートを熱心に書いてくださるお客様ばかりでしたね。コアになるような方々に楽しんでいただけたと感慨深かったです。

またその盛り上がりを活かして「ONEREC VK」のファンコミュニティを作るなど、サービスをさらに拡張させるアイデアも生まれました。

ーー「ONEREC VK」が広がると、世の中にどんな変化があるのでしょう?

VTuberの動画制作が​​「カラオケまねきねこ」でできるようになり、撮影スタジオとして使われる機会が増えるかもしれません。
まさにPERを拡充させることで、お客様は新たな楽しみ方ができるようになりますよね。

そして、こういった取り組みやノウハウを活かしつつ、将来的には地元に貢献できる取り組みをしたい考えです。それを地元に帰ってやるのか、弊社で新しい事業を作って挑むのかは分かりませんが、コシダカに入社してから私のキャリアで実現したい目標がさらに増えました。挑戦したいことは多いですし、これから実現するだろう未来にワクワクしています。

ーー最後に、コシダカにマッチする人物像を教えてください。

会社の環境や業務フローの都合上、アイデアを実現できないジレンマを抱えている方や、熱中できる何かを探している人ならマッチすると思います。

弊社では意欲のある人が活躍できます。私は採用面接も担当していますが、自分が出せるバリューや描いているキャリアビジョンが明確な方なら、これまでの職種や業界も関係なく活躍されると思います。

2023年11月には、ゲーム会社出身者がジョインしました。まねきねこアプリの新たな使い方を提案したりと、異なる業界ならではの視点は本当に勉強になります。

こういった環境に興味を持ってくださった方には、ぜひ弊社にエントリーいただきたいですね。

取材協力:CASTER BIZ recruiting 
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