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#ネトフリの映画感想『第3回、ドント・ルック・アップ〜サイコパスとおバカ大統領が紡ぐ人類滅亡の日〜』

いやあ、お正月前に観てしまいましたねw
今回、ご紹介したいのはブラックコメディーSFの「ドント・ルック・アップ(上を見るな!)」です。

結末のネタバレは防ぎたいのですが、まずは見どころを取り上げていきます。

この映画は、ひょんなことから、宇宙から迫りくる彗星を発見したジェニファー・ローレンス演じる女子大生のケイトが、レオナルド・ディカプリオ演じるミンディ教授とともに、黒人俳優ロブ・モーガン演じるオグソループ博士も加わって、人類に警告を発するんですが、、、その警告はことごとく茶化され、誰も深刻な事態を回避しようとはしないお話です。

ロン・パールマン演じる軍人ドラスクが一度は、彗星の軌道方向をずらす、シャトル打ち上げをするのですが、それをケータイの社長イッシャーウェルがメリル・ストリープ演じる女性大統領に「一攫千金の鉱物資源が取れるから」とそそのかしたから、さあ大変!

ドラスクは命令で、シャトルを帰還させて、事態はどんどんサイアクな方向へまっしぐら!

このケータイ会社のイッシャーウェル、はっきり言ってサイコパスです。
子供にも無慈悲な態度で接して、いざ彗星爆破計画が失敗すると「トイレに行くから」と部屋を出ていく始末。これはしてやったり。最初からその腹づもりだったのですね。

かくいうミンディ教授とケイトたちは、誰も自分たちの言うことを信じてくれない状況に立たされます。そして、起きる暴動。荒れまくりですよ、これは。

この物語は、はっきりと映画「アルマゲドン」とは正反対の、人類団結ならず人類分裂がもたらす地球レベルの災厄が、最悪の結末を迎えるお話でした(結末のネタバレはしない方向で行きましたが、ここだけは、避けようがないんで言っておきます)。

太ったディカプリオ演じるミンディ教授は、ケイト・ブランシェット演じる美人女子アナと不倫までしちゃいますよ。怒った奥さんから向精神薬を投げられる始末で。

まあ、何を言いたいかというと、地球レベルの災厄には大統領の支持率や、サイコパス・ケータイ会社社長の企みなど、色んな悪意が加わるもので。

現実にもありそうで、怖いお話でした。
じっさいに恐竜を絶滅させたのは、メキシコ湾に落ちた隕石が原因だとする説も有力ですし。

それにしても、ディカプリオも48歳ですか、、、。タイタニックに出演していた頃のスリムなボディは、今ではずんぐりむっくりな体型になっています。ファンは付いて来ているのでしょうか?

はい、余計なお世話はともかくとしてw
この映画の魅力をたとえるなら、現実にありそうな最悪の恐怖を、おもしろおかしく描いたところにあるでしょうね。

個人的に、人類滅亡がギャグにならないことを祈っていますが、教訓めいた意味もあるお話でした。

年末に観ると、来年の吉凶がちょっと不安になる作品でもありますw

豪華な俳優陣で、映画としては間違いなく楽しめるので、オススメいたします。

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