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アートとコピー初回講義で反省したこと

2022年3月5日(土)。コピーライター養成講座×アートディレクター養成講座「アートとコピー」阿部広太郎クラス 第2期がはじまった。講座で学んだこと、感じたことを自分の中に留めておくために、noteに記録しておくことにしました。

あくまで自分のために書くのですが、もし目にしていただた方の中にひとつでも参考になる部分がったらうれしいです。

そもそもポートフォリオとなんだろう?

この問いからはじめることができるか。ポートフォリオというと、これまでやってきた仕事を並べたものをイメージする。しかし、それでいいのか。相手にきちんと伝わるのか。ポートフォリオとは「自分の広告」。自分の信念や熱意、ものづくりのスタンス。載せる内容を相手や目的に合わせて都度チューニングしていかなければならない。

例えば、今回のポートフォリオ選考に先立ち、阿部さんのことを調べたり、阿部さんの著書を読んだりしたか。実務だったら、クライアントや彼らの商品のことを調べるのは当たり前のこと。今回の選考も同じことではないか。阿部さんについてリサーチし、阿部さんの求めるものを提出しなければならない。

「伝わる」とは「思い出せる」ということ

選考で何十人ものポートフォリオを見終えたとき、どれだけの人のポートフォリオが記憶に残っているか。あとあと思い出そうとしたとき思い出せるか。これはポートフォリオに限らず、広告やあらゆる表現でも同じ。

この話は、阿部さんの著書にも書かれていたので選考用のポートフォリオを作る際にはかなり意識した。自分は社会人として働くかたわら、趣味で週末に漫才をやっている。広告業界でお笑いを好きな人はよくいるが、舞台でお笑いをやっている人はあまりいない。だから、自分は「小林鴻世」という存在を覚えてもらうために、「漫才もやっているコピーライター」というラベリングした。志望動機もM-1の経験を絡めながら綴り、最初の仕事(作品)も広告ではなく漫才の台本を載せた。そうすることで、漫才の人いたなって思い出してもらいたかったから。

勇気のある引き算

広告をはじめとしたあらゆるコミュニケーションにおいて、一度に多くのメッセージをを伝えても、受け手には何も伝わらない。だから、グラフィックでもCMでも基本的に伝えるメッセージはひとつにしぼられる。しかし、いざ自分のこととなると不安になってあれこれ伝えようとしすぎてしまう。きちんと伝わるために、思い出してもらうために、思い切って捨てる。ものすごく怖いけど。だからこそ「勇気のある」引き算なのだ。

目に入るものすべて工夫できる

思い出してもらうために、載せる内容はもちろん、全体の流れやモチーフ、読後感まで考えなければならない。もっと言うと、自分を伝えるためのキャッチコピー、ページのバランス、ページをめくるドキドキ、さらにはフォントや色、図にまで気を配る。表紙から最後のページまで、目に見えるものの中で、気を抜いていい箇所や要素なんてひとつもない。実際にポートフォリオのファイル名にまで工夫を凝らしている方もいた。

自分はここができていなかった。表紙には、つかみにいくために漫才中の写真と「社会人漫才師」の肩書を入れた。ただし、キャッチコピーを入れようなんて思いもせず、P2の志望動機の部分にタイトル的に入れただけだった。最速でつかみきるためは、表紙にこそ言葉が必要だった。なぜわざわざ「ポートフォリオ」とデカデカと書いてしまったのか。

提出したポートフォリオの表紙

また最後のページも無難に仕事の紹介をしただけ。もしここに、講座にどうしても参加したい気持ちや、選考に通った際の覚悟を記すことができたら、読後感まで設計できたことになるし、思い出してもらうためのダメ押しとなったのではないか。

提出したポートフォリオのラストページ

「こういうもんでしょ」ってなった瞬間に輝きは失われる

思えば、自分の中にもポートフォリオって「こういうもんでしょ」という甘えがあった。もちろん、選考を通過するために、思い出してもらうために最低限の工夫はしたと思う。しかし、その最低限の工夫に甘えて表紙にキャッチコピーを載せるなんて思いつきもしなかったし、最後のページも仕事集という枠に囚われてただ仕事を載せただけ。まだまだ工夫が足りなかった。この経験を確実に自分の血肉にしなければならない。

アートとコピー2期生の皆さんへ

みなさんの熱に、自らの熱で応える。
お互いに刺激しあいながら、高めあっていける関係になれたらと思います。

ということを自己紹介でお伝えしたかったのですが、噛みすぎて何言ってるのかわからなかったと思います。すみませんでした、、、。たぶん講座の前に出たライブで、信じられないくらいスベッて心がグシャグシャだったからだと思います、、、。一生懸命がんばりますので、これから皆さんよろしくお願いします。

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