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全員が年収800万円稼げる会社にしたい 2024.09.2週目週報

私はベアーズナビを通じて従業員の幸福度を高めたいと思っています。過去の週報で家族を大切にするべき、と書いたこともありますが、まずは近い人間関係にある社員の幸福度を高めることを目指し、そのために事業を通じて世の中へ貢献したいと思っています。幸福度の高めるには様々な要素があると思いますが、社員の経済的環境を充実させていくことは、まずは会社として一番わかりやすく目指せる貢献であるように思います。

ただ、単に年収が上がれば幸福度が上がるという前提で、盛んに年収を上げようと打ち出しすぎるのも、お金を最重要視した狭い価値観であるように思われます。それだと欲に捉われた拝金主義へ従業員を誘うような気がして、あまり気乗りしません。むしろお金があまりなかったとしても、健康的で不自由を感じない、心が豊かな生き方をしている人の方が、幸せなのかもしれません。また、年収が高くてもストレスがかかり過ぎていると当然幸福度は上がらないと思います。

年収の増加と幸福度の相関についてはいくつか研究があるようですが、ある研究によると800万円までは右肩上がりで幸福度があがるが、それ以上は年収が上がってもそこまで幸福度は上がらないという説があるようです。

お金を重要視しない価値観もあると思いますし、またそこまで必要としないライフスタイルもあると思いますが、800万円というラインにおいては、一旦はそこを目指すことで、ある程度までは幸福度を高めることができるのではないでしょうか。会社としてはまずは全員の年収を800万円まで持っていくということを、一つの基準として目指してみたいです。

リモートワークでも子育てをしながらでも、キャリアを築いていくことはできると思います。また成果を出していくこともできると思います。たしかに一定量、最低限そこにかける時間を確保することは必要です。また、リーダーの立場となる人は特に、人並み以上に働こうとする意識は必要かもしれません。返事が遅い人、業務量が少ない人がリーダーになると、その人の返事・判断がない間は業務が進まないので、仕事のスピードが遅くなりますよね。

しかし、仕事量を増やすこと以外にも成果を上げていくという方法はあります。それは「考える」ということです。直接的に業務に関わる時間は少なくても、どうすればもっと生産性が向上するか、どうすればその事業部はもっと成長していけるか、どうすればもっとベアーズナビは良くなっていくか、ベアーズナビの課題は何か、を考える。考えていれば、それが行動に現れてきます。そして更にそれを発信していけば、周りに影響を及ぼし、その影響力は価値となっていきます。

考えるタイミングはできれば業務から離れた時間であってほしいです。業務時間である日中にじっくり考えるというのは、業務委託など成果報酬で仕事を請け負っている場合はそれでも良いと思いますが、雇用というあくまで勤務時間が定められている形態においては、相応しくないような気がします。具体的に調べたりするのは業務時間でも良いと思いますが、ふとしたアイデアなどは、むしろ一旦仕事を離れたタイミングなどの方が浮かんできたりします。

業務から離れた時間にも仕事のことを考えさせるような、仕事漬けの環境にしたいわけではありません。むしろリモートワークや業務時間に空白が出来てしまうような働き方の場合でも、キャリアを築いていく・年収をあげていくためにはどうすれば良いかを見出したいというのが、あくまで出発点となっています。業務時間を増やしたくもないが、一方で仕事のこともあまり考えたくない、という考え方では、何も犠牲にせずに全てを手に入れようとする姿勢であるようで、それだと少なくとも年収をあげていくということは難しくなってしまうように感じます。それも一つの価値観としてはありなのだと思いますが、私個人としては800万円までは全員目指してみましょう、という価値観を提唱したいです。

寝る前の10分、お風呂に浸かる時間、ふと休憩するタイミングなど、考えるのはちょっとしたタイミングでいいと思います。日々考えている人とそうでない人では、意見を求められた時に出てくる答えや、いざという時の判断力が全然変わってきます。10分の積み重ねを習慣化しましょう!

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