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似ているようで全く別物!?ライターとコピーライターの違い

こんにちは。名古屋のコピーライターkosaku(@kosaku)です。

 めっちゃめちゃnoteをサボっている風に見えたかもしれませんが、その間なんと!note proを活用したメディアプロデュースの依頼が舞い込んできました。noteをポチポチ書き始めた矢先でしたので何というか。。。タイミングってあるんですね。これはまたカタチになってきたら改めてこちらでもご紹介したいと思います。

 そんなこんなで最近はライターの方とお話する機会も増えてきました。そこでしみじみ感じるのが、ライターとコピーライターでは文章に対する考え方が全く違うなぁということ。ライターとコピーライター。字面で見ればたった3文字の差ですが、そこには一体どんな違いがあるのでしょうか?「ライターとコピーライターの違い」でGoogle検索すれば様々な記事がヒットしますが、ここではあえてコピーライターの主観たっぷりにその違いをまとめてみようと思います。

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■出版業界で活躍するライター 広告業界で働くコピーライター
 ライターとコピーライターは「文章を書く」という意味では同じカテゴリーの職種です。ただ活動領域に大きな違いがあり、ライターは主に出版業界、コピーライターは広告業界に属しています。フリーランスとして活躍されている方が多いのはライターでしょうか?「○○に強いライター」「○○ライター」といったように専門性をアピールする方が多いのもライターのように感じます。一方でコピーライターは、広告代理店や制作会社、印刷会社などに所属しているケースが多いです(もちろんフリーランスの方もいらっしゃいます)。コピーライターでも発信力のある方は、個人でライター的な仕事をすることもあります。

■読ませる長文が得意なライター 伝わる短文が得意なコピーライター 
 ライターは「読ませる文章」を書くのが仕事です。読者がお金を払って読む文章、能動的に時間を割いて読む文章を書くので、文章量は必然的に多くなります。
 対してコピーライターが書く広告の文章は基本「読んでもらえない想定」で書かれています。だから文章は、なるべく短く端的に。その究極が「キャッチコピー」と呼ばれる凝縮された一行です。コピーライターが書く文章は新聞15段広告のボディコピーでも800文字程度。せいぜい原稿用紙2枚分が私たちの土俵なのです。このようにコピーライターとライターは、ランナーに例えるなら「短距離走」と「長距離走」ぐらいの差があると言っていいかもしれません。
 そしてnoteでこんなことを書くのもアレですが、コピーライターは私も含め基本的に長い文章を書くのが苦手な人が多いような気がします。ちなみにこの文章も「めんどくせ〜」と呻きながら書いています。


■文章に個性を込めるライター 文章から個性を消すコピーライター
 記名記事で文章を書くライターは「自分が商品」。ですから、その人ならではの視点で書かれた個性的な文章が求められます。
 コピーライターが書く文章は「宣伝文句」。企業の想いを代筆するのが役割ですので、そこに書き手の個性は一切必要ありません。「自分ならではのオリジナリティのあるコピーが書きたい」と言う人がたまにいますが、広告の文章からコピーライターの顔が浮かんでしまったら、その時点で失敗だと自分は思っています。


■「ことば」に大胆なライター 「ことば」に慎重なコピーライター
 ライターが書く長文に求められるのは、長くても読みやすい文章。読者がリズム良く読める、歯切れのいい文章です。ライターが書くいい文章は、そのライターがノって書いている様子が想像できます。また、SNSによる記事の拡散を狙って、あえてインパクトのあるタイトルや見出しをつけることも。読んでもらうために、ある程度手段を選ばない側面もライターにはあると思います。
 コピーライターは企業の代筆をしている身ですので、言葉選びには非常に慎重です。確実でないことは断言しませんし、出所が怪しい情報はソースにしません。特に「嘘」は絶対に御法度。最近は広告に対する世間の目が厳しいので、いろんな人の顔色を伺いながら文章を書くのがコピーライターの仕事と言えるでしょう。


■社交的で明るいライター 真面目で陰なコピーライター

 ここまで読んだ方には伝わっていると思いますが、コピーライターはとても地味で胃が痛くなるような仕事です。華やかな仕事ばかりしているように見える人も、裏では皆お客様のための文章を頭を抱えながら考えています。自分の周りのコピーライターも、根っから真面目な人が多いです。
 そんな陰気なコピーライターから見ると、様々な媒体で活躍するライターは完全にまばゆい陽の存在です。フリーランスライターの方は社交的でないと仕事にならないと想像できますので、自然とそういう人が多くなるのでしょうか?ライターの人と話すたびに、自分では絶対に出来ない仕事だなといつも感じてしまいます。


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コピーライターの主観で書いた
「コピーライターとライターの違い」はいかがでしたでしょうか?
コピーライターやライターにも色々な人がいますので、あまり深く捉えず気軽に読んでいただけたら幸いです。ではではまた!



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