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映画感想『リトルショップ・オブ・ホラーズ』

ホラー!、ではなく、コメディ風のミュージカル映画でしたね。

主人公がどんどん闇堕ちしていきますが、最終的には強引にハッピーエンドになる、ホラーらしい要素も特にない映画でした。

貧民街生まれの青年シーモアは、育て主の花屋の主人にこき使われて雇われていました。

同じ花屋に勤めるオードリーには、サディスティックな歯科医の恋人オリンが。

この恋人。かなり強引で女性差別満々ですが、歯科医院で患者をなぶるシーンや麻酔でラリっちゃう場面は、かなり面白かったです。

シーモアは、偶然通りかかった園芸屋で、宇宙光を浴びた花を買います。

この花に、片思いの相手オードリーから取った、オードリー2という名前を付けますが、果たして、これがお芝居の展開を劇的に変えていくのでした……

花屋の前に珍しい植物(オードリー2)がいるだけで、とんとん拍子に花が売れるのも、ちょっと子供騙しですが、それはそれ。ミュージカルのノリで気にしない、気にしない。

シーモア青年が、オードリー2のご飯(人間の血や肉)をあげるために、オードリーの恋人を血祭りにあげたり、その流れで店の主人まで食べられたりといった展開ながらも、強引なハッピーエンドを迎えます(この辺、ミュージカルの力ですかね?)

血に染まった手で、マイホームを手に入れ、憧れのオードリーと結ばれるシーモアですが、家の花壇には倒したはずのオードリー2が(笑)

最後は植物も歌っちゃって、コメディ風のミュージカル映画として、よくできた作品でした。
頭をあまり使わずに、感覚で楽しんじゃう系の作品ですね。

オードリー2の見た目はパッ◯ンフラワー!

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