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モータースポーツジャパン2022に行った。

先日、東京お台場で開催されたJAF主催のイベント、モータースポーツジャパン2022。

どんな規模なのかは全く知らなかったが、昔行って大満足だった鈴鹿の「Sound of Engine」と同じような“匂い”をなんとなく感じて、行ってみることにした。

お台場での開催は3年振りということで、それなりに力の入ったイベントになるのではと期待して、ガンダムを横目に会場へと向かう。

お台場と言えば、のガンダム
(何ガンダムなのかは知らん)

入った入口が、トムスが開発したEVカートのピット裏だったので、まずはそれらを見て回る。

EVカートが置かれたピット
たくさんのバッテリーが充電してあった
トムスのEVカート

さすがにトムスが開発しただけあって、お遊びのゴーカートではなく、本物のフレームを使ったレーシングカートだった。

レーシングスーツを着た若い人たちが普通に歩いている。きっとプロレーサーなのだろうと思ったが、誰なのか全くわからず、声を掛けられなかった。

マン島を走った電動バイクの展示を見ながら、メインの会場へと向かった。

メイン会場に到着すると、ちょうどレーシングカーのデモランが始まるところだった。

会場をざっと見渡した感じでは、予想していた通り、Sound of Engineと同様に展示車両やゲストなどとの垣根が少なく、距離がとても近そうだった。

無料のイベントだがちょっとマニアックでもあったので、人だかりでうんざりという状態ではなく、十分に走行を観るスペースがあった。

今回の目的として、サポーターズとして応援しているHOPPYのマシンをじっくり観察することと、上手くいけば土屋武士監督やドライバーのサインをもらうことにしていたので、まずは“ホピ輔”ことHOPPY Porscheの走りを観る。

「やっぱりポルシェは音が良いよなー」と思いながら、野中誠太選手が駆るポルシェの走りを観る。

野中選手も最初からけっこう踏んでいて快音を響かせていたが、同じく快音だったのが、関谷さんが主催しているインタープロトシリーズの「kuruma」だ。

kuruma

テレビでインタープロトシリーズを観ていた時から「このマシン、良い音してんなー」とずっと思っていたので、生でサウンドを聴けるとあって、思わずスマホを持つ手に力が入った。

野中選手とHOPPY Porsche
荒選手と野中選手

マシンたちが走り終えた後を見ていると、自走したり台に載せられたりして、デモ走行スペースから各展示スペースへと戻っている。

そしてその時に、特に何のガードもせず、数名のガードマンが「今からクルマが通りますので、少し下がってください」とその場にいる観客に声を掛けるのみだった。

ということは、戻ってくるところで待っていたら、マシンが目の前を通る上に、あわよくばドライバーにサインをもらえるかもしれない。

そう思って、「出待ち」ならぬ「戻り待ち」をすることにして、急いでHOPPYの展示スペースへ向かった。

HOPPY Porscheの展示スペースでは、ちょうどマシンが台に載せられて運ばれてきたところで、向きを変えて展示スペースに置こうとしていたところだった。

ホピ輔の後ろに、スタッフに混じって土屋武士監督とドライバーの野中選手がいた。

マシンが所定の位置に置かれてひと段落ついたところで、思い切ってスタッフの方に声を掛けてみる。「あのー、土屋さんのサインをいただきたいんですけど…」

スタッフに呼ばれた土屋さんは「あ、いいですよ」と快く近づいて来てくれた。

「25PRIDE Supporters」のハンドタオルを出して、ペンを土屋さんに差し出すと「あ、サポーターさんですね。ありがとうございます。」と言って、タオルにサインをしてくれた。

そして「野中選手にもお願いしたいんですけど…」と言うと、土屋さんは「誠太ー!」と野中選手を呼んでくれて、無事にお二人のサインをいただくことができた。

土屋監督(右)と野中選手のサイン

イベント会場に来てまだ1時間経ったか否かというところで、目標を達成してしまった。

声掛けにすごく緊張したこともあって、サインしてもらった後はとてもふわふわした気分だったので、落ち着こうと思って、展示車両を見て回ることにした。

まずは、国さんこと高橋国光さんが操ったマシンたちを見る。

ポルシェ962C
956より短いフロントオーバーハング
1989年はスタンレー・ディケンズとのコンビで、
国さんは最終戦で大逆転チャンピオンを獲得
一般に“ショートテール”と言われる、
ハイダウンフォース仕様のリアウィング
エンジンを前傾させて搭載し、
跳ね上がり角度の確保に努めたディフューザー
反射して分かりにくいが、助手席側に
ボッシュ・モトロニックが見えている
開口部を覗くと…
奥にターボチャージャーが見える
GT-R伝説の元となったハコスカ
外付けラジエターがカッコいい

ポルシェ962Cが大好きで、他のイベントでも見たことはあるが、いつも興奮していてあまり細かく見た記憶が無いので、この際にと思って詳細を撮影してみた。

次に見たのが、富士スピードウェイで実際に使われている、GRスープラのセーフティカーだ。

車両の周りをぐるぐる回って写真を撮っていると、スタッフの人に「乗ってもいいですよ」と言われて、運転席に座らせてもらった。

GRスープラの最上級グレードをベースとしていて、前後のフラッシュやルーフ上のパトライトのスイッチは、運転席と助手席の間の頭上に付いているので、見上げない限り普通のGRスープラと変わりはない。

スポーツカーの運転席に座った経験がほとんど無いので、着座位置の低さと、上下方向の視界の薄さに驚いた。

どんどん展示車両を見ていく。

今年のスーパーフォーミュラでチャンピオンに輝いた、野尻智紀選手のSF19を見る。

昔はフォーミュラカーと言えば、F1が一番カッコいいと思っていたが、最近はタイヤの大きさとホイールベースの長さのバランスが悪いので、スーパーフォーミュラの方が断然カッコいいと思う。

隣には、国さんが1988年の全日本F3000を戦ったマシンが置いてあった。

ローラT88/50 無限MF308

当時はあまりカッコいいと思わなかったが、今見ると、これはこれでカッコいい。

空力パーツがとてもシンプルなのが、最新のマシンを見た後だと逆に新鮮だった。

続く…

Koshichi Museum by Muuseo
https://muuseo.com/Koshichi-museum

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