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縦読みマンガアプリ”ジャンプtoon”について②

前回に続いて”ジャンプtoon”のお話。

先日マンガアプリ”ジャンプtoon”が
リリースされました。

今回は、掲載されている作品に触れてみます。

『ああ生きているって素晴らしい』

もちろん流行りに乗らないといけないのも
プロとして必要です。
「また、異世界からモンスター来ちゃったよ…」
というのが、初めの印象でした。
「また、学校でイジめられてる…」
というのも、相まって
「正直、読むのが苦しいかな」
と感じました。

近年、縦読みマンガの流行りとして

1.異世界もの
=俺だけレベルアップの件
 神血の救世主~以下略~

2.韓国発webtoon
=喧嘩独学
 入学傭兵

などがあります。
1は異世界から現実世界に
モンスターがやってきて大変!
みたいな感じです。
もはや1ジャンルとして確立されていて
このタイプは
雨後の竹の子のごとく乱造されています。

2の韓国webtoon作品は、
HITしている作品は
ことごとく主人公か関係者が
不遇の目にあう所から始まります。

1.2辺りの流行りを
そのまま取り入れたんだろうな…
と思い、読んでて苦しかったです。


ここまで批判ばかり書きましたが
実は、読むのをやめていません。

というのも、その1.2辺りの要素を乗り越えた
ところから面白くなります。

その理由は、作品を”特殊能力で俺強いだろ”
物語にしなかったのです。

向かってっくるゴブリンを棒で殴る。
遠方にいる敵をアーチェリーで攻撃する。

急に”さいとうたかを サバイバル”
みたいになっていきます。

読者としては
「主人公たちは、圧倒的にビハインドの状況下で
どうやって生き抜くのか?」
という興味が出てきました。

これが、webtoonのテンプレ展開なら
主人公に、実は凄い能力が眠っていて
急に辺りを焼き尽くす魔法を使って
「お前ホントは強いんじゃねーのかよ」
と、敵がバタバタと退散していく。
助けたヒロインが「きゃー素敵!」なんて
展開なら、そっとアプリを閉じておしまい
だったでしょう。

ジャンプtoonというアプリから
ジャンプと並ぶ、あるいは越える
作品が出てくることを楽しみにしています。

もう少し、作品をレビューするつもりだったの
ですが、また後日!

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