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コラボ企画は「カラオケまねきねこ」と作品ファンの架け橋。アライアンス事業部が語る企画の裏側

株式会社コシダカホールディングスが提供する「カラオケまねきねこ」では、アニメ、VTuber、ゲームなどの多様なエンタメ作品とのコラボキャンペーンを積極的に展開中です。 

来店特典のグッズはもちろん、作品にまつわる楽曲の歌唱によってオリジナルグッズをゲットできる企画、店舗によっては等身大パネルや専用ルームも設置し、ファンの方々に喜んでいただける活動に日々取り組んでいます。

そんな企画を推し進めるのが、2021年に設立されたアライアンス事業部。今回は事業部メンバーの3名に、ファンの視点に立って企画を進めるための考え方や各作品へのこだわり、グッズ制作の裏話を詳しくお聞きしました。

石井 健太
株式会社コシダカホールディングス・アライアンス事業部 部長
株式会社コシダカアミューズメント・常務取締役

カラオケ業界で約25年の経験を積み、2021年9月に株式会社コシダカホールディングスに入社。アライアンス事業部を立ち上げ、部長としての業務のほか、新規事業や販路拡大に向けた施策なども幅広く担当。2023年、株式会社コシダカアミューズメントの常務取締役に就任。

Yさん
株式会社コシダカホールディングス・アライアンス事業部

カラオケ業界を経て、2022年1月に株式会社コシダカホールディングスのアライアンス事業部に入社。前職での経験を活かしながら「カラオケまねきねこ」とエンタメ作品のコラボ企画の企画立案、進行に従事。

Hさん
株式会社コシダカホールディングス・アライアンス事業部

新卒で食に関するメディアのSNS運用に携わり、2023年9月に株式会社コシダカホールディングスに入社。アライアンス事業部にて、コラボ企画の立案、進行を担当。


アライアンス事業部のミッションは、店舗を訪れるきっかけをつくること

ーーアライアンス事業部のミッションを教えてください。

石井:アライアンス事業部のミッションは、みなさんが「カラオケまねきねこ」に行きたくなる目的を作ることです。

カラオケ店は全国にたくさんあります。おそらく、お客様がカラオケ店を選ぶ時に比べるのは、料金や立地の観点からでしょう。業界的にサービスの良さで選ぶ人は多くないんですよね。実際に店舗へ足を運ばないと、サービスの違いは分かりにくいですから。

でも、そこをしっかり作り上げていくことで「『カラオケまねきねこ』に行こう」「『カラオケまねきねこ』〇〇店に行こう」と思ってもらえるようになります。これまで来店されなかったお客様が、弊社のコラボキャンペーンを通して足を運んでくださったら、私たちの仕事はひとつの成功にたどり着いたと言えると考えています。

そういえば、今一緒に働いているHさんは、まさに弊社のコラボ企画をきっかけに「カラオケまねきねこ」に足を運んでくれていたお客様だったんですよね。 

Hさん:そうです。そのコラボ企画を以前弊社でやっていた時に「等身大パネルが置いてある店舗に行こう」と友達と盛り上がって伺いました。入社して分かったのですが、そのコラボは先輩のYさんが企画したものだったんですよね。 

Yさん:そうなんです。石井さんが面接官を務めた採用面接でHさんがその話をしたことを、エピソードとして後から聞きました。企画を楽しんでくれた方からのリアルな話を知れたのは、とても嬉しかったです。

作品ファンに愛される視点で、コラボ企画を立案する

ーーコラボキャンペーンの企画は、どのように進めるのでしょうか。

 Hさん:市場の流れを見ながらコラボする作品を検討し、グッズ内容も含めて企画の試算を立てます。それらをもとに、社内で話し合いながら企画を詰めていき、社内で合意が取れたら、企画書をもとに版権元様に企画をご提案します。その後、版権元様との合意が取れたら、キャンペーン開始に向けてグッズ制作に進む…という流れです。

Yさん:版権元様とのコミュニケーションですが、時には企画段階から連絡を取り合い、テーマに合わせたグッズ制作へと繋げています。もちろん作品理解のために、アニメを見たり、ゲームならダウンロードして遊んでみたり。しっかりと勉強をしてイメージを固めてから企画の提案をしているんです。

Hさん:版権元様への提案期間を含めたら、企画立案からキャンペーン開始まで約半年ぐらいかけて取り組んでいますよね。

石井:そうだね。あと、コラボ企画を考える時は「カラオケって楽しいな」と感じてもらえることを必ず意識しています。そのため、弊社は必ずカラオケのルームを使うことも絡めて企画しているんです。 

ーー「カラオケのルームを使う」というのは、どういうことでしょうか?

石井:私たちは、カラオケの楽しさを“作品を通して伝えること”も仕事だと思っています。だから最近のコラボ作品のアニメなら、オープニング曲もしくはエンディング曲を歌ってもらうことで、また違ったグッズがもらえるような仕掛けも。カラオケを楽しんでもらえるような工夫が散りばめられているんです。

Yさん:カラオケ店によっては、コラボメニューのドリンクをテイクアウトできたり、店頭でコラボグッズを買ってそのまま帰ることもできる。カラオケルームを使わないかたちもありますよね。

石井:他社カラオケ店との差別化という意味では、お店のスタッフとの接点を持ち、「カラオケまねきねこ」のサービス、接客を体験してもらいたいんです。

コラボがきっかけで来店したお客様に「ここのお店は違うね!」「カラオケをするなら、今度からここにしようよ!」と思ってもらえるための大事な機会だと思っています。コラボ企画をきっかけに、「カラオケまねきねこ」のファンになっていただけたら非常に嬉しいです。

グッズイラストは、まねきねこオリジナルイラスト。「ここにしかない」を追求する

ーーグッズ制作では、事前にどのような勉強をしているのでしょうか?

Yさん:コラボする作品のキャラクターやストーリーを知り、その魅力を体感するためにアニメを見たり漫画を読んだりしますね。

Hさん:仕事を通して新しい作品を知る機会が増えるのは、嬉しいですよね。コラボ企画が終了してからも、担当したコラボ作品のゲームをずっと遊び続けている同僚も多いです。毎回、私たち自身も作品のファンになってしまいます。

ーー楽しむ気持ちを持って働いているのですね。弊社で企画するグッズの工夫についても教えてください。

Yさん:グッズへの工夫は色々とあります。例えば、アクリルスタンドや缶バッチなどの人気商品は、定番だからこそ差別化を強く意識していますね。

アクリルスタンドなら箔押しにしたり、ホログラムを入れたり、缶バッチなら星型やハート型にしたり、他のコラボグッズにはない要素をいつも考えています。「欲しい!」と思ってもらえるようなファン目線は欠かせません。

石井:弊社のコラボグッズで使うイラストは、基本的に版権元様に新しく描きおろしてもらう点もこだわりのひとつです。キャラクター、キャラクターのポージング、各グッズの色などもこちらで考えて、版権元様と話し合います。

Yさんはグッズイラストのラフも自分で描いていますし……アクリルスタンドでよくある、水平アングルではないイラストの提案もしているんだよね?

Yさん:そうですね。高い位置から見下ろす「俯瞰」と、やや下の位置から見上げる「あおり」など、いろんな視点でのイラストを提案したこともあります。

Hさん:私が好きなコラボでも、そのキャラクター特有のポージングや表情が描かれていたことには、驚きました。当時ファンの間では「この制作者、ちゃんと分かっているなあ!」と盛り上がりましたよ。コシダカに入社してから、このグッズを担当されたYさんが作品理解に多くの時間を費やしたことが分かり、感心しました。

 Yさん:我ながらすごいねぇ〜、その制作者(笑)。とても嬉しいです。

 ーーまさにファン心をよく理解した上でグッズが作られている、と。

Hさん:そうなんです!ファンのことを考えて作られたんだということが、ちゃんと伝わってくると人気が出るし、ファンの間での情報の広がり方もまったく違います。 

石井:私たちはグッズそのものだけでなく、グッズになる前のイラストも含めて「グッズはどうあるべきか」「どんなグッズがファンの方にとって良いのか」を考えています。だからイラストもそうですし、缶バッチやアクリルスタンドなどの定番商品も、制作の裏側にはしっかりとしたこだわりがあるんですね。

さらにこのコラボグッズを「カラオケまねきねこ」の店舗に並べてお客様の手元に届けるまでが、私たちアライアンス事業部の仕事です。反響の確認のため、コラボ開始日には必ず担当者が現場に行ってお客様の反応を確認し、それを次の仕事に繋げるようにしています。

「ファンの方に広く伝わってほしい」想いで、新展開も計画中

ーー今後の展開について教えてください。

石井:弊社の企画は幅広く、ターゲットも男性向け、女性向けなどさまざまです。長年愛されている作品もあれば、小学生の間で流行っている作品もあったりと、様々な方に「作品の楽しさ」と「カラオケの楽しさ」をお届けできるような企画を考えています。

グッズのクオリティや満足度に自信を持って世の中に出せるかどうかを常に問いながら、「カラオケまねきねこ」に来ていただけるような企画をこれからも実施していきたいですね。

実は、今コラボ展開を幅広く進めるための種まきをしています。特に、グッズをより多くの人に手にとっていただく方法を考えているので、これからもっとみなさんに楽しんでいただけるはずです。ぜひ楽しみに待っていてほしいですね。 

取材協力:CASTER BIZ recruiting

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