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成果の振り返りと改善に必要な『(ちょーーー重要)視点』についてお話しします。

地方自治体の債権管理について,『明日からできる債権回収』をテーマに,過去の研修原稿をもとにして記事を書いています。
※ヘッダー画像は記事内容とは関係ありません。みんなのフォトギャラリーからお気に入りのものを使わせていただいてます。

どうもこんにちは,まっつんです。


今回は,「徴収率向上に向けて」と題して,なかなか『徴収率UP』という成果につながらなくてモヤモヤしている方々のために,これまでの振り返りのために重要となる視点についてお話ししたいと思います。


滞納整理業務というのは,やればやるほど実績が数字(金額)として表れるので,非常に『やりがいのある』業務と言えます。
一方で,しっかりとした基盤(土台)がないと,一向に成果につながらないという面もあります。

成果が出なければ,これからの取り組みなどについての見直しや改善のために,これまでの振り返りをすると思います。

いわゆるPDCAサイクルでいうところの「C(Check)」にあたる部分ですね。

この際に,これから言います一点だけ意識していただくと,かなりの確率で改善が期待できます。

それは,

『やらない理由』を作らない

ということです。

おそらく,これまでの取り組みについて,『計画』自体は非常に素晴らしいものがあったと思います。
(計画性がなく,漫然とやっているのであれば,論外になりますが……)
その計画通りに進めることができていれば,間違いなく成果が出ていたことでしょう。

この振り返りにあたって重要なことは,

『なぜ,できなかったのか?』
(↑ココではあえて『できなかったのか』とします)

を徹底追求することです。

私自身,後ろを振り返ることはあまり好きではないのですが,この場合は次へのステップアップのために重要なことなので,しっかり原因究明する必要があります。

方法として,一番手っ取り早いのは,達成できなかった項目を書き出し,その原因(理由)を箇条書きで書き出していってください。
そうすることで,頭の中だけでイメージとして考えていたことが,具体弟にビジュアル化されるので,未達成となった理由をより明確に認識することができます。

未達成の理由の多くは,①時間的な要因と②人的な要因の2通りに分けることができると思います。

時間的な要因については,そもそも『時間は作り出すもの』であるから,業務に費やす労力の配分を調整することで解決されます(残業をするとかいう意味ではありませんよ)。

問題となるのは,『人的な要因』の解決です。

人的な要因として書き出した内容を見返すと,どんな内容になっているでしょうか?
おそらく,『自分以外の誰か(何か)』に対して原因を求めていませんか?

どうしてこのようなところに原因を求めてしまうのかというと,なんらかの理由で「やむをえずできなかった」という結論につなげたいという無意識が働いているからなのです。
さらに,『人的な要因』の中に,なぜか自分自身が含まれていないことが多く見られます。
自分自身はどうだったのかを振り返ると,いろんな理由はあると思いますが,結論としては,

『やらない』という選択をした

ということになります。

ちょっと厳しい話になりますが,『できる』か『できない』かの視点でアプローチすると,どうしても甘えのようなものが入ってきてしまいます。

そこで視点を変えて,

『やる』 か 『やらない』 

かというアプローチをしていただきたいのです。

そして,次の計画(次クール)においてしっかりと成果を出せるように,勇気を持って新たな一歩を踏み出してください。


それでは,今日はここまでにしたいと思います。
次回の記事も楽しみにしていてください。


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[引用研修]
令和元年11月29日 須崎県税事務所管内地方税研究会 徴収事務研修会
『徴収事務について』~徴収率UPのための滞納整理の実務~

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