与えるだけでは、人は成長しない。人を育てる立場の人へ
先日、与えることこそ大人だ。という記事を書いたが、
そのアンサーソング的な話である。
前回記事は、こちら↓
今回は教育論的な話である。
教育といっても、子供だけでなく、上司と部下の関係でもそうだ。
特定の職業に限らず、人はどんな時でも、教える側と教えられる側になる可能性がある。
自分が教える立場になった時に、持っておきたいマインドの話である。
結論から申し上げると、
「考えさせる余地を残す」というのを、親や上司や先輩は忘れないでほしい。
子供や後輩はできない事が多い。
そして、周りの人間はついつい手を貸してしまうし、自分でやった方が早いから任せなくなってしまう。
マニュアルがあれば、それ通りにやれ、と言って放置です。
しかしそれでは人は育たない。
自分で考えることを放棄した人間は、生き残れない。
他人に判断を一任させ、ただ言われたことをやる人間として育つと、指示する人間が居なくなった時、彼らは動けなくなる。
そんな人間が会社にたくさん居たら、その会社は立ち行かなくなるでしょう。
また、親は大抵、子供より先に死にます。その後の子供はどうなると思いますか?自分で考える力をつけさせるのは、1番身近な大人である親の役目ではないかと私は思います。
自分の親戚を見ていても思います。
何かとモノを与えたり、自分でやらせずに親世代が先にやってくれます。
(まぁ、こちらとしては楽できてありがたいのですが)
誰かに頼ることはいけない事ではない。
頼りすぎるのはいかがなものか。自分でやらなくてもどうにかなる状況はいかがなものか。
と言いたいのです。
先を行く者は、若輩者に答えを与えすぎないこと。
自分で(自分なりの)答えを見つける能力。
これがこれからの世の中を生きる人には、大事なのかも知れません。
自分で選んだ選択肢なら、たとえ上手くいかなくても、自分が選んだことだから…と自己責任と諦めがつきますから。
少しズレた話になりますが、
学校というのは、宿題や課題など、やるべきことを先生が与えてくれていたから、毎日やるべきことが決まっていて、それをやっていれば時間が過ぎていました。(あまつさえ、評価まで付きました)
社会人になって、休日に何をしたらいいかわからない症候群の人は、誰かに何かを与えてもらいたいと、待っている状態なのです。
しかし世の中は、与えてくれません。評価もしてくれません。褒めてもくれません。それでも日々は続きます、続けなければなりません。
だから自分で決めて、自分で褒めるのです。
自分の時間を無駄に使うのも、充実したものにするのも、自分次第です。
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