経営者やるなら農業やればいい説
はじめに
農業って経営のエッセンス詰まってるよなとふと思ったので、思ったことをつらつらと述べていきます
1. 間引き
農業の世界では、間引きというものを行います
一見ぎゅうぎゅうに植物を育てると収穫量増えるやんけ!と考えて種をぎゅうぎゅうにまく人がいますが、これは農業初心者あるあるの失敗例です
実際は植物同士が互いの栄養素を奪い合って、いずれ全滅するため、全体の収穫量が減ってしまいます
なので一見非効率かつもったいないように見える間引きという作業を農業では必ず行います
密集している植物を刈る作業です
さて、実際の経営でもこれらの考え方は活きてきそうです
例えば、無計画な事業拡大ですね
あれもやりたいこれもやりたいとあれやこれやと手を出す状態がタネをまきまくっている状態です
実際は間引いてリソースを集中させる方が良いのは、皆さんもお判りの事でしょ
ちなみに経営学の言葉でもこれに当てはまる言葉があり、「選択と集中」といいます
農業は経営のエッセンスが詰まっているといえますね
2. 勝手に育つと思ってない?実は手間がかかる
二つ目は、種をまけば勝手に育つと思っちゃうところです
実際は、植物は手がかかります
例えば、当たり前ですが、水を与えないと植物は枯れます
世話をしないと植物は十分に育ちません
当たり前ですよね
ビジネスの世界でも同じような光景を目にすることがあります
なんかいい感じにやっといてってやつですね
これ、農業でいえば、種をまけば勝手に育つと思っているのと一緒です
こういう適当な指示しかできないのに、今どきの労働者はなんもできないとぼやく経営者は一度農業をやってみるべきだろうと思ったりします
3. 適地適作
また、適地適作という言葉があるように農業にはその地にあった植物を育てる方が効率が良いとされます
雪の降る地で南国のヤシの実を育てるのは誰が見てもアホだと思うでしょう
しかしビジネスの世界ではどうでしょうか?
結構向いていない仕事に人間を従事させ続けているケースをよく見ます
特に大きな日本企業、いわゆるJTCでよく見られるような光景だと思われます
なんでも本人のやる気で済ませる経営者も多いですが、環境を整えるのも経営者の仕事です
ヤシの木を育てる!と決めたのであれば、極寒の地で育てられるように環境を整えるのも経営者の仕事なのです
おわりに
他にもあると思いますが、この辺りでしょうか
農業って普段バカにされがちですが、今ドキの啓蒙本ばっかり読んでる経営者より農家の方が経営センスあるんじゃね?って思ったりする今日この頃
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