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B2Bサービスのランディングページ(LP)を作る際に押さえておく8つのポイント

みなさんこんにちは、欧州と日本のスタートアップに投資&現場支援するベンチャーキャピタル「NEXTBLUE」でパートナーを務めている郡です。

SaaS系スタートアップ、AI系スタートアップ、受託系スタートアップを投資先(※1)であったりアクセラレーションプログラム(※2)支援先を含め、数百社のB2Bサービス(SaaS、あるいはインテグレーション、受託)を支援してきました。

B2Bサービスでは、サービス内容がある程度固まったら、まずやるべきことは営業資料を作ること、そして次にランディングページ(以下、LP)を作ることです。今回はランディングページを作る際のポイントについて書いていきます。

前提ですが、ランディングページは営業資料とほぼほぼ同じ内容に揃えるべきです。WEBと資料は別にするべき、みたいなイメージを持たれている方もいらっしゃるかもしれませんが、掲載する媒体に依らず、メッセージを揃えて、繰り返し相手に伝えていくことが重要です。

では本編です。


1.ファーストビュー

ランディングページはファーストビューが命です。なぜなら、ほとんどの人は1ページすら全ては読まないからです。初見で言いたいことを言い切る。フワッとしたヘッドラインをつけるのではなく、ダイレクトな言い回しであなたのサービスを表現する。「うまい、やすい、はやい(©️吉野家)」をファーストビューで訴求する。数値訴求(No.1、1000社が使っています、50%削減、など。)

また、ファーストビューに「資料請求」「問い合わせ」「無料トライアル」などのボタン(CTA=コール・トゥ・アクション)をできるだけ目立つように設置しましょう。

例)Money Forwardクラウド

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例)SmartHR

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例)会計freee

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例)makibisi

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2.課題

相手に自分ごとにしてもらうために、お客様の課題を捉えていることを説明する。「そうそう、ウチもそれ困ってたんです!」と言わせたら勝ち!

例)makibisi

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例)CloudSign

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3.ソリューション

顧客の課題を解決できるソリューションであることを説明する。何が出来るのかを簡潔に表現する(スタートアップ、なぜか意外と忘れがちなのでちゃんと説明しましょう。)

例)モチベーションクラウド

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例)MiiTel

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例)KAMINASHI

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4.見込める効果

売上アップまたはコストダウンなのでその部分を数字で明確に表現する

例)ベルフェイス:サービス導入効果を様々な言い方で言い換え

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例)makibisi:リード獲得数、CPA、付帯サービスを記載

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例)Money Forwardクラウド:コスト削減効果をグラフで表現

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5.実績(ロゴ)

企業ロゴを並べる。お客様の声があればそれをいれても良い

実績ロゴ掲載例)Yappli

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6.価格(場合により掲載)

完全セルフサーブ型でオンライン完結で購入が完了する場合であったり、価格に圧倒的な優位性がある場合は価格を記載するが、見積もりベースであったり、高額なサービスである場合には基本的に掲載しなくてOK

掲載例)SocialDog

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7.CTA(コール・トゥ・アクション)

資料請求(資料ダウンロード)・お問い合わせ・デモ希望を設定する。

例)Yappli:資料ダウンロード、資料請求(floatで固定)

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例)SPEEDA:無料で試してみるをメインに、資料請求+資料ダウンロード

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8.会社概要、会社概要へのリンク

サービス以外で相手に良い印象が残せるものがあれば記載する。サービスの契約を考えた時、どんな会社かは気になるところではあるので、LPから会社ホームページ、または簡単な会社ページを作成し、記載しておいた方がいいだろう。

現場支援型ベンチャーキャピタルNEXTBLUEについて

現場でゼロイチの問題を解決しながら一緒に事業を創る、がモットーのベンチャーキャピタルです。投資するだけでなく、起業家が持つ課題を解決する、時によっては先回りして解決していきます。
ファンドの投資領域は、Future of Work(未来の働き方)、Future of Health(未来の健康)、Future of Lifestyle(未来のライフスタイル)。日本ではシードステージ、ヨーロッパでは日本市場参入を視野に入れるため、PMF(プロダクトマーケットフィット)完了後のプレシリーズ A ステージのスタートアップが対象です。
ぜひ起業家の方、出資面談のお問い合わせをお待ちしております。


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