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カワサキワールドに行った。(その2)

前にカワサキワールドの特別展を見に行ったことを書いたが、カワサキワールドは常設展もあり、そちらも見に行った。

川崎重工は造船から始まって鉄道、飛行機やヘリ、バイクと陸海空全ての乗り物を作っている大きな会社だ。

僕はクルマとバイクが大好きなので、バイクのコーナーを特にゆっくりと見て回った。

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今回はバイクのことだけを書いているが、その他のコーナーにも色々なシミュレーターや実物の展示があって、子供から大人まで楽しめる、想像以上に見どころの多い施設だった。

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カワサキと言えば、Z1(&Z2)という人は多いと思う。

展示してあったZ1は通称“火の玉”カラーで、写真の通りピカピカの程度極上モノだった。

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思わず「おっ!」と声を上げてしまったのが、中野真矢選手が横に立つNinja ZX-RRだ。

マシンももちろんだが、“忠ヘル”がとてもカッコよく、今にも動き出してマシンに跨りそうだった。

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そして横にあったのが、コーク・バリントン選手が乗った2ストマシン、KR500だ。

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エンジンはパラツインを2個くっつけたような“スクエア4”と呼ばれるもので、ライバルのスズキは同じタイプのエンジンを積むRG500がバリー・シーンのライディングで活躍したのに対し、このマシンはあまりパッとしなかったようだ。

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2ストは無条件に大好きなので、このマシンも無条件に大好きだ。

進んで行くと、最新の市販250cc、ZX-25Rがあった。

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ジョナサン・レイのレプリカカラーが抜群にカッコよく、本気で欲しいと思ってしまったが、価格を調べて閉口した。

250ccながらマルチ(4気筒エンジン)を搭載していて音が良いし、シフトダウン時にブリッピングをするクイックシフターが付いているとのことで、すごく乗ってみたい。

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想像以上にたくさんのバイクが展示してあってどれも興味深かったが、その中でも気になったのはこのKZ1000Sだ。

バイク好きには有名な“ローレプ”ことローソン・レプリカと呼ばれる市販車達の元となったマシンで、名の通りエディ・ローソンが乗ったものだ。

バイク雑誌「ROAD RIDER」のAMAスーパーバイク特集を読んで以来、KERKERのマフラーが付いたこのマシンのファンだったので、実物を見た時はまるで憧れの有名人に会えたような気分だった。

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上下2段になっている展示台の上側には、“ローレプ“KZ1000Rも展示されていた。こちらもKERKER管が入っていて非常にカッコいい。

上の段にもレアなバイク達が並んでおり、ローレプ以外に「おっ!」と思ったのがマッハだ。

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750ccの2ストという今ではあり得ないバイクだ。

きっとパワーバンドに入った途端から、暴力的な加速を見せるのだろう。

カラーリングも渋いし、めちゃくちゃカッコいい。

技術的な完成度は現代の方が当然上だと思うが、デザイン的な完成度は1970年代でも充分に完成されていると思った。

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そして今回一番嬉しかったのは、あると思っていなかった伊藤ハムカラーのZXR-7だ。

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アーロン・スライトとスコット・ラッセルが操り1993年の鈴鹿8耐に出場したマシンだ。

鈴鹿8耐の歴史の中で、この時がカワサキの初優勝だったというのがビックリだ。

ゼッケン+片目ヘッドライトの通称“耐久アッパーカウル”が最高にカッコいい。

テンションが上がり過ぎたのか、後で写真を見返すとたった3枚しか撮っておらず、しかも2枚はほぼ同じ構図という有り様で、とても後悔している。

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上段には市販車のZXRも置いてあり、この頃には完全に“レプリカに乗りたい熱”で身体がうずうずしまくりだった。

特別展に合わせて行ったこともあって、想像以上にたくさんのレアなバイク達を見ることができて、とても有意義な時間を過ごすことができた。

次の予定があったため、滞在時間は2時間半程だったと思うが、シミュレーションで遊んだりしていると時間がすぐに過ぎて行き、全ての展示を見ることができなかったので、隣にあるポートタワーも含めて(セットで割安な入場券あり)、一日かけて遊びに来てもいいと思える、楽しい施設だった。

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Koshichi Museum by Muuseo
https://muuseo.com/Koshichi-museum

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