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79. 立川民藝館/ Centro de Artesania TACHIKAWA

このアイデアは山崎さんが発案してくれたものです。


その名の通り、

立川が運営する民藝品を展示するセンターなのですが、

なぜこの場所が必要なのか、説明していきたいと思います。


約一週間を山崎さんと一緒に行動して、

お互いのことが色々とわかってきました。


とは言っても、山崎さんのことはまだまだ引き出しがありすぎて、

ほんの一部しか引き出せていません。


パラグアイ最終日のことです。


山崎さんと、パラグアイの先住民文化について紹介している博物館に行きました。


Museo Entografico Andress Barberoという場所です。


ここはまさに、「隠れた自然史・民族学博物館」でした。


友人のキョウコ先生夫妻の紹介で、

ここは必ず行った方がいいと、強く勧められていたので、

そこまで言うならと、最終日に向かいました。


結果、とてもよかったです。

僕もパラグアイに来て10年が経ちますが、

キョウコ先生たちに教えてもらうまで、全然知らない場所でした。


パラグアイの先住民はグアラニー族が有名ですが、

それ以外の種族についての紹介についても展示があります。


特に驚いたのが、パラグアイの先住民も、

焼き物の技術を持っていたことです。

狩猟民族なので、そういった技術はないもの思っていましたが、

ここに来ての大きな発見でした。


平日しか会館していないのですが、

パラグアイに来たら一度は訪れる価値のある場所です。



さて、ここでの展示を見ながら、

山崎さんと話した内容が今回のテーマにつながります。



博物館などで展示をすることは、多くの意義を生み出します。


そこで、たとえば「立川民藝館」なるものを、

今オフィスがある農大会館の一室または、

廊下などのスペースに作ったとします。


そこは誰もが無料で拝見することができ、

ものによっては自由に手に取って、体験することもできます。


何を展示するか。


パラグアイの先住民の作品でもいいでしょう。


日本の伝統工芸もいいでしょう。


または、僕が海外旅行に行った先で、

一目惚れしたグッズでもいいでしょう。


僕が良いと思ったものはなんでも展示してオッケーです。



それらは、ミドリのお客さんにも紹介します。


当然、そのままミドリの工房案内をしたり、

ショールームでのお買い物も可能です。



立川民藝館のターゲットはお客さんだけではありません。


自分たちも対象です。


ミドリのスタッフ、職人も自由にそれらを見て観察し、触ることができます。


彼らに取っては、新しい作品作りのアイデアの源にもなるでしょう。


日本や海外の技術を学ぶ機会にもなるでしょう。


大きな学びのきっかけとなります。



「おお、これは素晴らしい!これだ!」と、素直に思いました。



そして、お客さんにもお見せすることでどうなるか。


というか、これもミドリへのメリットでもあるのですが、


信頼へとつながります。


ミドリが成長し、学ぶための展示でもあるため、


「おお、これは素晴らしい!ミドリは企業努力しているなあ!」と、なるわけです。


そう言った、成長と学びを続けているチームは、

応援したくなるだろうし、信頼にも繋がると思います。



早速、実践をしています。


いずみやジョンくんの作品展示を増やしたし、


山崎さんから頂いた奈良県の組子の作品を皆が見える場所に飾りました。


まだまだ眠っているものがあるので、


これから徐々に展示していきます!


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