見出し画像

【新世界】フィリピンセブ島留学の記録(1/2)


今年の4月から7月の間、フィリピンのセブ島に語学留学にいっていました。
もともと英語を1年半ほど勉強していて、日本での独学に限界を感じ、思い切って3ヶ月の留学を決意しました。
だいぶと時間が空いてしまいましたが、本当に本当に最高だった留学の経験と、そこで得たことを整理したいと思い、Noteの記事にしてみようと思います。
もし今、留学を検討中だったり、過去に留学に行ったことがあったり、現在進行形で留学やワーホリなどに挑戦している人に、何かの気付きや共感を与えられたらとても幸せです。

フィリピンセブ島留学について

なぜ自分が英語の勉強をしているのか、なぜ留学に行くことにしたのか、
なぜ留学先にセブ島を選んだのかなどは過去に記事にしているので、
ぜひ読んでみてください!ここでは説明を割愛します。

↓英語の勉強を始めた理由と経緯

↓留学に関して

何もかもが違いすぎた日本とフィリピン

留学中に感じたこと、学んだことは山程あって、どこから話すべきなのかわからないのですが、まずはフィリピンと日本の生活について、「こんなにも違うのか、、」と本当に驚いたことがたくさんあるので、違いを特に実感したことから書き始めてみようと思います。
何から何まで違いすぎて、何をどこまで話せばいいのかわからないのですが
まずは自分が覚えている限りでとても衝撃的だったことを列挙してみます。

気候:フィリピンに四季はない

フィリピンには四季はありません。
フィリピンは緯度10度に位置する南国なので常夏です。
雨季と乾季の2シーズンですが、雨季と言っても1日中雨が降っているわけではなくて、スコールのように突然土砂降りの雨が降ってすぐに止みます。
海外旅行の経験がない現地の人たちは基本的に雪を見たことがなく、
雪に触ったりスキーをしたりすることが夢だと言っていた先生もいました。僕達にとって当たり前すぎて意識することもなかった季節の変化ですが、
フィリピンには四季がなく、ただ雪を見たり触ったりすることが
その人の夢にまでなるものか、と衝撃を受けたのを覚えています。

乾季の気温は日本の真夏とそこまで変わらないですが、
紫外線の量が日本に比べて約5倍と言われていて、
外に出ると明らかに太陽が日本よりもギラギラしています。
僕は日差しが痛いとさえ感じていました。
セブ島の4月(乾季)は沖縄の7月くらいの暑さでした。
雨季はジメジメしますが気候的には過ごしやすくて、
日本の初夏くらいの気候でした。

言語:フィリピン人は基本的にトリリンガル

英語を身につけるためにセブ島に行ったので、現地の人はかなり英語を話せる方が多がったです。
学校の先生たちだけでなく、レストランやタクシーなどのサービスを利用する際も、英語を使ってコミュニケーションをする練習ができて、ほとんどの人は生活に必要なレベルの英語を話すことができると感じました。
学校で勉強した表現を使ってコミュニケーションしたり、段々とスムーズに会話できる自分に気づいたり、24時間英語を使わざるを得ない環境が僕にとってとても良かったです。
フィリピン人の英語はアメリカ英語ともイギリス英語ともオーストラリア英語とも違っていて、かなり中立な、良く言うとクセがない、悪く言うとネイティブっぽくはない(実際にネイティブじゃない)英語でした。
学校にはネイティブの先生の授業もあって、その先生と比較してフィリピンの先生の英語に対してあーだこーだと言っている友達もいましたが、
そういう人はフィリピン留学にはあまり向いていないと感じました。
ただし、先生によって理解度や流暢さが違うのは事実です。

一番驚いたことは、フィリピン人は基本的にトリリンガルであることです。
フィリピンの公用語はタガログ語という言語なのですが、フィリピンの地理的特性上(フィリピンは小さい島の塊である列島国で、島の数は約7000)、
住む島や地域によって独自の言葉を持っていて、
基本的にみんな公用語であるタガログ語と英語+現地の言葉を話せるという、英語勉強中の自分からすると超ハイスペの人たちでした。

生活インフラ:日本のインフラはもはや完成済で超未来、でもすぐに現地の基準に慣れる

僕がセブ島留学で唯一懸念していたのは生活インフラです。
途上国に行くのも初めてでしたし、ネットで調べていた限りではインフラの質は高くないという意見が多かったからです。
総じて言うと、5点くらいです。(日本のインフラが100点 とすると)
ですが、人間は環境に順応できる生き物だと感心しました。
というのも、1ヶ月もすればその環境にすっかり慣れてしまうからです。

電気:住んでいる場所によりますが、月に何回かは停電するのが当たり前です。僕は3ヶ月間で5,6回経験したような気がします。一回停電すると1日や半日回復しないこともあって、電気の偉大さを痛いほど再認識させられました。びっくりしたのは、電柱がほとんど意味をなしてないのでは?と思うくらい電線が歩道や車道にはみ出していたり、家にピッタリくっついてたりしたことです。(それが原因で火事も頻発しているらしい、、)電気代も日本と比べると高いです。

水道:海外では当たり前ですが水道水は飲めません。シャワーの水圧は弱いです。(場所にもよります)僕は一度もお腹を下したりしなかったですが、歯磨きやシャワー、野菜やフルーツを水道水で洗っただけで、お腹を壊している友達は何人かいました。温かい水はどこに行っても使えたような記憶です。これは有名ですが、トイレットペーパーはトイレに流せません。ゴミ箱のようなところに捨てるのが一般的です。(大体の人はすぐに慣れます)

インターネット:意外にも携帯の電波は思ったよりも悪くなかったです。SIMカードも高くないので、ネット環境で苦労した記憶はありません。

道路:道路は基本的に凸凹で乗物慣れしている人でも車酔いします。気を抜いて携帯を車内で数十秒見ているだけで、気持ち悪くなったりなんかもざらにありました。それと現地の人はポイ捨てやゴミの放置が常習化しているため、スコールのように突然の大雨が降ると排水口がゴミで塞がれ、洪水を起こしたり下水道が逆流したりしてひどい匂いがすることもありました。

公共交通機関:セブ島には電車はありませんでした。主な移動手段はタクシー、バス、ジプニー(屋根のないバス)の3つです。タクシーは日本と比べると格安で、バスやジプニーに関しては15ペソ(40円くらい)である程度のところまではいけます。最大の違いは、バスやジプニーはどこでも留まる事ができるため、バス停などは基本なく、路線だけが決まっているということです。そして路線にもよりますが、24時間走っているジプニーもあります。日本の感覚からするとバスが24時間走ってるって、考えられないですよね。

人:楽天的で適当、そしてとても正直

フィリピンで出会った人は総じて、とても優しかった印象があります。
あとは色んな場面で日本が愛されているとすごく感じました。
もちろん一概にすべての人の性格を言うことはできませんが、
自分が感じた傾向では、フィリピンの人たちはとても楽天的でした。
授業の中には社会問題や自分の経験などについて英語で話す機会がたくさんあるのですが、先生たちはとてもポジティブで、日本人はとてもネガティブだと言っていました。自分もそう感じました。
深く考えることは大切ですが、時には気楽に構えることも大切です。
そういう面では、彼らは僕達より楽観的であった気がします。
何かや誰かを信じることが多かったり、
「それは神が決めることだ」みたいに他責?や自分の範囲外だと考えたり、
基本的には何とかなるというようなマインドを感じることが多かったです。

そういう一面もあり、いい意味で適当でした。
レジ打ちや勤務態度、時間間隔なんかも割と適当で、日本人は何事に対してもシリアスになりすぎているのかもな、と感じることもありました。
もちろん、もっとちゃんとしてよ!と思うこともありました。笑

そしてフィリピンの人はとても正直で、オープンマインドな人だと感じました。嫌なことは嫌だし、良いことは良い、自分のためになることはしたいし、そうじゃないことはしたくない、など、すごくストレートな性格な人が多いと感じました。
これはオンライン英会話でも感じていましたが、
相手の気持がわかりやすいし、遠回りな表現を使って伝えたりしなくていいし、理解し合うのに時間がかからないし、
私達にないすごく良い一面だと思いました。
嘘を付くのも下手くそなので、相手が喜んでいるのか、悲しんでいるのか、怒っているのか、感情がすごく伝わりやすくて、今思い返すと意思疎通がしやすかった気がしています。

食事:油と砂糖大好き

フィリピンの食事は、個人的には好みの味が多かったです。
特にSisigというローカルの食べ物が大好きで、今すごく恋しいです。笑
ただし、フィリピンの食べ物、とくにジュースやスイーツはとんでもなく甘いです。フィリピンというとフルーツのイメージが強かったですが、果汁100%のジュースやスムージーを見つけるのは不可能に近く、大体の飲み物に砂糖が大量に入っています。脂っこい料理も多く、学校のご飯以外では野菜を食べる機会もあまりなかったので、健康的とは言えないです。
フィリピンでは、特に女性の方がかなり肥満度が高いような印象でした。
半年や長期などの留学をされる方は、体型が変わってしまうリスクも結構ありそうだなと思いました。
ちなみに僕の友達は3ヶ月で10キロ増えたと嘆いてました。笑
恐ろしすぎる。。。

経済的な状況:お給料は5万円くらい

フィリピンは発展途上国で経済的な状況は日本と比べるとかなり悪いです。
とは言っても日本の経済成長率を考えると、未来はあるのはフィリピンのような気もしますが、やっぱり先進国と比べると大きな差がありました。
フィリピンのほとんどの人は、街では日本の車やバイクをよく見かけるし、街には日本食レストランもあるので、日本の経済状況はとても良くて、羨ましいと感じているようでした。
先生たちと話していると、昔の日本のイメージで話している方が多いような印象でしたが、それでもフィリピンと比べると全く違う世界なんだなと、自分がとても恵まれていたことを痛感しました。
実際にフィリピンで働いている日本人の方とも知り合う機会がありましたが、話を聞いてみると、日本では一般的な給料の2,30万円ほどの給料をもらって、フィリピンで仕事をすることができれば、お金持ちのような生活ができると言っていました。タクシー移動、毎日外食、タワマン暮らしをしても、貯金ができるほどだと聞いて驚きでした。
ちなみにセブの不動産は今かなり注目されているらしく、今不動産を買うと5年後には少なくとも3倍になると言われているようです。。ほしい。。。

本当のカルチャーショック

僕は韓国と台湾、アメリカに旅行に行ったことがあります。
長くても2週間程度の旅行だったので、3ヶ月も外国に住むこと自体が僕にとっては新しいことでした。
事前に調べたり、話を聞いたりして情報収集はしていましたが、
やはり実際に体験することは全く別物でした。
すべてが新鮮で、すべてが斬新で、何をするのもワクワクしていました。
買い物するのも、タクシーやバスに乗って目的地に行くのも、観光で別の島に行くのも、
英語を使って授業を受けたり、生活したり、友だちを作るのも、
すべてが新鮮で自分にとっては刺激的だと感じました。
違う言葉を話し、皮膚の色や顔の作り、体型も違う人達に囲まれながら、
お互いの生い立ちや文化、宗教、社会問題など色々なことについて語ったり、ふざけて笑ったり、悲しくなったり、怒ったりしました。
生活も違う、宗教も違う、性格も違う、見た目も違う、
何もかも違う人達に囲まれて暮らしてみて初めて、彼らを少し理解できたような気がしました。
アメリカに2週間行ったときでさえ、こんなにも違うのかと驚いていたのに、3ヶ月暮らしてみて(しかも途上国で)初めて分かること、感じることは本当に本当にたくさんありました。
旅行は素晴らしいし、大好きな趣味だけど、
もう少し中長期的に滞在することでより文化を理解する事ができると学びました。

まだまだ書きたいことがたくさん

書き始めてみたら止まらなくなってました。笑
長くなってしまったので、留学生活や英語のことに関しては次の記事で触れようと思います!

最後に一つだけ言いたいのは、
留学とか海外移住を考えている人には本当に行くことをおすすめします。
語学を習得することに価値があるのはもちろんだけど、
異国でしか感じられないこととか、学べることって絶対あると僕は思っています。
たった3ヶ月の留学でこれだけ多くの発見と刺激があって、
絶対にこの3ヶ月一生忘れないだろうな〜と思えるような日々を過ごせました。海外に行くことはお金もかかるし、怖いこともたくさんあると思いますが、絶対に後悔だけが残るなんてことはないと断言できます。

僕は留学がこんなにも素晴らしいものなのかと、衝撃を受けすぎて、
留学支援の会社や、留学に関するビジネスを始めてみたいと本気で今考えています。笑
それくらい僕的には人生が変わった出来事だったので、本気でおすすめできます。
この記事を読んで少しでもそういったことに前向きになってくれる方がいたら、これ以上ないほど幸せです。

長い文章を読んでいただきありがとうございました。
いいねとフォローお願いします!!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?