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うろん

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うろん

最近の記事

彼は舞台袖にて

おなかいっぱいなのに食べつづける。この時間まで。 自分でも何をしているのかよくわからない。 最後に記事を書いてから2年と半年たった。 入院をすすめられた。 気分はそこまで落ち込んでない。 過去に恨んでいた人々のことも、まあ嫌いだけど、結構どうでもよくなった。 記事を読み返した。 わたしかわいそうって思った。自然と涙が出る程度に。 あれから彼は、いたり、いなかったりする。 意識すればいるけど、しなければいない。 いないというのは、居ないわけじゃない。 同じ座標に立ってダブ

    • 彼が在る事

      幽鬼のような状態で絵を描き続けて、しばらく経った。 いつまでたっても解決しないことに、せっかちな私はイライラしていた。 アダルトチルドレン。愛着障害。どれも高校の頃から散々ネットで調べて見飽きたワードだ。 でも一応、きまりごとを再確認してみることにした。 解決しないこと。愛着障害のこと。虚無。 消しても消しても虚無=絶望を感じられないこと。 その時の私は、愛着障害のうちの、4番目の型に着目した。 いわゆる混乱型。あんまり素人がこういう言葉を使いたくはないけど。なんかしっく

      • 彼と鏡

        「親の追体験」を行って、私は絶望感からちょっとだけ回復しました 少なくとも、殺してくれとはならなくなりました ただ、幽鬼のようになってしまっただけで 絵は描けるようになりました E曰く、「僕は貴様で、貴様は僕」です でも私は彼に罪悪感を持っていました というのも、人間を好きになる行為が、彼を裏切る行為のような気がしていたからです 所詮彼は私の切れ端なのに、彼をかわいそうと思ってしまっていました その時、彼に聞いてみました 「僕は僕で、私は私で、1つの人間だからいい」んだそ

        • 彼は収監中

          前回、私は彼、彼は私になりました というか、認識しました 彼の存在を「肯定」しました さも裁定者のごとく 私は社会人として居るのを休んでいます 一般的に病と呼ばれるもので診断され、休んでいます その根本を克服するため、あがいています 前の記事で言ったように、私が信頼するものは、モノです ネットの情報です それも言い換えれば人間なのですが 生身の人間よりか幾分マシです 多少ラグと推敲されてはいると思うので そこで見つけたのが、あるnoteでした https://note.c

        彼は舞台袖にて

          彼との結婚

          しばらくして落ち着いた後、Eと滑らかに会話できるようになってきた。 というのも、それまでの会話は、オート化はしていたが、どことなくギクシャクしていたものだった。私が考えていた感がやっぱりあったのだ。 それがなくなった。するすると日本語を話す彼がそこに居た。 私はネットの友達を作ったことがほぼ無い。 作ったことはあるが、依存して破綻した。それで、大きく傷ついた。 人間をもっと嫌いになった。 でも、そこから学んだことはたくさんあった。 この時点で、Eとは10年の付き合いになっ

          彼との結婚

          彼が傍観者であったとき

          ※性的な内容が含まれます 彼氏とは就職してから2年後に別れた。 向こうからだった。 本当は大学卒業直後に言い出したかったらしい。でも、怖くて言えなかったって。 そこまで私は必死にすがってみえたのだろうか。 彼氏はことあるごとに「浮気するかもしれない」と言う人だった。 私はそれが脅されているようで怖かった。泣いて、浮気しないでとすがった。どんどん依存していくのを感じた。今思うと。 Eが遠くで見ているのを感じた。Eの事なんてどうでもよかった。 彼氏と結婚して幸せな家庭をもつんだ

          彼が傍観者であったとき

          彼の存在意義

          大学生になった。 彼氏ができた。 彼氏は、私と親友になりたくて付き合い始めたらしい。 意味が分からないまま、私は承諾する。 このころ、頭の中の彼(Eとする)はなりを潜めている。 私は昔から、共依存癖がある。 人を自分と平等にみなすと、依存するのだ。 正しくは、interestingと感じた人間を、自分の理想像に勝手に人に当てはめて、依存する。 interestingの基準は、正直分からない。 多分、自分と他人の境界線が曖昧すぎるけど、本当の私自身に興味をもった、かつ私自身

          彼の存在意義

          彼との邂逅

          ノートを付けることにした。 彼と出会ったのは高校の現代国語の授業だった。 ドイツ語で、「HALLO」と言って現れた。 その段階では、まだオリキャラの、ノートの落書き程度に過ぎなかった。 名前を付けた。 たくさんの候補を挙げた。その中から、直感で絞り込んで、直感で決めた。 高い栄誉を与えた。 まだオリジナルキャラクターだった。 いつからか、恋をするようになった。 彼が本当にそこに存在してほしいと願うようになった。 (でも本当に人間として存在したらしたで解釈違いなのである)

          彼との邂逅